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敗退と左右差

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メインプロジェクト、本日も完全敗退。
明日の天気が思わしくないようなので急遽ナイト。

去年出来た出だしの一連が全く出来なかった。
そもそも前回、何となく取り付いた際出来なくておかしいなとは思っていたのだが。
本格的にそのパートのおさらいをしてみて驚愕。

せっかく前回核心が出来たのに…。

辛うじて3move中の一つは、左足の踏み込みに工夫して出来るようになったが残り2つは厳しい。

モヤモヤしながら帰路の最中、
先日左足のフィジカルが右足と大幅に差があることを指摘された事を思い出した。
回復したと思っていた左足は、実はそこまで回復していなかったのだ。
現に陸でも、一般人以下の力しか出せずフォームも狂っているようで。

出来なくなっていた2つは、左の踏み込み感が重要なパート。

すっきりした。
勿論出来なくなった事はよろしくないが、原因がはっきりしたので改善しやすい。

あー、少し安心。
ということでおやすみなさい。

夏、初秋のOz 動画

夏と初秋のエリアOzの記録動画

●久留米の人 V5
climber Tac
顕著なクラックを弱点とし辿るが、リップがかなり怠く心地よく動けるシークエンスが見つけにくい。高さがあるうえランディングも段差があり、岩場慣れ、若しくはメンタルの強さを要求される。

●Mod V8
2000年代の少し古いボルダーって感じ。

●アンサンブル
climber Tac
高さはそんなにはないが、ランディングが悪い。傾斜があるため、背中に空間を感じ、それがまた怖い。前半、私はダイレクトにダイナミックに行ったが、右にホールドがありそちらの方が良いようだ。

●Oz hold欠損後 v9/10
何度やっても苦戦する。下部核心のホールドが欠損したためやり直しで登った。うーん、苦手だ。多分v9あたりだと思うが、もしかしたら実際に悪いだけなのかも知れない。内容が素敵なだけに、難しいだけならV10にしたいが…最初につけたグレード、V8のせいでよく分からなくなっている。

やっぱりグレードはよく分からない。
エリアを公開した後の話、
甘くついてしまったグレードはリピート多発するので、話し合ってグレードダウン出来るが、
辛くついてしまったグレードはリピートどころか次第とトライすらされなくなるので再評価しにくくなる。
初めのグレーディングはやはりある程度しっかりさせたい。

と、ぐるぐる考えだして、最終的にどうでもよくなる。

本当、グレードなんてなくなってしまえば幸せなのに。

仲間の迫真登攀

9.9
仲間に誘われ岩へ。
しかも苦手な朝活。
疲労でコンディションボロボロ、見学ついでに靴を持って行くことに。
でもどうせ行くなら、気温が上がる前がいい。ということで日が昇りだすと同時に岩へ。結局仲間より一時間、早く着いた。

アップでozv8をやったがはまった。やはり気温が高い。数十分かけてリピートし、こないだ登ったvidroのlow startを。というより初めからこちらがメイン。
予想通り、スタンドのスタートポジションとなる一手が出来ない。色々やろうとしてもホールドが乏しすぎて何も出来ない。
ひたすら二時間その一手を出し打ち続けたがダメ、本当にダメ。

気温が下がったら出来るんだろうか?
仲間がアップ終わった頃には疲れ果てていた。

どうやら久留米の女(topout)v5をやるらしい。
2便目でリップまで到達したが、核心はそこから乗り上がって岩の上に立つまで。明瞭なホールドがなく非常に怖い。

ギリギリで行くと、一か八かで足を上げて、行ける確信を持ってつっこみ、たまたまでも体勢が整っていれば登れる。
そんな感じだろうか、高さもある上にランディングも良くない。

時間もないので4便目でラストトライ。
やる前から気迫を感じた。

リップまでは安定し到達。ただ、インターバルが短かったのか、外傾したリップトラバースでは腕が痙攣している。
大丈夫か…?
頑張れとは言えない。

それでも、突っ込んでいく。
無理やりヒールを上げ乗り込んでいくが、途中で厳しいと判断したのか一旦ヒールを降ろす。

そのまま降りるかと思ったが、右手を持ち直し再びヒールを上げる。
左手で大して効きもしないマントルを返し数cm重心が上がる。
ヒールから足裏全面スメアに切り替える。
この二つの動作が功を奏した。

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僅か数cmの重心移動と細かいシーケンス、
そのおかげで明らかに安定した。

ここからはもう大丈夫だろう。
その予想通り、後は見ていられるくらい安定して登り、無事に岩の上に立った。


見ていて怖かった。
ただ、迫真の登攀を前に興奮した。

登れていたからこんなことを言えるのかもしれないが、
クライミングの迫真はこんな所にもあるのではないかとも思う。

危ないことを全て禁止されてしまったら、クライミングはとても面白くないものになるだろう。

社会のルールの中で行うものをスポーツとした時、自然の中で行う登攀行為全てをスポーツの中に留めることは到底無理な話だ。
万が一そうなってしまったとき、私はクライミング以外の遊びを探すだろう。

一瞬の出来事に、そんな事を改めて考えさせられた。

おめでとう。

その後、クールダウンで左端のラインを掃除し登った。
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MoD v9。

仲間の動画は後ほどインスタとFacebookに貼っておく。
よくよく考えたら9月初の岩であった。

ozroofとバキバキゴクン

3.8
いつもと変わらず昼過ぎより岩へ。
今期最後のProjectトライ。

しかし気温は20℃オーバー…。
上部のなごり雪のmoveが中々成功せず……。
登れた時は気温2℃、精度が変わることを改めて理解した。

核心部の一連を2時間近く試したが、感触は良くなかった。一箇所を除きひとつひとつは出来るのだがそれは前回も同じ。

来期に持ち越すことにした。

夕方、河原のハングのリップ掃除。途中倒木が蔦に絡まっており大苦戦。1時間以上費やし何とか落ち着いた頃にはすでに日暮れ前。

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時間はないが、それほど焦りはなかった。
ランディングが浅瀬、高さはある、ただ強度はそこまでないことはわかっていた。

3便目に無事成功。

怖かったが、最近登った課題に比べればまだまだ余裕。

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バキバキゴクン v8 とする。

3.9
全身筋肉痛。Projectのトライは昨日で最後だと思っていたが下手にトレーニングするより良い負荷になる、もう暫く通おう、筋トレがてら。

oz roof 6日目

2.29
oz roof project 6日目。
と言っても11月末にトライし、その後骨折してからは初。

正直全く登れるイメージはないままのトライ。

とりあえずルーフを抜けたところからスタートしてやってみた。
アップでmove確認後、繋げトライ。
後半の核心は前回完璧にしていたこともあり、1便で繋がった。

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なごり雪 v10

その後、ルーフ部の練習。
感触は非常によく、精度の悪かった一手がポコポコととまった。
解決していない次の一手は流石に厳しかったが、何とかなりそうな気がしてきた。
指皮があまりなかったので万全な時にやる事に。
というより吹き抜ける凍てつく風と雪にめげた。
エリア移動。

夕方からは、杉林のカチprojectを攻めたが全く進展なく、散歩しながら過ごした。
少し登り足りなかったので、かつて湿気で諦めたラインを完成させ終了。

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ハジケトブ v8