「由布山麓」カテゴリーアーカイブ

由布岳東 monsterとトポ

約1年半前(2020年1月)、二日酔いのなかフラフラしながら見上げたmonster face。
知人からもらった写真では4m程に見えたが、実際は7-8m。このコンディションでやるには少しやり過ぎ感のある巨石。

右のライン。壁中、凹凸がはっきりとあり明らかに登れるがあまり綺麗ではない。上部の怪獣の顔に見える部分の右眼(大穴)に向かう。

濁眼 v4(2級)

左のライン。綺麗な壁に細いクラックが左上、周囲に良い感じのホールドが。こちらは弱点に沿って登る美しいライン。

雷の子 v6(1級)

右左2本のラインが出来た。さて中央は?
出来そうな出来なさそうな、途中結局右か左に流れそうな。読みきれない。どちらにせよリスクがありそうなのでこの日はトライをせず。

 

2021年7月12日

暑い日が続く。こんな時は高所へ、そうだ由布岳へと。前回取り付けなかった中央の道筋をやりに向かう。

二日酔いの身体では重く遠く感じたアプローチも、快適なハイキングであった。久々に見上げると相変わらずでかい。

中央は果たしてライン成立しているのか?見上げる限りホールドはよくわからず。

昼過ぎ、いざ着手。と思った瞬間に小雨。山の天気は変わりやすい。やばい。

フェイス中央の目立つホールドから取り付く。程よくギリギリ届く位置にポケットが続く。右に左に壁を大きく使いながら進む。その上で、隣接するラインとは干渉しない。

良いラインじゃないか。

後半パート、モンスターの顔の部分はやや脆く感じたが慎重に進めば問題ない。

雨粒大きくなる前に登りきることができた。

Monster

雨が酷くなる、鶴見岳の方からは雷鳴が。まだ時間はあったが撤収することにした。

アクセス

岩は脆く最新の注意が必要。

 

由布岳東口の岩

1月20日

大分の打ち上げの翌日、安定の二日酔いで昼過ぎまで動けなかった。
元々今季最大目標に対峙する予定だったが体調的に無理。

ということで身近で手頃な岩をやる事に。

故郷で過ごした日々の中で通い詰めた由布岳へ。東口に最近良さげな岩があると聞いた。

歩いて15分程との事。かつて歩いたはずだが記憶にない。改めて見に行くことに。
当時登ったいくつかの岩を横目に歩き続ける。

丁度15分で岩に着いた。手頃な岩と聞いたのだが…。

全然手頃ではなかった。でかい、というかデカ過ぎる。

上にまわるもリングボルト一切なし。周辺のエリアは3mをこえると大体ボルトが打たれているのだが…一番高いところで7mはあるだろう、奇跡か?

ワクワク、と同時にフラフラ。登りたいという欲求と同時に二日酔いを再確認。久々に迷った。これをやるコンディションではない…。
とりあえず左右の脇を3ー4本登る。

酔いが覚めてきた気がした。

やろうと!
一番良さげな左のクラックをやる。

最高だった。でかい岩に割れ目に沿った顕著なライン、しかも大きな動きがリップまで続く。それなりにびびったが何とかなった。

雷ノ子
グレードはv4〜7のどこかだと思う。若干脆いがかなり良い道筋だと思う。v7が安全に登れるクライマーならかなり充実したクライミングが出来るだろう。

少し登り足りなかったので右も登って撤収。

濁眼 v4〜5
岩の正面を顔として右眼に向かって登っていく。

二日酔いではじまった一日であったが、結果的に充実したクライミングができた。由布岳の自然を満喫しつつ帰路へ。

由布岳 Hanna

11月12日
前日は地元の旧友と別府で飲み。ということで実家速見で目が覚めた。

夕方久留米の戻る予定にしていたので、最寄りの由布岳へ。高校時代から登っていた通称カーブエリアで登る。

ロケーションは相変わらず良い。むしろ良すぎて怖い。広大な自然の中に身を置くと、自身のちっぽけさを体感。そしてボルダリングという行為のリスクについて考えてしまう。

10代の頃、考えられる様々なラインを片っ端から登り、さらには帰省で訪れるたびにロースタートやトラバースなどのバリエーションも追加。

それでも正面だけはダメだった。
そもそも当時、正面にラインが引けるなど思ってもいなかった。

春、正面を見上げる。左のカンテを上手く使えたらラインになるように思えた。
初期に登った左カンテライン「久遠ノ美」の想い入れが強すぎ、左カンテを利用するという発想が完全に抜けていた。

その日の夜、地ジャンスタートで完成させる。
地ジャンせずとも離陸できるホールドはあるが、そこから地ジャン先のホールドまでが繋がらず。その日、仕方なく地ジャンで登ったというのが正確。

今日はそこを重点的に探ってみることに。

離陸は問題無い。実は過去何度か試したことがあったが、当時は離陸すら厳しかった。

離陸後、初手が遠く感じる。左手のホールド以外、全てが悪い。しかも次の一手は左手だ。明瞭なフットホールドがない分イマイチ形を決めきれず。
色々探っているうちに初手が届いた。良いポジションを発見!

moveは決まった。こうなればこっちのもんだ。上部は前回登っているのでプレッシャーはない(高さによるプレッシャーはもちろんあるが、成功しないのではないか?という不安からくるプレッシャーは消えた。)

気持ちを込めて、初手をとめ、登りきることができた。

Hanna 初登

見上げてからが長すぎて、正直グレードはわからない。岩とロケーションは最高、それは間違いない。
岩の上で見た湯布院の町がとても美しく

長らく愛した岩がまたひとつ終わった。

雷オヤジ

9月16日、一時帰省。
夜、無理矢理時間をつくり岩へ。

やっていなかった城島のハングの左open projectを。5日晴れたので、いつものクラックの染み出しも収まっているだろうと、、思いきやそんなことはなく…。

ダメ元で少しだけmoveの練習をし、登り足りなかったのでrepeatを。「時をかけるオヤジso v10(三段)」の核心で良いmoveを発見。せっかくなので「霹靂雷v10(三段)」の核心から「時をかけるオヤジsp」に繋げる「雷オヤジv11(三/四段)」の一手下からをやってみた。

一手増えたところでv11だと思う……。ということで略。
「時をかけるオヤジ」は誰かが打ち込んでいる気配が見られた。

こんなマニアックな場所に通いこむもの好きもいるもんなんだなぁと。(感謝)


この翌日からは佐伯にて主張セット。