「御伽と神話」カテゴリーアーカイブ

トーテムポール/不死鳥

随分前の記録だが…
気温上がる前にカチ課題を仕留めておこうと、ちょっと遠出。

狙うproject,
ひとまずスタンドのトライ。
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アップと確認が終わったところで本気トライ。
一発でかくしんが決まり完登。

その後sdsにトライする。下部はそこまで難しくはなかった。
繋げに入る。
するとどうしてもスタンドの核心となっていた一手が止まらない。
一時間打ってもとまらないので、バラし直す。
…そしてそのパートは一度も成功せぬまま指かわ終了通告…敗退。

もうこれは、気温が高くなってからは不可能。
スタンドをトーテムポールv10とし、sdsは来季持ち越し。

次。
大移動をして、前回倒しそこねたprojectへ。
時すでに16:00過ぎ。

気合いを入れて、速攻繋げに入る。

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2瓶目にて完登。
勝因は、岩が乾いていたこと。
不死鳥 v10とした。

動画はこの2課題とおまけで白真剣。

開拓

日曜日
どこに向かうか最後の最後まで悩み、なんとなく着いた場所はジゴ坊。

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ここに来ると、いつも自分のちっぽけさを感じる。
それほどここは広大で荒々しい。

林道沿いの岩に取り付こうと荷物を置き、ホールドを探る。
ホールドに見えていたポケットは全て外傾しており、持てるものではなかった。
再び荷物を担ぎ歩く。
次の岩は大丈夫そうだ、整備を開始する。

リップに回り込み、泥を落とす。
30分が経過して、ふと思う。
このままでは、目的のprojectにたどり着いた頃にはきっと日が暮れている。

整備を断念、暇な時にやろう。

次、
少し歩いたところに荷物を下ろす。
その周りにはいくつか岩があり、それぞれやりたいラインを整備することにした。
時間は登り含めて1時間。

私は整備の必要なさそうな岩を選んだ。
壁の端の、木の生い茂った中に隠れていた岩。
傾きといい尖り具合といい、素敵な感じ。

枝を払い、リップを軽く掃除。
掃除が終わると、突然目立ち始めた。
開拓とはこんなもんなんだろう。

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斜面にあるため、上部では落ちたくない。
下部がかなりパワフルで、上部はテクニカル。
暫く打って、下部はこなせるようになった。

上部、リップを持って足さえ上がれば終わりだろうと考えていたが、その発想は安易であった。
岩の上が狭すぎてうまく収まらない。
やばいと思ったがもう引き返せない。

重心は上がれば上がるほど抜けてくる外傾したリップ。
マットは真下にない。斜面に着地出来る自信もない。
もう上がるしかなかった、
抜けないでくれと願いながら、転がるようにマントルを返し、重心がリップの上に上がったところで駆け上がる。

心拍数が上がりすぎて苦しく、暫く動けなかったので、
リップの上でうずくまる。

落ち着いたところで振り返る。
リップ付近がやばいということを、全く想定出来ていなかった事に、少し凹んだ。
マントル自体のグレードはv3程度だろう。
ただ、分かりにくいだけだ。
出来るマントルのレパートリーをもう少し増やしておかないといつか怪我をする。
反省。

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その後、撮影のため、リピートしようとするが
リップにたどり着くたびに恐怖心が蘇り心拍数が上がる。
残念。

美しいものには棘がある。

名を 君は美し グレードを v7(初段)とする。

落ち着いたところで、仲間の様子を見に行くと、まだ靴すら履いていなかった。
仕方なくまったりしながら課題完成まで1時間、だらだらと見守った。

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ネクロフォビアみたいな課題名 v3のボブ

登りだしてから正味3撃くらいであった…。

登れたところでエリアを移動しぽ城へ。
ぽ城の記録は前回のブログ参照。

昼過ぎに竜体に移動。
仲間を竜玉岩に残置し、最近の変化やエリア保全の確認作業。
落ち着いたところで、みんなとダラダラして過ごす。

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暖かくも温かい竜玉岩であった。
夕方、ボブの真龍宮道v5(2級)の完登を見届けて1日を終えた。

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月曜日、仲間の希望で神話の森へ。
午前中はひたすら岩を見て回り、昼過ぎより登り出す。

私は大昔登った 変異種 (グレード忘却)のロースタート。
離陸した瞬間、ホールドが吹っ飛ぶ。
不可能となった。
仕方なくスタンドでリピートを試みたが、またしてもホールド欠損。
さすが変異種、名付けた通り、コロコロ変わる。
心が折れて断念。

