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湿度92%

1/15
予報では晴れ、しかし天気は良くない。
岩では小雨が降っていた。

はじめて湿度系を持っていたが湿度92%とはどんなものなのか。
結果はとりあえず滑る。

核心ではないパートに苦戦した。
ただ核心の一連は一発で成功。
何にせよ今日は繋ぐ事は出来ないので諦める。

岩と身体と心のコンディションがイマイチピンとこない。

雨が続く、ストレスが溜まる。
何とか踏ん張りたい。

登れそうな神話の森まで移動したが雪解けでビチャビチャ。

ぽがかつて作ったマユラのダイレクトプロジェクトを登り撤収。

幸先狙いと自惚れ

Ozroof,
12/30
昨年最後のトライとなったこの日、核心ラスト一手まで攻めることに成功した。

ただ、完登ならず挫折の一年となった。

2018年、幸先良いスタートを切るべく元旦に勝負をかけた。
前回が好感触だっただけに正直登れると思っていた。

数時間のトライで、無残な結果を悟り深追いはせず。

前回ダメージをうけた指皮は、一便ごとに裂け、血がとまるのを待ちながらトライを重ねたが、一度も核心一手目すらとまらず。

筋疲労も回復していなかったのだと思う。

昨年最後の勝負に負け、焦っていたのかもしれない。
今までのように、ここまで注いでいるのだから登らせてくれるだろうと勝手な期待をしていたのかもしれない。

自惚れていた。
自身のコンディションも整えずに勝負などできるはずがない。

これは限界値だ。
新年早々いい教訓となった。

限界に届かすには、まだまだ己を知る必要がある。
心身相関するための準備として、自己に全く潜り足りなていない。

出直そう。

敗退の日々(通算26日目)

限界以上の登攀を臨むとはこういう事だったのか…。
OZroof projectのトライが通算26日を越えた。


当時からProjectをやるっていうスタイルは変わっていないが、ここ数年限界以上を求めることはほぼなく、現に4日以上打ち込む事が殆どなかった。

いつの頃からか…
確か生涯の目標であった絶望岩「常盤」や、生涯最高のラインと思われた(今は相当するクラスはいくつか登ったと思う。)ニライカナイを完成させたあたりだったと思う。

自己の限界を一本くらい登っておきたい、
そう思うようになった。
そこで着手したのが、昨年登れた玖珠川乙女岩の更紗であり、未だprojectのこいつである。

OZroof project

昨シーズンの終わり、繋げて初めて核心の一連に成功し後半のV10パート2手目で落ちた。
それは非常に上出来で、今シーズンは正直良くない。

12/1 day23
雨上がりで状態は全く良くないが、来たる時に備えて練習。多少湿気ていても一手一手は練習出来た。

12/8 day24
1便だけ核心突破し、V10パートの優しい一手で指先がすっぽ抜け落ちる。どちらにせよ限界であった。
ここまで到達してしまうともはや回復しなくなる。パート練習して終了。

12/18 day25
指皮が抉れた状態で行った。ここ数日回復に努めたがダメだった。案の定バラしすら出来ず。

12/21 day26
シューズを変えてみた。安河内カスタムVsr、トウフックがバチ効きしだす。

ここで問題が発生、トウの解除が出来ない。そこパート練習をひたすらやったがダメ。
結局シューズを戻して、トウが外れると同時に次のモーションに入るいつも通りのコーディネーションシーケンスを取り入れる事に。効きすぎて困る事があるとは……。シューズ自体は完璧だという事が確認された。。
確認で力尽き終了。


限界以上の事をやろうとする事。
身体や岩のコンディションを完璧に合わせないと挑戦すらできず、そこに気持ちを持って行かねばならない。

とてつもなく果てしない作業だ。

こんな事を繰り返し、通いつめ一本の課題を落とす。
今やこんなクライミングはみんなにとって当たり前になっているが、飽き性な私にとって正直かなり苦手な活動だ。

それでも今回まだ続けれるのは、そこに明確な動機があるからだろうか。
この動機が続くうちに登りきりたい。

気分転換でやるクールダウンで、どんどんバリエーション課題が増えていく……

写真は天道

後退。

11.30 wed
月曜のトライによりえぐれた指皮はまだ回復せず。
翌日の雨予報に脅され、店番前に岩へ。

アップ前にホールドを触った時点で、保持感が悪いことは気づいた。いざ取り付いてみて案の定その感覚はあたり全く駄目。

前回の疲労が抜けてない。
かろうじて上部と下部の確認は出来たが、きつくてしょうがない。

核心の一連も、前回は好感触で一発最高していたがどうも出来る気がしない。
気合を入れてやってみたが、フルパワーでなんとか成功。

回復率が落ちている。
シーズン前から何となく感じていたがやっと理解した。
一旦枯渇したら、次の全発揮まで60時間はかかる。

前までの感覚でトレーニングから40時間程度でやっていたがやはり駄目だ。
少しサイクルを変えよう。

参考までに、データ化しているクライミング体力はこれまで通り上昇傾向(メニューによっては意識的に保持)、それに伴い運動効率も良くなっている気がする(検証はしてない。)ので技術関連体力も、結果的に増している気がする。

何はともあれ、本日は後退。
もしかしたら登れないかもしれない。

閃引門

11.24
雨上がりであまり期待していなかったがそれなりにコンディションは良い、風があったからか。

とりあえずproject.更紗sds。
流石に気温10度ちょいだと違う…いやちょっとやそっとの違いではやぬもはや別ものだ。
更紗スタンドのパートがまさかの一発リピート。トレーニングは無駄じゃなかったようだ。
前回は気温20度オーバー、その時はツーランクほど格上だと思っていたがこれはギリギリ射程圏内だ。

下部を入念にばらし終了。
重要なのは人差し指ではなく、中指だということに気づいた。
そして相変わらず
ポケットに持ちこたえれるのは1時間が限度のようだ。

その後、10月にやり始めたポ初登の雷管石の右。
img_2053

離陸がそもそもシビアで、浮いたとしてもその後遠い位置にあるポケットを狙う。
コントロールして動けるギリギリの位置にあるポケット狙いは非常に痺れる。
リーチがある人がやったら全然楽しめないラインであろう。


この日は、やはり良かった。何よりも気温が10度以上違うと持ち感が全く違う。
ふとカンテに手を出すととまった。
初めの時点で戦力外通告を出していた形状が気温によってホールドとなった。
その後、次々とシーケンスが繋がり、登ることに成功。

img_2054

面白い!
繊細なフックとホールド、不安定ながら身体を入れ込めばはまり込む絶妙な配列。
面白すぎて、その後もう一回登っておいた。

閃引門 v9

動画は10月に登った白虎と閃引門

時間が余ったので、帰りにOzroofprojectをやり前回の確認と下部の練習。これで全て把握できた。
気温が低いともはやこいつですら別物だ。