八面山_梵天

八面山上部エリアからさらに広がる南面の岩壁。
1998年頃より、八面山フリークライミング開拓第一期メンバーにより開かれていった。
2003年、第二期主導メンバー武下氏により中部エリアが公開され、ひとまずの開拓を終えた。
残されたエリア、それが今回の摩天楼エリアだ。

摩天楼エリアは、中部エリア公開後暫くして福岡、熊本のメンバーにより開拓再開される。そのメンバーの中には尊敬する野下氏(大分西部主要開拓者)も入っていた。

粗方開拓が終わった後、そのエリアは公開されることなく再び森に還る。

2017.4.20(Thu)
武下さんと摩天楼へ。初めてのエリアはやはりときめく。
アプローチは自然に還りつつあったが、人の手が入った跡も見られ、それがとても助けになった。

到着して見上げた壁は圧倒的で身が締まる感覚に陥る。

摩天楼本体は杉に覆われ、中間部より上は見ることができない。
すでにラインはあるらしい、聞くところによると60mロープがないと降りてこれないらしい。
幸いにも私のロープは57m以上あるのだが……。

他の可能性を見るべく、本来なら登っておいた方が良いのだろうけど、先の見えない恐怖に気持ちが負け、この日取り付くことはなかった。

他のルートを何本か登り、公開できなかった理由が少しだけ分かった。

微妙に残る未開拓のセクションが非常に手強い。
それは難易度だけの話ではなく時折存在するルーフのルート選定も複雑。そもそもの岩全体の脆さも要因となり、下手すれば大事故に繋がる事も考え得る。

自身が登るイメージが全く湧かず。

メンタルをやられた。

その隅の小さな岩に作られたprojectをやった。
開拓初期に柴川さんが可能性を見て作ったライン。岩中央の弱点を繋ぐ綺麗なライン。何と言ってもスケールがないのでプレッシャーもなく、気軽に取り付ける。

多少苔が付いていたので、1便目は掃除しながら登る。
2便目、無事に登れた。

梵天 5.12のどこかだと思う。

暫く余韻に浸り、長いアプローチを帰る。
秋に摩天楼を登りに戻ろう。

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