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陽太とノーアップおじさん

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陽太と朝練でOz。ノーアップおじさんと共に。

この男、アップなんていらねーぜからはじまり…
ユースに対し実に教育に良くない発言を繰り返しておりました。

それに私もひたすら乗っかり…
刺激的な朝練になったと思います。

滅茶苦茶なこの男、
型が合えばv9あたりflashしてきます。
(真白き道v9 flash)


(写真はボコボコ返り討ちにした必殺v10(*´∇`*))

そんなスタイルもあっていいじゃないか。
だって岩登りなんや、
岩登りはスポーツじゃない。

確かに室内のクライミングは、スポーツ的側面の関与が高まる。
岩はどうか?
室内で行うクライミングに比べ、とても不便に感じるであろう。

それこそアップにも普段ジムで行うルーチンは使えなくなるであろう。
全て与えられた環境下でしか発揮できないアスリートは果たしてクライマーと呼べるのか?
(論外なのが、岩でも完全なパフォーマンスを発揮できる環境を強要しようとする指導者。下地なり周辺環境の快適さなり。まずはどこでも発揮出来るよう育てなさい。何故岩が人に合わせねばならない?)

論拠だとかアスリート教育だとか、そういうのも勿論大事だと思う。
むしろ私は専門家や遠方の有識者に恵まれていると断言でき、どちらかというならクライマーぽくない主張をすることも多いと思われ…

ただ
「全ての価値観をスポーツ的観点からクライミングにあてはめる」
ことだけは違和感がある。


全てを兼ね備えてこそクライマー、だと私は思う。
そういった意味で、
はっちゃかめっちゃかでボコボコしてながらも強いクライマーの背中を見ておく事、
私は大切だと思い同行する機会をつくった。

ノーアップおじさん、大人気なくムキになって登ったOz v9
「これも傑作やーーー」
と言ってくれ私も満足。

得手不得手が極端に酷いこともわかり、グレードについてはあてにしないことにした(笑)。

陽太が何を感じたか。
色んな世界を知って、自由な発想のもと自分を作りあげてほしい。


今週末は陽太含め、関わっているユースの子らが鳥取で行われるクライミングの大運動会みたいな行事に参加する。
私も応援とか指導とかではなく、甥っ子の運動会を見に行くみたいな立場で行こうと思う。

凹角が生んだドラマたち

仰々しいタイトルですが、
さまざまな完登劇を生んだスラブ奥の凹角。

子どもたちも頑張ってきました。

小学生低学年にもチャレンジできるようつくられた白テープ課題、
白11で感動的な完登をしたミズホ、今では完璧にこなせるまでに!
その動画はfacebookページまで。

そんな凹角も全コースなくなりました…

そして、
新たな壁に

コースへのチャレンジ開始。

今回、みんなどう挑戦していくか?
楽しみです。

昼間のまったり時間、女性陣も少しづつ進展中♪

そして来週頭には……

最良と最難の後…

そいつを登った秋、
間伐工事がはじまり、ようやく落ち着いた頃、果敢なトライにより骨折者が…。
(詳しくは不明)

印象も薄れ、何となく足も遠のいていた。
そもそもここに私自身用事はない。

久々に見上げたそいつは小さく見えた。

ニライカナイ V13

「今ならロープを使ってmoveをバラしたりしないな」
そんな後ろめたさもあってのことだろう。

この日は取り付く気になれなかった。

ただただ同志のトライを眺め…

何て楽しそうに取り付くんだ。
羨ましく思った。

こいつはもしかして未だ最良の課題なんじゃないか?
そう思いなおした。

翌週、遠方から訪れた同志を隣に再び同じ光景が…

こいつは国宝級だなんて言われたら確認せねばならないじゃないか。
気づけば取り付き、再び夢中になっていた。2年が経ち流石に多少は上達しているようで、あの日の初日に比べ感触は良かった。

