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夏、初秋のOz 動画

夏と初秋のエリアOzの記録動画

●久留米の人 V5
climber Tac
顕著なクラックを弱点とし辿るが、リップがかなり怠く心地よく動けるシークエンスが見つけにくい。高さがあるうえランディングも段差があり、岩場慣れ、若しくはメンタルの強さを要求される。

●Mod V8
2000年代の少し古いボルダーって感じ。

●アンサンブル
climber Tac
高さはそんなにはないが、ランディングが悪い。傾斜があるため、背中に空間を感じ、それがまた怖い。前半、私はダイレクトにダイナミックに行ったが、右にホールドがありそちらの方が良いようだ。

●Oz hold欠損後 v9/10
何度やっても苦戦する。下部核心のホールドが欠損したためやり直しで登った。うーん、苦手だ。多分v9あたりだと思うが、もしかしたら実際に悪いだけなのかも知れない。内容が素敵なだけに、難しいだけならV10にしたいが…最初につけたグレード、V8のせいでよく分からなくなっている。

やっぱりグレードはよく分からない。
エリアを公開した後の話、
甘くついてしまったグレードはリピート多発するので、話し合ってグレードダウン出来るが、
辛くついてしまったグレードはリピートどころか次第とトライすらされなくなるので再評価しにくくなる。
初めのグレーディングはやはりある程度しっかりさせたい。

と、ぐるぐる考えだして、最終的にどうでもよくなる。

本当、グレードなんてなくなってしまえば幸せなのに。

Oct.16.sun.じゃがくん日記

じゃがです。

ブログを使って何度も告知していきます!

ハロウィンイベント

仮装際

今月末はハロウィンイベントということで、ちょくちょく準備してます!
まだまだ終わってませんが…
常連さんの中で「久しぶりのじゃが課題やん。」と言って頂けて、楽しみにされてる方もいるんだと少し嬉しくなりました( ̄∇ ̄)
頑張って作っていきます!

今日の話!
佐賀クライミングユース

久留米クライミング常連20161016

佐賀ユースの子たちが来てました!
久しぶりに来られたのでほとんど課題が変わっていたみたいで、かなり楽しまれてました!

クライミングトレーニング20161016

最後にトレーニング!
「まっすぐ!」
と言いながらまっすぐではない子どもたちがなんとも可愛かったです( ̄∇ ̄)

久しぶりにユースの子たちが登ってるのを見ましたが、便数を出す早さに驚きましたΣ(・□・;)
僕が2便目出す間に10便出してる!みたいな感じでした!!!
それを見て若いな~と思わず言ってしまいました!
思考がオジサンになってきてます( ̄∇ ̄)

ボルダリング初心者20161016

初めてさんも来られてました!
すぐ登れない課題が出てくると
「ここは先に手を取りにいった方がいいって」
「いや、先に身体動かしてた方がいいって」
と話し合いながら登る様子はなんとも素敵でした。
帰り際に「楽しかったです!また来ます!」と元気に言ってもらえて、僕の方こそとても楽しい1日にして頂きました!

そして…

新しいバイトの子が入りました!!!
この子です!!!!!!

ねこ

…猫ちゃんでした笑
最近、誰かさんに餌付けされているようでずっと来るようになったみたいです。
人を怖がらないみたいで、近づいても逃げなくて、むしろ近づいてきてたので子どもたちの人気ものになっていました( ̄∇ ̄)

なにより、オーナーが「ニボシやるのは、猫にはそんなに良くないみたい。マグネシウムが猫にはそんなに良くないらしい。」と猫博士みたいになってきてて面白かったです( ̄∇ ̄)

最近、急に冷えて来てますので防寒はしっかりとしましょう!!!

それでは皆さん、良いクライミングライフを( ´ ▽ ` )ノ

竜体山 バリエーション 天ノ龍

先日登った天ノ龍 二段
先行してFacebook個人ページにあげ、問い合わせが数件あったので掲載しておきます。

heavenlydayや雲竜の方が弱点をつき明瞭なラインですので、こちらのバリエーションは少し強引なところもあります。
ただ、前例としてheavenlydayのバリエーションであった天領は公開しなかったにもかかわらず口コミでメジャー化したこともあり、一応情報としてあげておきます。
近々の改訂版トポには載せない予定、もしくは一番程度の紹介で収めたいと思います。
(竜玉岩北面にはこれ以外にも公開していない5本以上のバリエーションがあります。増えすぎると訳が分からなかなるので抑えての公開となっています。)

ではラインについてですが、
取り付きはheavenlydayのガバで、はじめ数手をこなし、そこから雲竜の核心前のガバフレークにダイレクトに目指すラインです。
一応動画をあげておきます。

p.s(2016.10.20)
何だか私がアホみたいな選択で登ってるようで上手くホールドとシークエンスを選べば、素敵な登り方があるようです。
グレードはともかく限定はなく、オールオッケーでV8.
(リピーターと協議した結果)
上手く自分なりのシークエンスを見つけて、楽しんで貰えたらと思います!