隣で絆 v7(初段)をやっていたクリは王手まで攻めていた。
いい目標を見つけたようで何よりだ。

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まだまだ時間があったので、他のエリアを深く偵察して終了。

五角岩とティターニア

1.12 mon

開拓、場所はまたまたこないだの河原。
ようやくトライ出来るまでに乾いていた。
アップがてら少し離れた岩をやる。

まずはアプローチ整備、
とりあえずアクセス出来る最低限にやる予定が、開拓スイッチが入ってしまったため1時間ちかく整備。

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その後、幾つか登る。
見た目より悪く、この時点で大幅にタイムオーバー。

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治癒スライムv3 3級 faボブ

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プリマ v8 二段

その後休憩にお湯を沸かしてカップラーメンを食べる。
落ち着いたところでメインの岩に取り掛かる。
下降路の確認とリップを掃除したところで、まさかの雨。
全く無警戒であった。

一回だけ離陸して終了。
どうやら悠長にラーメン食べていたらいけなかったようだ。

その後はダラダラと岩を探しながら、大移動して神話へ。
道路の濡れ方から、雨は降ったようだがなぜか岩は無事。

どれをやるか悩んだが時間もなかったので一番登れる可能性の高い、火群v9二段のある岩の右端をやることに。
核心のランジの一手以外はさらっとばれた。
ランジも一回だけ止まりかけたので繋げに入る。
何と言ってももう時間がない。

繋げるとさらに精度が落ちた。
イライラしながら回復を待つ。
するとまたしても雨が……。
一度だけ確認したトップアウト、実はマントルの際、濡れた右フットホールドで一回思い切り滑った。
ギリギリマントルを返すのが一瞬早かったので持ちこたえたが、さらに湿気るとどうなるか…。

最悪、降りるという判断をしなければと心に決めて、続ける。

そして何便目かは覚えていないが、核心が止まった。
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思いの外そこから2,3手も苦しみ、落ちそうになりながら一生懸命こなすと、気付けばリップ。
先ほど滑ったフットホールドに右足を置く。
注意すればスリップはないと判断。

つっこむ。

無事に岩の上に立てた。

ティターニアv10(三段)とする。
日暮れまじかだったので、アプローチの途中の岩でへばりついていたボブを拾い、撤収。

再録 呑みと開拓

昨年の事は昨年中に済ませたかったが、
ホームページのトラブルで、
記事が消えたので記録用に要点のみ書き直す。

12/27 久留米店忘年会

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3次会まで続き、組織としても密な話が出来たし、今後ネックになることや課題も話せ、何より楽しかった。

翌日、開拓。
其々が課題を整備し完成させた。

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テラちゃん、たかdはリピートでも良いクライミング。
テラフレアv2やトシノセv3、シワスv2などが完成。
ジャガも粘り、笹v4を時間ギリギリで初登した。

私は、ターゲットが濡れていたため、整備に走ったが、
マットの空いた時間で、とりあえず火群v9を完成させた。

爽快感を求めて

先週の、前傾してひたすらハードなmoveの続く課題の登攀でストレスが溜まり、
次のストレス発散に選んだクライミングはスケールのある爽快な課題。

12/25
そんな課題を求めて山へ繰り出す。
久々の神話の森。

デカい岩に改めて興奮するが、
相変わらず、アプローチと岩は倒木や苔に覆われている。

仕方なくリップ掃除と浮石落とし、
ランディングの倒木や石の撤去、
作業満載でひたすら整備に励む。

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2時間を費やした頃、
このままでは本末転倒だと気付き、整備のそんなに必要のない岩を探す。

そして選んだターゲットは、こいつ。
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過去こいつと出会ったときは、登攀対象外のランディングだと思っていたが、
今見れば割と普通であった。

そしてよくよくホールドを観察すると、
面の一番美味しいところに良い具合に散らばっているではないか。

さらに、面最後のカチは非常に悪く、そこから届くであろう持ちの良いリップはいかにもココに跳んでくれと主張しているようだ。

面自体は整備の必要がなかったので開拓には珍しいリアルオンサイトのチャンス。
そして早速トライ。
6手の軽快な動作を決めてリップへのランジに入る、
予定が、後ろの80度の岩盤が怖すぎる。

ハイステップに切り替え、思い切り乗り込むが、動作中何mmか足りないことに気付き、
着地に備える。
第一関節の1/3程度掛かったが、安静を見てとめるのをやめていた。

着地、
成功。

際どいが大丈夫なことがわかった。

次の便で、ハイステップからのプッシュでリップを捉え完登。

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非常に痺れるクライミングが出来た。

月桂冠v7とする。

当初の予定通り爽快感を得れたので、
満足して撤収。