真の豚の記録

灼熱と化す真昼の豚岩。
午前中の作業疲れを回復させるべく岩の下で昼寝。

陽が傾き岩の色が見え始める夕暮れ時、
再びシューズを履く。

岩にはまだ熱が残っていた。
どちらにせよ完登が狙えるほど甘くはない。

初日はトレーニングの疲労で感触をつかんで終わった。
二日目は取り付くより先に雨にやられる。
三日目のこの日、
気温は高いもののそれ以外はベストの状況を作った。

秋に入って本格的にトライするための下準備。
moveの確認をするが、前回同様に精度が悪い。
精度を増すことが目的なのでひたすら探り、シーケンスを思い切り変えてやってみることに。

一つ凶悪な捨て身デッドが入るが、前後の繋がりは良くなった。
何よりも気温が高い今は特に、シビアなホールドを連続して持ちたくはない。

確認を重ね、何となく形になったところで繋げてみる。

前半のシビアなフック二連続から凶悪な一手が、止まった。
ここからは情熱の豚v9/10のパート。
手も足も抜けそうで怖い。

ホールディングが浅かったので集中しきれず、ヒールも半効。
安定姿勢が作れないので、デットになる。
するとまたホールディングが浅くなる。

落ちていない以上、進むしかない。
真下に落ちれればマットが確かあるはず…確認する余裕は無かった。

落ちたくない…外れないでくれ…そう願いながら手を出す。
エッジに足が上がった瞬間、ようやく緊張から解放された。

過程の中で、どれだけ叫んだだろうか。
何にせよ、落ちずに済んで良かった。

取り付きでしばらく休み、ふと気づく。
来シーズンの目標が一つ終わっとこと、
そして豚岩が完結したこと……。

良かった。

が、思考はやはりもう一周戻り、落ちなくて良かった と、それに尽きる。
名を 真の豚とする。グレードは秋に確定させたいがひとまず辛めにv10とする。
帰りのアプローチ中の岩で打っていた仲間の登り眺めた後、帰路に着く。

via PressSync

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