「八面山★★★一部2000」カテゴリーアーカイブ

八面山 stinky の岩ホールド欠損後

またまた日記の順は前後するけど、既存のエリアの話を優先して。

12月12日
予定通りことは運び、projectが一発で登れた。(この話はまたそのうち更新したい)

時間ができたのでstinkyのホールド欠損の影響を確認すべく八面山へ。
無線ボルダーには先行パーティが。昔打ち込んだ岩が登られているのをみると嬉しくなる。

邪魔したらいけないと思いすぐに奥へ。

Stinkyの中間部のガバの横の関係ないガバが完全に消失。

正確に書くなら、グルーイング(接着剤で補強)されていた浮いたフレークが吹っ飛んでいた。stinkyという名の由来は、クラックからはみ出た接着剤。ということで、stinkyがstinkyじゃなくなってしまった。

課題に関しては、既存のホールド自体には変化なく、むしろ欠損したフレーク跡にサイドカチが出現しているので使えるホールドが増えた。

早速。

やはりStinkyはサイドホールド出現で易しくなっているように思う。カンテから右に逃げずにリップ上のたるいガバに向かうライン(ダイレクト)もやったが、最上部でジリジリした攻防を強いられとても痺れた。1.5グレード分上位となるだろう。stinkyをv6とするならv8でいいかと思う。

一応暫定的にトポを更新しておこうと思う。

確認できたところで撤収、小麿の岩に続く。

八面山分岐トポ「ヤジロベーの岩」追加

10月3日、八面山
(いつまで八面山の記事を書いているんだ…)

スティンキーの岩で蜂を見た後の話(前の記事参照)。
かなり久々に分岐ボルダーへ。どこにあるのかわからなかったとよく聞くヤジロベーの岩へ。

薮に残る微かな踏み跡をたどる。一応の目印となる水色のテープ(2019年10月現在)

記憶通りの岩がそこにあった。

2000年あたり、八面山岩壁の開拓者に連れられ訪れたのが最初だったと思う。以来、岩壁帰りによく寄った。
今回も変わらず、左から順に登る。
今やだいぶ易しく感じるようになったその岩に、懐かしさを感じた。


ギル 5級

ヤジロベーlow 初/二段
一手の強度は八面山の二段までではno.1かもしれない。

パワフルな垂壁が好きなクライマーにはオススメの岩だと思う。
特に「ヤジロベー3級」や「スーパーギル 2級」は味がある。

ということでトポを更新したいと思う。

動画

その後チェルシーの岩などを登り、移動。
いぶきの岩へ(前の記事参照。)

八面山「いぶき」

10月3日 夕刻
時間が残っていたので少し寄り道。春、サモハン(宮本氏)が初登した「いぶきv8(初段)」を。

参考資料
岩の仲良し団通信vol.1

内容は見た目通り。八面の初段から二段に多いザ・バルジ。テクニカルかつパワフル。
数あるホールドをベストなmoveのために選定していく行為が実に面白い。大洋v8(初段)や各sbsシリーズv8〜9ファンはきっと好きなはず。

いぶき v8(初/二段)

初登者コメントより
「岩を掃除し、一手一手moveをつくる。岩に命を吹き込んでいるようだ。」

一手一手つくっていく行為がまさしくそれで、素敵な追体験をすることができた。再登まだ少なめだと思うので一応グレードについて書くと、私もv8(初/二段)に同意。完全オリジナルなラインの八面山新課題、クラシックに並ぶ良課題だと思う。

遊びでLow Startを。顕著に外傾した棚から。かなりパワフルな2手が加わり、いぶきの核心の精度が落ちる。

グレード一つ分上なのでv9(二段)だと思う。登っておいて何だけど、宮本氏が登ったオリジナルスタートの方がすっきりしていて良い。ということでさらっと流そうと思う。

動画

時間一杯遊んでしまったので慌て撤収。

蜂の巣/八面山無線ボルダー

八面山に蜂の巣発見。

明後日土曜は晴れ、人も多く訪れる可能性あり。ということで、いつもの登攀日記更新速度では到底追いつきそうにないので取り急ぎ連絡です。

(2019年10月3日14時情報)

八面山 無線ボルダー

場所はstinky 中間部のガバの左上のクラック内。

下部のホールドの乾き具合をべたべたしていたらクラックから蜂が出てきました。何蜂かは私の知識では分からず。よって毒性や攻撃性も不明。
巣があるのか確認すべく遠くから刺激、4〜5匹出てくるのを確認。

危険な蜂なのかどうなのかはわかりません。でも蜂の命もあと1ヶ月そこら、それまでトライを待ってもらえるといいんじゃないかなと、私は思います。

ひとまず状況説明まで。今日の日記はまたそのうちに♪

月に叢雲華に風

12月25日
最近あまりに忙しくこの日はダウン。
流石に昼過ぎには体力も回復、動く。1ヶ月近くまともに岩を登れていないので、気軽に登れる岩の多い大分西部へ。

車を走らせながら何をやろうか考える。すると先日ゲンさんに教えてもらった岩の存在を思い出した。ということでいざ八面へ!

地点登録してもらっていたので、迷うことなく到着。
これは…情報なければ発見出来る自信がない。ただ場所さえわかれば、その岩は道のすぐ脇にある。


月に叢雲華に風 三段(初登 平嶋元)

岩はいつかの写真で見た通り格好良い。時刻は16時過ぎ…時間がないということでバタバタ開始。
チョーク跡も下部しか残っておらず上が未知数だったので、背伸びして上からやる事に。グレード以外、課題の情報が全くなくかなり新鮮だ。

新鮮すぎて2度ほどホールドがぶっとんだが、グレードもシーケンスも変化なし。
上部が出来たところで、スタートであろう顕著なアンダーから。日暮れまで少なくとも1時間はあるので、焦らずゆっくりやった。

形が出来たところで繋げに入り、無事1発目で登ることが出来た。

全体を通してフットホールドは渋く、そのうえかなり大きく動かねばならない課題。
岩のスケールも内容も素晴らしい…
多少リーチは要求されるが八面で公開されているエリアの中では間違いなくトップクラスの課題であろう。

素晴らしい岩に巡り会うことが出来た、開拓者と元さんに感謝。
多少時間が余ったので懐かしくも昔からあるエリアを周り撤収。石舞台は色々残念な事になっていた。