「RockPath」カテゴリーアーカイブ

岩とジムとブラシ

ジム(人工壁)では壁からニョキっとホールドが生えたようにあるのに対し、岩は中にめり込むよう存在するホールドも多い。そこでは柄が当たって磨き辛いこともたまにある。

なかでもABPはポケットが多い。そこでホームセンターに売ってあるロールブラシを買い足した。

磨き心地はイマイチだけどホールドを攻撃せずに済むので良い。

ニョキっと生えたホールドにはクライミングブラシが圧倒的に良い、なにせ磨いてて気持ちが良い!

写真があったので日記を書いてみたものの、面倒くさがりの私は結局目についたブラシを使うのだけど( ´▽`)
案外持っていても損はないのかも、と。

ABP再開

良い季節がきた。ABPを再開する。

10月31日 今季初対峙

想定外に岩は苔に埋もれていた。

掃除を済ませたところでトライ開始。
昨シーズンの終わり、核心を超えリップで落ちたので上部の印象が悪い。ということで上部から確認。

大丈夫な事がわかった。

下部の確認。感触がかなり悪かったが、スタートホールドが濡れていたことを原因としmoveの確認のみで終わる。

11月5日

登るつもりで訪れる。昨シーズンの感触がかなり良かったのでそこまで難しくない気がしていた。コンディションはなぜかそこまで良くない。晴れは続いたものの若干の湿気。さらには体調最悪。風邪が治らない…。

それでもできる気がしていたが結果はズタズタ。

勝負にならず。少し間をあけ、イメージをリセットし万全に整え再訪することにした。昨シーズンの終わり、核心を突破している。登れないはずがない、出直しだ。

時間があまったので夏登り損ねたコモングラウンドのダイレクトをやる。

全く出来なかったランジパートも、秋の気候が手助けしてくれ問題なく出来た。

勇気 v10(三段)

その後探索、良い岩はなかった。谷を登りすぎ来た道を帰れない事態に陥ったが、そこで見た夕陽は美しかった。
稜を周り、日暮れ寸前で車に戻ることができた。

フラットシューズのススメ

今回はクライミング経験者用の記事です♪
ボルダリング未体験の方もjoywallでは随時受付しておりますので気軽にご来店くださいませ〜(*´꒳`*)

では、今回は
「フラットシューズのススメ」

クライミングシューズ、最近主流のタイプ「ダウントウ」

ここはあえて
初級者、中級者の方にフラットシューズを選ぶメリットを紹介したい。
(というより、最近クリニックレッスンで見られる多い足腰の出力の弱さは、早期からダウントウシューズを履く風潮が起因していると)

ダウントウシューズを使う利点は、カキコミの強さ。

手で言うところの、ガバを持つような保持感がある。
●シューズの力で意識せずとも足が残る
●一時的に登れるグレードアップ
●つま先でカキコム技術習得

逆にデメリットもある。
●保持感が強すぎ多少の雑が許される

ガバのホールドをもっているとき、多少moveが雑になっても成功してしまうのと同じ現象が足で起きる。


(赤点が重心軌跡)

結果、つま先でのカキコミが癖になり、
下半身でカキコム技術(腰を入れるというやつ)と身体能力(筋力)が身につくタイミングを失う。

グレードを追うには、ダウントウは近道になり得るが
長期的に見たとき、技術を身につけるという遠回りが案外近道だったりする。

フラットシューズ、
特に足腰弱目のユースや運動経験の少ない女性陣へ…
トレーニング時の使用に一足持つのも良いかと(*´꒳`*)
下のグレードからブレを意識しつつ。。。

動画

孤高の岩Dahlia初登

覚悟は決まった。
きっと過去登ってきた岩の方がやばい。大丈夫だ。

10月28日
高原の駐車場でストレッチ。

満ちたところで森に入る。
リップに溜まった落ち葉を落とし、マットを敷き、アップをする。

準備が整い1便目、

前回出せなかった一手が出せた。核心に入った。もう引き返せない。地面に着くのは、落ちた時のみ。怪我はしないと思うが覚悟はいった。

ラストムーブ、たるいリップに左足を上げ乗り越し。

無事一連を乗りきった。興奮のあまりスラブを走る。
スリップし一瞬冷やっとしたが右手のガバキャッチが一瞬早かった。

「Dahlia v12/四段」初登

凄い岩だと思う。
偉大さや美しさは過去登ってきた岩が勝ると思う。ただこの岩はこの空間含め独特の存在感がある。
手頃に見えて手頃じゃない感じ。
偉大に見えて案外身近にある感じ。

ツンデレ具合が丁度いいと思う。
「ハレルヤ」を除けば間違いなく今年一。と、長くなりそうなので今日はこんなところで。詳しい話はまたの機会に。

〜終わった。
僅か30分の出来事であった。

周辺の岩を少しだけ登り、今日は休むことにした。

延岡、火と岩

11月10日
延岡のジム、インテンスにて出張キッズレッスン!

半年前に比べ、みんなびっくりするほど上達。と、レッスンの話はまたJoyのブログにでも。

夜、インテンスオーナー邸にお招きいただき焚火。

素敵過ぎて、毎度私も庭が欲しくなる。。


翌日、ゆっくり目の出発で岩へ。夜、地元で飲みの用事が入っていたので3時間だけ。
最寄りの行縢山を案内してもらった。

実は19歳の頃、一度来ている。その時敗退した岩をやりたいと思っていたのだけど、うろ覚え。。

駐車場からすぐに横広の岩がある。
多分この岩だったように思う。左の方のラインで敗退した、ような?

早速中央付近のラインでアップし、開始!
トポを見ると1級。これな気がする。

酒が残っておりフラフラ、挙句ここ一週間で3日目の岩。カチが指に刺さって痛い…。でもこの岩は面白い。ということで心と身体が全然一致しない中辛うじて登ることができた。

ひとまず満足!
(帰って昔の写真見返すと…登れなかったのはどうももう一本左な気がする。。)

次に2級から五段がある岩を案内してもらった。

とても格好良い岩だった。宮崎ポテンシャルヤバ過ぎる。

どれもかなり魅力的なライン、時間と体力と指皮的に登りきるのは不可能だと思い、やりたいやつをやる事に。となるとここはやっぱり中央!二/三段。

中間部が核心だと読み、そこをバラしてから下部を。下部も微妙に悪い、しかも核心まで5手。もはや何も残っていない。形ができたところで終了。(ライン取りがどうもおかしかった模様です。)

未知数かつスケールのある岩をガジガジと登る、しかもどのmoveも起こしていて気持ちいい。最高じゃないか。

そんなこんなで充実したツアーを終える時間となった。オーナー夫婦にはご飯、泊まり、岩まで、本当お世話になりっぱなしで感謝しかない。
名残り惜しみながら延岡撤収。
「ありがとうございました」


夜、地元別府にて旧友と飲み。

これまた良い時間。クライマー以外の知人は皆無に等しい、新鮮すぎてテンション上がってしまった。
何よりもみんな元気そうで良かった。
また帰ろう。