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後退。

11.30 wed
月曜のトライによりえぐれた指皮はまだ回復せず。
翌日の雨予報に脅され、店番前に岩へ。

アップ前にホールドを触った時点で、保持感が悪いことは気づいた。いざ取り付いてみて案の定その感覚はあたり全く駄目。

前回の疲労が抜けてない。
かろうじて上部と下部の確認は出来たが、きつくてしょうがない。

核心の一連も、前回は好感触で一発最高していたがどうも出来る気がしない。
気合を入れてやってみたが、フルパワーでなんとか成功。

回復率が落ちている。
シーズン前から何となく感じていたがやっと理解した。
一旦枯渇したら、次の全発揮まで60時間はかかる。

前までの感覚でトレーニングから40時間程度でやっていたがやはり駄目だ。
少しサイクルを変えよう。

参考までに、データ化しているクライミング体力はこれまで通り上昇傾向(メニューによっては意識的に保持)、それに伴い運動効率も良くなっている気がする(検証はしてない。)ので技術関連体力も、結果的に増している気がする。

何はともあれ、本日は後退。
もしかしたら登れないかもしれない。

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お楽しみに♪

theDome自粛願い

こないだあげたtheDomeの情報です。
ローカルトラブルが過去に度々あり非常に繊細なエリア故、シークレットエリアなので…

ここの情報はあまり挙げない方針なのですが、
今回は自粛協力のお知らせです。

エリア上流と下流で河川敷治水工事が始まり、トラックの出入りが頻繁になりました。
道がただでさえ狭い上にトラック出入り後、散水車が活動しているようです。

本日は工事開始直後ということと、利用者の信頼から散水を遅らせて貰えたようですが、本格的に始まれば確実に干渉してしまいます。

そんなに長い工事ではなく、今年度三月には終わります。
そこでお願いなのですが、その期間の自粛協力をお願いしたいと思います。

写真提供、及び素早い連絡ありがとうございます。
私も来週、案内の予定で少しワクワクしてましたがそれはまた今度に致しましょう♪

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閃引門

11.24
雨上がりであまり期待していなかったがそれなりにコンディションは良い、風があったからか。

とりあえずproject.更紗sds。
流石に気温10度ちょいだと違う…いやちょっとやそっとの違いではやぬもはや別ものだ。
更紗スタンドのパートがまさかの一発リピート。トレーニングは無駄じゃなかったようだ。
前回は気温20度オーバー、その時はツーランクほど格上だと思っていたがこれはギリギリ射程圏内だ。

下部を入念にばらし終了。
重要なのは人差し指ではなく、中指だということに気づいた。
そして相変わらず
ポケットに持ちこたえれるのは1時間が限度のようだ。

その後、10月にやり始めたポ初登の雷管石の右。
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離陸がそもそもシビアで、浮いたとしてもその後遠い位置にあるポケットを狙う。
コントロールして動けるギリギリの位置にあるポケット狙いは非常に痺れる。
リーチがある人がやったら全然楽しめないラインであろう。


この日は、やはり良かった。何よりも気温が10度以上違うと持ち感が全く違う。
ふとカンテに手を出すととまった。
初めの時点で戦力外通告を出していた形状が気温によってホールドとなった。
その後、次々とシーケンスが繋がり、登ることに成功。

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面白い!
繊細なフックとホールド、不安定ながら身体を入れ込めばはまり込む絶妙な配列。
面白すぎて、その後もう一回登っておいた。

閃引門 v9

動画は10月に登った白虎と閃引門

時間が余ったので、帰りにOzroofprojectをやり前回の確認と下部の練習。これで全て把握できた。
気温が低いともはやこいつですら別物だ。

春夏秋冬、続きの話”辻ノ短歌”

2007年2月、シークレットエリアtheDomeにて 春夏秋冬V10を完成させる。
それはハング最奥より取り付き、うねるフレークをたどってドーム中央のブロックアンダーを目指すもの。

手数にして15手以上。
継続する悪さ、体力ギリギリで完成させることが出来た。
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(初登時の写真.終了ホールドをマッチしたところ。)

精一杯の力で登ったこのラインであるが、当時更に先を見ていた者がいた。
上の写真を見てわかる通り、ゴールは体勢キープがしづらく、やや中途半端な位置。
氏は、そのゴールを見るやさらに続くフレークの先を見つめ直した。
フレークの先は、そのまま傾斜の落ちるルーフ出口へと続く。

氏は可能性を見るやすぐに上部をバラし、春夏秋冬のエクステバージョンに取り憑かれた。


氏を少し紹介。
私が熊本時代、お世話になった言わば先輩にあたる2g氏。
表に出ることを好んでいたわけではないので、知る人は少ない。ただボルダリングの運動的魅力を、いち早く独自の感性でつかんでおり、今思えば先取りすぎたのではないかと思う。
氏に出会わなければ、私はこのタイミングで運動の理解をしようとしなかったかもしれない。

そんな氏は熊本から執拗に通い続け、その完成を目指した。


2008年の事、春夏秋冬エクステのダイレクト版が茂垣氏により完成された。
そう、Mt.robot V11である。

よりハードな春夏秋冬のショートカットが完成したわけなので、motivetionを保つには中々難しいところ。
ただ同じ頃、春夏秋冬の核心手前でありhuecoplasm V8の核心であるブロックピンチが剥離し、かなり悪くなった。ブロックピンチはカチピンチとなり、huecoplasmは悪めのV8/9となった。

という事は繋げればMt.robotを上回る難易度となる。

氏は、一旦失いかけたmotivetionを取り戻した。
ただし、春夏秋冬は難易度を増した。
この事実は中々にきつい。

クライマーなら分かると思うが、
登れる寸前でアクシデントにより難易度が増す、それも限界近いmoveが1つ加った訳だ。

motivetionを保つのがどれだけきついことか。

その後も、ペースこそ落ちたものの氏は通っていたようだ。
いつしか噂を聞かなくなった。
以降、本人からも連絡はない。

諦めたのか?
それとも登れたから、見なくなったのか?

登ったとしても氏なら連絡はしないであろう。
困ったものだ。

登れたか登れなかったか、もしかしたらそれすら興味がないかもしれない。
そんな氏が、課題名やグレードを他人に公開しようものだろうか。

最低限初登者の義務くらい果たして欲しいものだがそれはあくまで私の都合。

私はそのラインを
辻ノ詩
と呼んでいる。

グレードはV12あたりであろう。

———
2016年11月21日
どこも濡れていて登れる岩がなかったので久々にやってみた。
あいにく下部5手が濡れていたので、フエコと同じスタートから登る。

辻ノ短歌 V11