広島の岩にて、先駆者と。

4.13 Thu

ココペリセットを終えた翌日、
有難いことにココペリオーナーに開拓中未公開の岩場を案内して頂くことに。こんな嬉しいことはあまりない。

指皮も体力も殆ど残っていなかったがそんなことはどうでも良いくらいワクワクしていた。

岩場にてココペリの仲間と合流。
岩まで歩く。

アプローチは多少遠いことを除けばとても快適だ。

岩のある範囲が広い為、適当に登る。
地方のクラシックな課題を追うのもとても楽しいが、情報がないということは先入観が出来上がらないので、これはこれで有難い。


スラブにてアップ。
観察する限り悪い、とても悪い。
それをみんな嬉しそうにアップで触り、弾き返される。
一人虫敗退しそうになっていたが、結局嬉しそうに触り、弾き返される。
あまりに楽しそうなので、触ってみたがどう考えても悪く、同じように弾き返される。
とてもアップじゃない…
でもみんな楽しそうなのでその後も騙されて私もやるが、3便で心折れる。

みんながやってる間、私は周辺の岩を2.3個登った。
みんなはスラブ王手がかかっていたが昼前、高気温に耐えきれず移動することとなった。
(後で稲垣さんが来て、チョーク跡を見たのか’あのスラブの初段カチ痛いよね〜’と、サラッと言っていたがみんなには言わないことにした。)

山を歩きながら、見つけた岩を適当に登る。

ぼこっとした形状に乗ってガバめがけランジしマントルを返してリップヘ行く、ある種今風の課題。

今風の足主体スラブ。
どれも楽しすぎる。
まったり登っていると正統派クライマー、稲垣さん合流。

かつて雑誌等でインタビュー記事を読んでいた先駆者の一人、稲垣さんに岩を案内してもらえる日が来るなんて。

sns等の氏を紹介する文章でも、キレすぎた課題の初登劇や靴のレビュー等でイカツイイメージが先行されるが(実際にイカツイのだけれども。)

ハイボールややばいボルダーに対して、スタイルにこだわりがあるとかではなく、純粋に地面から攻め、ただ岩の上に立つという行為に忠実なだけで、登る以外の事を極力避けていくとこういうスタイルになったのではないだろうか。謂わば正統派のクライミングを実践して来ただけなのだと思う。

この時代、そんな当たり前の事が段々当たり前じゃなくなっているので、正統派のボルダリング実践者がむしろ珍しくなるのだと思う。
(私も生涯最高の一本、ニライカナイは整備の際ロープを妥協として用いている。)

やばい課題も沢山作り出した氏が案内してくれる課題は、どんなものが出てくるんだとビビりまくっていたが、
とくに要望を聞くわけでもないのに手頃なボルダリングサイズ、とても丁度良い難易度の課題を紹介してくれた。

さすがは先駆者、懐の深さを感じ、後半戦も気持ちよく登らせてもらった。


大好物の前傾フラットホールド連発、三段。

〆は人気課題、マウンテンフィッシュ!
(なぜだかこれだけは課題名があった。)

連続するセットの中日に、貴重な休日を案内に費やしてもらい本当に感謝。
また前2日間セットを共にした殺し屋コロちゃんや、今回同行いただいたココペリクライマー達にも感謝。
そして何より3日間充実した日々の手配をして頂いたオーナー夫婦と出張期間中、joyを運営してくれたみんなに深く感謝。


やはりまだまだ知らない事が多すぎる。
クライミングを通じてもっと沢山の経験をしていきたい。

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