最近、少しチョーク跡が目立ち出しました。適度なブラッシングをよろしくお願いします。(過去に水をつかったブラッシングにより日暮れ前パーティが登れなかったと報告がありました、適度で構いません。

また、龍体山エリアはいくらローカルに認知されているとはいえ、山でのボルダリング愛好家は龍体山を訪れる人のごく一部の少数です。
節度ある行動をよろしくお願いします。
加えて書くならば、信仰の対象となっている区域や、地権者の意向で立ち入りを禁止している箇所もあります。情報の収集は動画サイト等で終わらず、しっかりとエリアの情報を集めてから行きましょう。
竜体山に関しては、田嶋一平個人のFacebookやメッセージ等で連絡頂けたら、案内、情報ないしトポ情報の話も致します。

ではよろしくお願いします。

セッター、岩橋由洋による課題

岩橋由洋さんをセットにお招きして一週間が経ちました。
img_0958
常連の皆様はぼちぼち内容吟味された頃でしょう。
如何ですか。

基本的なクライミングを行う事に忠実に、
中級者以上の課題は、”その上で”どれも運動が加わっています。

見る限り、対応するにはもう少しかかりそうですが、皆様の進捗具合は良い感じだと思います。

岩橋さんの課題以外にも、ほか二人のセッターが数本、全て合わせて13本の課題が追加されています。
セッター以外に完登が未だ出ていない課題は3本。

せっかくなのでそのうちの最難課題、白を動画で紹介いたします♪

依頼したセットではjoy至上3番目に難しい課題です
(1.2番共にゲンさんセット、リピートは共に一人)
上級者の方は、是非とも挑戦あれ……
私もせねば。

枝村さんと共に/Tiamat

10.11
ライトフットワーク枝村さんと岩へ、場所は糸島。
まずは気候が良くなってきたのでニライカナイのエリアを案内。

img_0934

写真は閃雷 V8/9
何やかんや言いながらクリも登った。
色んなラインをまったりと登る。

img_0837

昼過ぎ、エリアの移動。
枝村さんガイドで野北へ行く事に。
私は初来訪、
アプローチは二つの崖を越える。
苦労して訪れた先に広がる殺伐としたエリアは、
とても美しく感じた。

ひとまず、既存課題 月に吠える 二段をやる。
img_0936
私もようやく二日酔いがさめてきたので参戦。
moveの作成に少し時間がかかったが、無事登ることが出来た。

他にもちょこちょこ触り、落ち着いたところでbig projectをやる事に。
メインのその岩は、
このエリア中央に崖に挟まるような形で在り、
ずっと気になっていた。
img_0935
こいつに対峙すべく、ここを案内してくれたのだと思う。

ぱっとこんな凄まじい岩を案内出来る情報量と処理能力…
先日に引き続き、先人の偉大さを感じた。

かなりのハイボール、そしてランディングの悪さ、マットの弱さ、
数便で完全に心が負けた。
下部の核心をこなして満足だと言い聞かせ撤収。

お世話になった枝村さんと別れ、仲間と共に帰路へ。

夜、
家に帰ってからもずっと、その岩は脳裏から離れなかった。

10.12
二日後、再来。
今回は単身、アプローチもそれなりに過酷なので荷物を迷った。Mサイズのマットを二枚持って行くか、大型マットにするか…。

どちらにせよ後半で落ちることは許されないので、未知なる部分、中間部の強度を見越して大型マット、サターンを選んだ。

big project再開。
とりあえず下部は順調に出来た。中間部、横の岩をステミングしてホールドを探るが案の定、あまり良くない。
そこそこ距離がある。

とりあえず高さがあるので、1便1便体力を有効に使って攻める。
現場合わせで想定したmoveと違ったが後半まで何となくわかった。

あと1手だすと引き返せなくなるところまで出来た。

リップを越えた先にある後半のスラブもやばそうな気がした。
クラックがガザガザしてて、少し脆そうだ…。

隣の岩の天辺から移って確認する事に。
移る際、かなり緊張したがホールドの効きは良さそうであったので思い切った。

予想通り、比較的良い。
マントル…リップにスメアするポイントがかなりたるい……。
引き返す。

これはやばい、大幅に休み再度トライ。
勇気がいる。
振り絞ってスメア、かきこむ。

右手クラックの中のホールドが欠損。
かなりビビったが、大して体重はかけていなかったので体勢は安定しているしフットホールドは生きている。
もう行くしかない事はわかった。

右手を持ち直し、マントル返し立ち上がる。
img_0937
安定。
残り1.5mのスラブ。足が震えた。
先程欠けたクラックに左足、出来る限り安定してそうな場所を選ぶ。
もう引き返せない、進む。

カチを発見、しかも両手分。
さらに次の右足スメア分の足も安定していそうなポイントがある。
そこに最低限の動作で乗り込み、リップを掴む。
言葉も出なかった。

無事にトップアウト。
放心状態、
ひとまず一箇所を除き全て出来た、これは可能だ。

相当休む、
気づけばトライ開始から3時間。

繋げる事に。
中間部を越えたとして、心折れていれば左の岩に、ようは後半部のスラブをバラすために使った隣の岩の天辺に逃げようと決めた。

集中、
1便目

中間部は上手くいく、バレていなかった場所も決めていたmoveにて成功。
後半に突入。
シビアなヒールが要求されそうなポイントも心の準備が完璧で、上手く出来た。
気持ちは最高潮、そのまま突っ込み足は震えていたが気づけばスラブに突入し、気づけばリップを掴んでいた。
そして気づけばトップアウトを終わらせていた。

無事に登れたのだ。

広大な海に因み、
名はTiamat とする。
グレードはよくわからないが一応V10を提示したい。

間違いなく言えるのは、
この地のこの壮大かつ大胆なロケーションの中に相応しい一本であり、
今の次元であれば、ここに訪れるクライマーなら誰もが見上げるラインであろう。

その可能性に、
早くも10数年前に訪れ見上げていた先人が、今尚最前線で開拓を続けており、一緒にクライミングが出来るこの環境に感謝したい。

暫く休憩し、
落ち着いたところで大好きな荒々しいアプローチを帰る。