「joywall店番日記」カテゴリーアーカイブ

Reset3.0 課題紹介!

先日のセット、Reset3.0
常連さんたちにもトライしてもらって感じがわかったので紹介!

セッターは、
やまぴー Myway
イセッキ ラリーグラス
かずまさん ジップロック
なかむー mono
Tajippei, joywall

勉強会メインのセットでした。

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それぞれの味が出せたようなので…安心。
その日から、今日の夜もまだまだみんな攻めています。

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セット風景とセッターのセッションmovieを

さて、課題です。

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v0
どっかぶり 赤hold tajippei 傾斜に慣れる
ルーフ 青hold tajippei スメアに意識

v1
どっかぶり オレンジ tajippei 手と足位置をしっかりと整える意識
ルーフ クリーム tajippei 凹角の理解

v2
どっかぶり 黄色 tajippei powerとボテ踏ませ。やりすぎたようで実質v3。
ルーフ 黄色 tajippei 低難度初の複雑な課題

v3
どっかぶり ピンク tajippei 手順の複雑さ
ルーフ 紫 tajippei 完全なるクロス。ストレッチに。
ルーフ 赤 ぽ 秘密!スペシャルシークエンス

v4
どっかぶり 赤 tajippei 確率の低いmoveと浅いフックの複合
ルーフ 黄色 ナカム ダイナミックな距離感

v5
どっかぶり 緑 tajippei 複雑に見えてシンプルなピンチ保持
どっかぶり 青 イセッキ スイング!
ルーフ オレンジ やまぴー トリッキーながら基礎

v6
どっかぶり クリーム Kazuma 距離感の調整とホールディング
ルーフ 緑 tajippei 完全なる複雑系。わかれば負荷は極めて低い
ルーフ 黒 tajippei 完全なる強度系。出来る人と出来ない人が別れる。

v7
どっかぶり 黒 kazuma 超ダイナミック。初級者も触りたくなる配列。
ルーフ 緑 イセッキ ランジと力の複合
ルーフ 青 イセッキ 総合力、負荷的には今回最難。

課題タイプが綺麗に別れており、
全完登はなかなかにハード…完登している課題にかなりばらつきがある今回のセットでした。

ぜひともお試しあれ。

来月頭に、またホールドチェンジの予定。
クラッシュシリーズの予定です。

ぷちcompe 終了!!!

先週末はぷちcompeでした。
compe自体数年振り…
旅立つ仲間を祝ってがっつりイベントしようということで企画!

セットは2週間前より、旅たつ三人が楽しめるあたりの難易度を定休日や営業時間外で、みんなそれぞれセット。

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私は余った課題数を、
遠くから来てる人がいた場合楽しんでもらえるよう、
また初級者が楽しめるようにセットをした。

最大限みんなが楽しめるように。

旅立つ三人は決勝に残れるように…また、誰でも可能性があるようにと……
三人の完登平均値に近い順で決勝をすることに。
1人は圧倒的に優位だが、決勝課題はその時間のみ公開。またその課題を味わえるように能力値のあまり活きない複雑なものをセット。見栄えよりも本人たちが楽しめる内容を重視した。
こだわりすぎてそのセットは深夜まで及んだ。
(わずか15分程度の命だが…)

あとは圧倒的な刺激をみんなに与えたかったので、完登本数が一定を超えた人を対象に決勝をやることに。
もし該当がいなければそれはそれでいいかと思っていたが、九州のトップの一人が来店してくれたので、課題も活きた。

当日はみんな手伝ってくれ準備が進む。
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一旦外しておいたホールドをつけ直すので、なかなか時間がかかる。

19:30
予選開始
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久々のコンペ主催に感覚が鈍っており、不手際も自覚し罪悪感もあったが、
それ以上にみんなが必死に課題に取り組んでいる姿をみて報われた。
すべての人に楽しんでもらえるように、
そうじゃなかったとしても、
それを目指して突っ走ることに意味がある。

