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八面山「いぶき」

10月3日 夕刻
時間が残っていたので少し寄り道。春、サモハン(宮本氏)が初登した「いぶきv8(初段)」を。

参考資料
岩の仲良し団通信vol.1

内容は見た目通り。八面の初段から二段に多いザ・バルジ。テクニカルかつパワフル。
数あるホールドをベストなmoveのために選定していく行為が実に面白い。大洋v8(初段)や各sbsシリーズv8〜9ファンはきっと好きなはず。

いぶき v8(初/二段)

初登者コメントより
「岩を掃除し、一手一手moveをつくる。岩に命を吹き込んでいるようだ。」

一手一手つくっていく行為がまさしくそれで、素敵な追体験をすることができた。再登まだ少なめだと思うので一応グレードについて書くと、私もv8(初/二段)に同意。完全オリジナルなラインの八面山新課題、クラシックに並ぶ良課題だと思う。

遊びでLow Startを。顕著に外傾した棚から。かなりパワフルな2手が加わり、いぶきの核心の精度が落ちる。

グレード一つ分上なのでv9(二段)だと思う。登っておいて何だけど、宮本氏が登ったオリジナルスタートの方がすっきりしていて良い。ということでさらっと流そうと思う。

動画

時間一杯遊んでしまったので慌て撤収。

Dahlia(掃除)

9月14日
早起きをする。
予報を見るとかろうじて晴れ、先日山奥で見た岩をやりに行くことに。

9時過ぎには岩の前に立てたがどうもこちらは降っていたようでビチャビチャ。山間部の天気は本当に難しい。ひとまず掃除。予想以上に苔が手強く、案外時間がかかった。季節が良くなる前に一度来ていて正解だったかもしれない。

ダメ元で少しやってみるが、全然ダメ。

ランディングも良くないので無理するとやばそうな気がした。敗退を決める。

時間があったので大移動し栗崎と合流し登る。
(先日トポを上げた合楽川の記事に続く。)

蜂の巣/八面山無線ボルダー

八面山に蜂の巣発見。

明後日土曜は晴れ、人も多く訪れる可能性あり。ということで、いつもの登攀日記更新速度では到底追いつきそうにないので取り急ぎ連絡です。

(2019年10月3日14時情報)

八面山 無線ボルダー

場所はstinky 中間部のガバの左上のクラック内。

下部のホールドの乾き具合をべたべたしていたらクラックから蜂が出てきました。何蜂かは私の知識では分からず。よって毒性や攻撃性も不明。
巣があるのか確認すべく遠くから刺激、4〜5匹出てくるのを確認。

危険な蜂なのかどうなのかはわかりません。でも蜂の命もあと1ヶ月そこら、それまでトライを待ってもらえるといいんじゃないかなと、私は思います。

ひとまず状況説明まで。今日の日記はまたそのうちに♪

雷オヤジ

9月16日、一時帰省。
夜、無理矢理時間をつくり岩へ。

やっていなかった城島のハングの左open projectを。5日晴れたので、いつものクラックの染み出しも収まっているだろうと、、思いきやそんなことはなく…。

ダメ元で少しだけmoveの練習をし、登り足りなかったのでrepeatを。「時をかけるオヤジso v10(三段)」の核心で良いmoveを発見。せっかくなので「霹靂雷v10(三段)」の核心から「時をかけるオヤジsp」に繋げる「雷オヤジv11(三/四段)」の一手下からをやってみた。

一手増えたところでv11だと思う……。ということで略。
「時をかけるオヤジ」は誰かが打ち込んでいる気配が見られた。

こんなマニアックな場所に通いこむもの好きもいるもんなんだなぁと。(感謝)


この翌日からは佐伯にて主張セット。

種火と熾火とトポ

9月12日

少し早起きをしてやや遠くの岩へ。その岩は山間部にあり、一度濡れたら乾きも悪い。晴れ予報が続いたので行けると踏んだが山はどうやら降っていたようで、岩はグズグズ。

少しだけやり敗退を決める。

さてどうするか、時間はまだまだある。現在地からすればかなり離れた位置で登っている栗崎と合流することにした。
場所は合楽川桜滝上流。

岩は乾いていた。ただ夏に整備したらしい下地は、見事に流されていた。
再整備。

1時間ほどかけトライできるまでに仕上がった。ちょっとの雨は持ちこたえてくれるだろう。

早速取り掛かる。とはいえ全く登れる気がしない。栗崎は右カンテを。私はハング左を。栗崎のラインは、強度それなりに
ランディングがかなりやばい。ホールドやムーヴも分かりにくい。どうなるのだろう。。?

私のやりはじめたラインは正直強度以外の魅力は皆無に等しい。とにかく悪い。予定していたsdsでは離陸すら不能、これはv15(五段)をはるかにオーバーしている。

よって上のカチからはじめるも離陸すらままならない。
これは…気合いしかない。

指かわが裂けるのを覚悟して離陸、その2トライ目、まさかの初手とりに成功。正味この一手でこの課題が決まるといっても過言ではない。

絶好のチャンスだったが、私は2手目で落ちてしまった。上半身に力がこもり過ぎ足がキレてしまったのだ。

やってしまった。その後初手はとまらず。
1時間ほどして栗崎、意を決したトライで右カンテを登った。

種火 v6(1級) ランディングが悪く落ちれない1本。

その後も私は初手がとまらず。帰る時間になった。栗崎を待たせる形になったが、有難くも周辺整備をしながら過ごしてくれた。
終わりの時間はとうに過ぎた。裂けそうな人差し指の指かわをかばい、ランジ体制を正体から側体に変える。

初手がとまった。あれから、2手目以降は再三練習した。落ちる要素は一切なく完登。
熾火 v11(三/四段)

この一登は今年一番気合いが入ったといえる。が、余韻に浸る暇はない。店番の時間迫る。
ということでバタバタ撤収。。。

日田市天ヶ瀬南部に位置するこの岩。周辺には2005年あたりに登られたいくつかの課題があるが、それらはまたおいおい紹介するとして、今回登ったものを。
7月に再公開した湯釣の帰りにでもいかがだろうか。ランディングはしばらくあると思う…もしかしたら台風で流されているかもしれない。

天ヶ瀬から合楽川脇の道を南下。その後桜滝を横目に通過し(正確には滝は見えない)、最初のT字路を直進。すぐに右に水場があり後はトポ参照。

動画up