「RockPath」カテゴリーアーカイブ

8/20岩日記(先の人、後の人)

林道から見える巨石。
ボルダラーからしたら相当魅力的なその岩。
私はすぐさま駆け寄り見上げ興奮した。


10数年前、この岩を見上げたあなたは何を思いましたか?
私は今、そのときの気持ちを共感できたのでしょうか。

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8月20日 相変わらずの玖珠川の再開拓
一通り整備は終わったので登りに入る。これまでは整備メインだったので暑さはまだ我慢できたけれど、本気で登るとなると、さすがに我慢できない。

持てると感じたホールドが全く持てない。
v6くらいの保持感のホールドでも、体重を預けてみると力が抜けてくる。

やはり30度以上では厳しい。

進行を諦めることにした。一応kafkapjもやってみたがこないだ同様、ホールドを触った瞬間湿気を感じるとともに指先のチョークが一切なくなる。
多分だけど、岩自体が乾いていないのではなく、岩と気温/指先の温度差がありすぎて一気に湿気るのだと思う。

秋まで待ちたい。

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14時、栗崎合流

前回bobと探索していた際、岩を見つけたらしい。ずっと見つけきれていなかった岩。
私はこの岩を探すべく2日ほど探索し敗退。栗崎は探索3日目だったとのこと。

林道からすぐその岩は見えた。

周辺には全く岩の気配はなく。当時、氏はなぜこんなところまで進入したのだろうか。。。
栗崎やbobもよくここまで入り込んだと思う、そう思えるほど周辺に岩の気配はない。

氏の嗅覚、そして再訪者の執念に感心した。

平坦な場所に置かれたその岩は異様な存在感を醸し出していた。

過去、写真で見たその岩は、それなりに大きそうでまぁまぁ良い岩に見えた。
実際は、ラインになろうがならなかろうが絶対に確認せねばならないレベルの岩。

思えば、過去、氏から聞いた岩はこんなのばかりだった。

風の入らない谷間にあるその岩

見上げた瞬間は
「またか」
そんな気持ちになった。もっと早く行動に移していればよかったと。

良い岩だ。
栗崎は整備2日目

間の世代である私は昼寝をして待つ。
15時過ぎ、どうやら整備が終わったよう。栗崎、トライ開始。
きっと良いラインができる、そんな確信はあった。

18時より私は店番だったので、16時前に撤収。

日暮れ前、登ったとの報告あり。

この地の開拓をしてきた先の者が情報を残し、後の者がしっかりと受け継ぐ。

想うこと多い。本当良かったと思う。

とりあえず今記事はあくまで日記なので、また纏まり次第記録を残したいと思う。
終わり。

受注、久留米絣のチョークバック【じゃらし工房】

年頭より、じゃらし工房製
久留米絣(かすり)の布地を使ったチョークバックを販売しておりました。

とても素敵な生地に魅せられたクライマーの方もぼちぼち増えてきたと思います。
8月の依頼分は、お客様からの受注分メイン。

こちらの製品は、問い合わせがあった生地を野村織物様に準備していただき作成依頼した分です。
この生地に惚れ込んだのがわかるような仕上がり。。。落ち着いた柄でずっと見ていられます。

粉袋Plus(チョークバック)とCB plus(腰付チョークバック)

あずま袋、エゴバックやジムバックに丁度良い大きさです。

あずま袋は、フリー在庫がほぼ出回っていませんが受注にて沢山の方のもとへ旅立っています。

久留米絣のチョークバック、Baseにていくつか在庫があります。
Baseリンク

気になる製品や生地の組み合わせ等あればjoywallまで気軽に問い合わせくださいませ?
来月は、生地屋さんで出逢った素敵な生地たちでjoy店頭在庫分の依頼をしたいと思います。
楽しんでもらえたら幸いです。

8/17岩日記 (日陰涼しい32℃)

8月17日

とても暑い1日だった。
ベタつく汗、今年はいつまでも慣れない。

日陰に入るとやはり涼しい。
そう思い気温計を見ると、32℃の表示。全然涼しくないじゃないか。


日向は40℃を越えていた、10℃低ければ涼しく感じるものだけど…。

とりあえず秋にやりたい岩に取り付いてみた。晴れ続きにも関わらず何故か下部はしっとりしており、ホールドに触ると指先のチョークを全て奪われる。

熱のせいかと思い、夕方まで待ってみることに。

17時30分、太陽は山陰に沈む。気温は一向に下がらない。仕方なくやってみた。ホールドを触った指先に湿気を感じる。駄目だ。
熱もあるかもしれないけど、岩自体も確実に湿気ている。