20:45
決勝
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21:20 すべて終了
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「参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
旅立つ三人にはまた言葉がけはしますので、今回は略すけれ少しだけ。
1時間、ゆっくりと登りを見てたわけだけど、
この1年半で健やかに上達、それは心身ともに……
心の強さや人としての成長…それもとても大切で
それらを兼ね備えた登りをここで見せてくれ、
私はすごく嬉しい。

こうやってじっくり見るのは最後かも知れないと考えると、
少し感傷的になってしまうので、
少し早めにビールを飲ませてもらったのです。

もうわかっていると思うけど
強くなってほしいなんて言わない。

多くの人を感動させれるような人に、さらにはクライマーになってほしい。
心の強さをある程度突き詰めた先に、能力の向上も必然的についてくるということも明らかだから。

さて、
参加してくれたjoyの皆さんにも深く感謝。
遠くから来てくれ、場を共有しみんなに刺激を与えてくれたすべての皆さんにも強く感謝。

また次の機会もよろしくお願いします。

最後に、
集計、ジャッジ、タイムキーパー、呼び出し、駐車場、火おこし、飲みの準備、選手サポート、ホールドセット、会場準備…上げだしたらキリのない業務にサポートしてくれたみんなに感謝。

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潰れるほど飲んでもらえていたなら幸いです。

Fist と キロニコセット!

2.22 sun

陽も昇る前に目覚ましが鳴る。
今日は鹿児島キロニコにてキッズのイベント、Fistが行われる。
睡魔を掻きとばして車を走らせる。

8:00 到着。
久々に見る人たちが慌ただしく準備をしていた。

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はつの試しみとなるベルトコンベア式のイベント。
私は何度か経験があったので、出来ることに専念。
現地のスタッフも見知らぬ私の作業を手伝ってくれた。
暖かい環境だ。

そしてイベントは開始され、夕方に無事終わった。

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内容の方は主催者と、主催ジムが素敵な文章を書いていたので私が書く必要もないであろう。
何にせよ、運営が緊張感を持って一便一便に集中する環境を作り出し、
選手保護者もその場に誠実に向き合って、
全体が一体となっていたことが何より素晴らしかったと思う。
選手もペース配分の良い勉強になったのではないだろうか。
次回はアテンプトもしっかりととれると更に良いと思う。

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夕方より、焼肉屋へ。
この時間にアルコールを与えてくれたのに少し戸惑い嬉しくもあった。

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酒が進むと、いつも以上に暴走する熊本のジムオーナー。
真面目な話になろうが、そうでなかろうが
相変わらず刺激が強すぎる。
いい歳にもなって…( ̄▽ ̄)と言いたいところだが
個人的にはこのままでいて欲しい。

たまに噛み合わないところもあるかもしれないけど、
何やかんや言いながら、熊本にいた頃の、変わらないこの空気は大好きだ。

夜も更ける前に、鹿児島初日が終わる。
スタッフに結構お世話になったのにも関わらず、みんなの名前を聞きそびれたことが心残りだ。

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翌日、少し遅めのスタートでセット。
アキラくんと清家さんの三人で。
テーマはダイナミック。
今回はこの機会をフルに活かし自身も成長したかったので、二人のセット感を沢山聞くことにも心掛けた。

終わってみての感想としては、とても全てが興味深く、かつ普段とはちょっと違ったテイストを味わうことができた。

システマティックな環境とホールドのチョイスが特に新鮮であった。
二人に感謝。

夜、鹿児島にいるという状況にいても経っても応えなくなり、金峰へ。
移動を考えると滞在時間は1時間程度。
トポを見返してとりあえずアプローチのないマントラv10をやることに。

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身体が温まってきた頃に無事完登。
予定通り撤収を決めた。
(仲間から聞いたのだが、随分昔に登っていたらしい…)