再登ならずではあったが、しっかりと動作を要求される構成、岩の質とスケール、見栄え等全てを考えて…やはり私にとって未だ最良の課題だと思う。
(追伸、課題本数は少ない上近隣にてシビアな問題がある…ただやはりこれは何とかせねばと……。多少の注意事項込みで公開出来たら、と思う。改めてそう思わせてくれた皆に感謝。)


さらに翌週、次は我が最難課題のあるOzへ。

スケールこそ在るものの、ニライカナイを見たあとではやはり霞んで見える。
ただここには私の執念がある。AveMaria v14をやった。
結果、核心パートが1moveもできないどころか他のパートもギリギリの精度。もはや2度と登れる気がしない。今の私にとって明らかな限界値。(というか今現在の限界を超えている気がする…)

最良と最難を改めて確認し、今進行している可能性を思うに
この2本を超えてくる課題は思いあたらない。

ただ、今はまだ登りたい一本がある。
今シーズンは間に合わなかったが来シーズン。案内頂いた頃の自分じゃ可能性すら見出せなかった、今なら何とか…
来年春までには良い報告が出来るよう……。
もう少しだけ強くならねば。

GW体験と陽太合宿

ゴールデンウィークも無事(!?)終了!

沢山のご来店ありがとうございました。
安全に過ごしてもらうために時に厳しくも指導しましたが、
みなそれぞれ気持ちよく過ごせたと思います。

筋肉痛が引いた頃、またの来店お待ちしてます♪
クライミングやってみたい方もこれから人も落ち着く頃だと思われます、
平日仕事終わりや週末でもご来店くださいませ〜

〜あとは…連休、ということもありユースの子らが県内外からトレーニングに!


持ち帰って基礎の見直しをしてもらえたらと!

さらには、
大分の教え子陽太は泊まり込みで(*´∇`*)

写真だけ見ると何だか楽しそうですが、実際はかなり過酷です。
三日間の基礎練に持久練、
それらがおもしろいと思えるか……

私は面白いと思えます。
きっと陽太も同じでしょう。

合間に、モップがけで動作確認したり、
課題を作って常連さんのやってもらったり、

何げに一番良かったのが…
気分転換に行った超ハードな岩。

楽しさ、登りたい欲求、
それらを踏まえ限界を挑んだ時、

限界で出したのは有効な一手ではなく得意な動作。
そして繰り返される失敗。
少し話をして、考えを修正、辛うじてmoveに成功。

得意なこと以外もできつつある陽太、
最後の局面でどうしても得意を選んでしまう。

流石に、鳥取のボルダリングユース日本選手権までには間に合いませんが、
私も陽太も勉強になりました。

安易に手に入る環境の中にある楽しさではなく、
極限の自身を要求される環境に身を置きそこで楽しさを見出せたら、発見もまたある…。

強くなれたらより一層クライミングが楽しくなる、
そんな原点に触れることができる朝活でした。

帰って早々、頭いて〜と言い出したのは…
私自身青ざめましたが……

長くなりました。
今週もクライミング体験の方から濃い人達まで来店お待ちしております。

コケタロウの記憶

尖った風貌、
尖った内容、
その割に人を寄せ付けるその岩そのラインはまるで、
最近居なくなった野良猫のようだった。


3月の終わり、
どうしてもまとまった時間が作れず強行した夜、クリ初登の秋太郎V8を登った。

その時、中央のラインが気になり取り付くものの疲労困憊で全く勝負にならず。動きの形だけ作って撤収。

〜4月初旬
目的の岩は濡れていた。1時間かけてリップの掃除を済ませたが取り付ける状態ではなかったので、秋太郎中央projectをやる。

初めは乗り気ではなかったが、やればやるほどmoveの面白さにハマる。
気づけば夢中になっていた。

中間部の強烈なmoveは実に面白い。

それなりに高さもあり安定しづらい上部の秋太郎パート、
やり込むとポジションを上手く決めればそこまで恐怖を感じずに済むことがわかった。

よく出来ている。

1時間程度やったところで無事に登ることが出来た。
内容、風貌から名をコケタロウ
グレードをV10とする。

その後、仲間の登った課題を登り日暮れまで過ごした。