半分崖に埋もれたこの岩、もしかしたら秋に入ってもずっと乾かないんじゃないだろうか…そんな不安を覚えながら撤収することとなった。

ダイダラボッチ

ダイダラボッチの記録を書き損じていた…
梅雨夏それなりにがんばったクライミングも、いくつか書き損じがある。

きっとコロナや大雨でメンタルがやられていたのだと思う。。。

ダイダラボッチ

前回来た際は入口の水道岩で終わってしまった。やりたかった(天帝v11)の右カンテまで辿り着けず。

そもそもは、来季しっかりと打ち込める岩を探すのが目的でこの地に来た。
本来狙うはこの岩だったのである。

山の頂付近にただ一つ聳えるその岩は、当時とても威圧的で格好良く見えた。

今尚も格好良さそのままに、当時に比べ少しだけ可愛らしくみえた。
最近登った岩がどれも高すぎたからだろう…。

先に登っていた左カンテ、現(2015年初登 天帝v11 )。
右カンテと比べると左カンテの方が攻めやすかった。
難易度は正直どちらが上かわからない。

何故左カンテの方が攻めやすかったかというと、ランディングが若干斜面になっており、左カンテは落下距離が減ること、斜面にある分moveが探りやすいこと、さらには上部がやさしいこと、それら相まってストレスなくトライすることができ、天帝が完成した。

右カンテはフラットランディング、高さを感じた。さらには上部も悪く見える。精神的には狙いにくい。ということで当時(5年前)は放置してしまっていた。

6月8日

今は、手頃なサイズのボルダーに見える。旬なのだろう。

まずは下部をやってみる。

最初の核心であろう右ハイステップヒールから遠いカチを狙う。
ギリギリ届くが捉えきれない…日差しが丁度目に入りコントロールが狂う。しかもヒールがシビアすぎて気持ち悪い。何トライかするも目に入る光にイライラし中断を決める。今やっても仕方がないと…。

1時間ほど昼寝をし16時再開。
(そもそも私は登り出しがいつも15時とかなので)

日差しも丁度良く、問題のカチはそれなりな精度で捉えることができた。次の2moveはそれなりに良く、その上、サイファー気味にポケットを狙う一手。うまく決まらない。

ここが核心だろうとよみ、気合を入れてとめに入る。

思ったよりあっけなくとまり、上部突入。これで登れると思いきやホールドがない……降りる。

まさかの本当に上部核心。下から眺めてもホールドがよくわからない。上に回り込みパモで苔を落とす。シワっぽい箇所がいくつかあった。

どれかホールドになれば良いが…。

トライ再開、面倒なヒールmoveをこなし思いきりのいるサイファーを決め核心へ。
ホールドを探る。掃除した箇所にワンフィンガーポケットがあった。

しかも下部の強度に合わせるかの如く丁度良い保持感で。奇跡かと思った。

浅いワンフィンガーポケットに中指をねじ込み、右足を上げる。右足の効きがかなり緩い。すっぽ抜けそうで相当怖い。一旦落ちる。まぁまぁな落下距離であった。

これまで登ってきた岩に比べるとそこまで高さはないものの、上部核心は久々なので痺れた。

全て出揃った。時刻は17時前、意を決する。

次の便、全て完璧に決まった。
天帝の右のカンテ、初登。

ダイダラボッチ v11

天帝v11と同じくらいのmove強度だと思うが、核心の位置が違うのでストレスはだいぶ増すと思う。

ダイダラボッチ、課題自体かなり良い。周辺に岩は少ないが良質な課題はそれなりにある。

公開もできそうなエリアなので頑張りたい。
(※2020年豪雨で林道崩壊、当分先になると思われる。)

秋に向けてのproject探し、丁度良い岩ではなかったけれど、ものすごく気持ちの良いクライミングをさせてもらえた。
結果的に満足である!

8/15店番日記「ぴよぼーる暴走」

今日とて店番。
夏季時間での営業も後半に差し掛かりました。
いつもと違う勤務体制で過ごすと、普段のルーチンでやっているセットなどの仕事が進まず。

気分転換にぴよぼーる増産作戦へ。

特に求められてはないのですが、オンラインショップでじゃらし工房の製品を購入いただいた方へ、余裕があるときはおまけをつけており、そのひとつとしてぴよぼーるを混ぜ込んでいます。

ものづくりは正直苦手で……10分くらいすると集中力がきれ……
たまに変なものができてきます。

(なんだか赤いものが。。。)
おまけに関しては特に気にしないでくださいませ(*´꒳`*)

トレーニング

 

先月末あたりから、あまりjoyで登れておらず。。。先にデータを取ってみると、案の定、保持や最大出力ガタ落ち…。

クライミング自体の調子はそこまで悪く感じていなかったし、すぐに難しい岩を取り組むわけじゃないので、特に困りはしないけれど。。。
気持ちが悪いので、ぼちぼちトレーニング再開。そして今日の数値はまずまず。
やはり普段のトレーニングのルーチンを守るということは、私にとって大切なことなのだなと感じさせられました。

夜、旧友が来店していたので1時間だけ何も考えず普通にクライミング。やっぱり楽しい!トレーニングだけじゃなく普通に登る時間も作らねば、と思いました(あたりまえ)

明日はまじめにセットをしませう、と。

(赤い壁no.15 敗退…)