週末の記録…庚申,開拓

2.13 初庚申
年に数度だけ開く猿田彦神社に猿の面を買うために並ぶ。

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1時間半程並び、もうすぐ買えるということでいうところで実家から電話が。
嫌な予感が当たってしまった。
ばぁちゃんが他界したとのこと。

予定より多く面を買い、店を調整する。

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私にとってばぁちゃんはとても近い存在であった。
ここに書き出したところで吐き出しきれない悲しみに襲われるだけなのでやめておく。
福岡ではじまる認定試験の準備を済ませ、車を走らせる。
久留米に一旦荷物を取りに帰り、大分の山々を激走する。

流石に通夜には間に合うことが出来なかったが、
場に来れて本当に良かった。
スタッフみんなに感謝したい。

朝、バタバタ店に行きいつも通り開店準備をする。
忙しいくらいでちょうど良いのかもしれない。
流石にこの日は閉店後、泥のように寝た。

2.15
みんなで開拓。
正直私は登る気力なんてなかった。
ただ、ただ、岩の下にいることで気持ちは癒された。

みんなの登りを眺めていた。
そして、その瞬間は突然訪れた。
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浮石と共に、仲間が落ちる。
浮石はマットを貫通するほどの威力。
幸い仲間は無傷であった。

目がさめる。
私がしっかりせねば……。
無傷で澄んだのは本当に運が良かっただけだ。

正気に戻り私もいつもと同じように岩を登る。

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最後のランジがかなりやばめの課題、
風になり v9 とした。
由来は略す。

その後は特段記すこともなく無事に和やかに過ごすことが出来た。

夕方、仲間のprojectのビレイに付き合う。
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短い時間の中、しっかりとこなし無事に完登。
鯉のぼり これは素晴らしいラインの誕生である。
日暮れ前に雨雲を眺めながら撤収。

2.16
体力万全。ただ天気は雨。どうするか迷ったが仲間の強い希望により岩へ。
雨でも大体なんとか登れてしまう事を知っている。

とりあえず昼過ぎまでは雨がやむことを期待し偵察。
しかし一向にやまず、登れる岩を探す。
14:30,取り付き。

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登れはするものの、コンディションは最悪。
普段なら瞬殺出来るであろうパートも濡れたホールドに苦しむ。
まぁ、これはこれで楽しい。苛々はするが…。

打ち込むにつれ、何となく慣れてきて登れ出す。
そしてラインも見えてくる。
ただ、開始時間が遅かったため、moveがばれた頃には日暮れを意識し始める。

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暗くなり始めた頃、クリムが目当てのラインを登った。
神隠しv7初登。
素晴らしいクライミングであった。

私も続きたいがボンミスが続き焦る。
インターバルが足りていないことは自覚していた。
それでも気を切らさずにやることを優先。
暗闇の中でひたすら打ち、地から通し二つの核心を超えた頃には、ガバを握りこむことですらやっとであった。

普段ならスタティックにいけるパートも手が出ない。
絶対に落ちないであろう見込みの最終パートはマットを敷いていなかった。
落ちたくない一心で出した一手がとまり、完登。
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落ちなくて良かった。
名を崇拝、グレードをv11とする。

ぎりぎりまだ森を抜ける明るさは残っていた。
慌てて、そして少し安心して帰り支度をし撤収。

セット!in MONO

2.10
天象を登った翌日はいつもより早起きして街へ。

そう、この日はMonoクライミングジムでセット。
今回のテーマをセッター陣で話し合い、その後オーナーレイくんとジム運営においてのセットコンセプトを伺う。

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とても繊細でレギュラーセット全開のコンセプトでやり甲斐抜群。
ホールドは握り込み系のストックが多かったので、必然的にベーシック主体に。
復旧を兼ねているためスピードも重視、引き出しを開けきっちりと物を出す。
ジムテーマは伏せておこう、是非ともやってもらってフィードバックしてもらいたい。
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みなさん、ありがとうございました。

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