「RockPath」カテゴリーアーカイブ

廃車

joyから家までの近距離移動、
いつも警報音でピーピーピーピー言っていた車。
数ヶ月経てばそれも慣れた。

去年の7月、あまりにも調子が悪くもうダメかと思ったが、結局さらに1年半 持ち堪えた。

image

教員時代に買ったので、もう時期10年を迎えるところであった。
走行距離は19万7千km。
20万は走ろうと思っていたんだけど。

思い返せば九州に留まらず、だいぶ色んなところに行った。
そして色んな岩を触り、目的の岩が登れた日も登れない日も、こいつと共に帰った。
行きすぎた達成感も完登後の空虚感も、登れないイライラも
全てこいつの運転中に、感情の処理をしていた。

苔だの泥だの随分汚くなってしまったが、
私の車になった以上仕方がないことで、
でも私はそんなこいつが好きだった。

別れはやはり悲しい。

バルスパズル v12
この動画の最初で、珍しく一緒に映っているので貼っておく。

今日の店番後は、
うるさい警報音を聞かなくて済むのか。
別に慣れたので、苦ではなかったのだけど。

ありがとうございました。

Gon紹介の日

12/12 骨折6日目の夜、
来客。関東より注文していた品を持ってきてもらった。
時間があるとのことなので食事へ。
私は楽しく飲ませてもらった。26時就寝。

12/13 骨折7日目
この日は当初、一つエリアを表に出そうと決めていたのだが、私の怪我により中止になった。

ただとりあえず楽しみにしてくれていた人もいるようなので行くだけ行くことに。
その前に一仕事。
龍体に怪文書が残されているとのことなので、集合時間前に確認。
5時起き…睡眠不足の中足を引きづりながら現場に向かった。
エリアを自粛せざる得ない可能性のある事態、仕方がない。

image

日が顔出す頃に現場に着く。
ここまでは良いが、ここから。物は岩の上。
先にクリが確認。ちなみに彼も急性腰痛症。

image

そして見つかる。上がるまでもないとのこと。
そうは言われても、そこに有るなら気になる。
いつもなら簡単に上がれる岩、骨折した足は案外重いことを再確認した。
そして指で苔を毟って出来た子供の落書きを見た。その頃、ローカルも登場。
ありがたい限りだ。

何事もない事を確認して龍体を出る。

街で少し休み、Gonへ。
image
10:00 民家や旅館、景観地や私有地の入り組んだ地形、
注意事項を説明した後、課題を各々登る。

やっぱりみんながまったり楽しそうに登ってるのを見ると嬉しい。
感想を聞かせてくれるのも、良い岩だと言われるのも嬉しい。

過酷な環境、川渡り問題、そして少しづつ出来ていった課題たち。
そしてここで仲間と過ごした日々が思い出された。
ほとんどの課題で誕生のドラマがある。
今後は再登の際に、人それぞれのドラマを生むだろう。

まともに歩けない今だからこそ、みんなの想いを感じれたかもしれないし、
エリア全体の事や、仲間のサポートを噛み締めれたのかもしれない。
全てに感謝したい。

みんなのクライミングを撮影することは出来なかったが、良い登りをしていた。
ここは代表してイセキの登りを紹介したい。

夕方、無事終了。
実は今回、比叡ボルダリング組合も協賛を頂いたことを紹介しておく。
感謝……

夜は荷物の引き渡し。
joyにイセキとマイウェイの山p参上。

image

だらだらミーティングして1日を無事に終えた。
ちなみに翌日は、川原を松葉杖で歩き抜いた疲労で全身筋肉痛……。

★トポ改定情報

たんこぶ v1 → v2
ベルゼブブ v7 → v6
GYABA v10 → v12???
Golden pig 記載ミス 左 → 右

骨折

12.10
雨。暇なので病院に行く。

打撲にしては腫れが引くのがはやかったので、捻挫と書いて診察へ。
するとこれは捻挫じゃなくて打撲だね〜、とりあえずレントゲンとります。
と言われレントゲン。

結果、捻って骨折とのこと。
全治1ヶ月半。

image

とりあえずサボっていたトレーニングを本格的にやることに。
あとは気分転換に右主体の課題で遊ぼう。

メッセージやサポートの連絡、本当に感謝。
頼らせてもらいます。

負傷とセットと龍体案内

12.6
疲労がたまっていたので朝ゆっくり目で岩へ。
着くと仲間がすでに作業していた。
私も周辺整備をした後、前回やり残したハイボールをやる事に。

image

翌日、仲間のジムのセットが入っていたので怪我だけは出来ず、珍しく慎重にトライした。
後半のランジもギリギリ足を残せそうな安定姿勢を見つけた。
次の便で思い切ってみようと決め、レストに入る。

休憩しようと荷物置きの広場に戻る途中、
踏み込んだ石棚が崩れ、一番上の石と一緒に落ちる。
大した段差ではないが、甲が落ちた先の石に当たる。その上に落ちてきた棚が荷重をかけ一瞬動けなくなった。

image

とりあえず上の石を退かして足を抜いてシューズを脱ぐ。
幸い捻った感じはなかったので安心。柔軟性のある左足で良かった。
暫くしてシューズを履く。すると激痛が走る。

一瞬なんのことかわからず硬直。
少し考えて、甲を打撲したことが分かった。
すぐさま翌日セット予定のジム店長に連絡。
その後、初めての体験でどうしたらいいのかわからず、ぼっとしていたら2時間が過ぎた。

帰ろう、そう決めてダラダラ撤収準備をしてjoyに帰った。

12.7
他所でセット。
とりあえず動かなければ作業は出来るので、一面独占させてもらい手伝いを付けてもらい、主要ナット穴分のホールド全付けと7級から5級までを7本。
あとは違う壁でラインセット、3級、1級、二段を作って終了。

思ったより作業になり、安心した。
ちなみに前日にコンペがあり、その課題はスタッフの真心によりまだ結構残されている。
今日もきっと店長がしっかりとセットしていることであろう。

image

12.8
店open前に岩へ。今日は関東からの来客案内。
わざわざ私に合わせてくれ滞在を伸ばしてくれたので、足をひきづってでも行こうと決めていたが、そこそこ歩けるまでには回復した。
場所は久留米に拠点を移して最初に公開したエリア、龍体山へ。
週末は度々来ていたが、平日に来たのは久々。
人の居ない龍体も中々良いものだ。
image

午前中と短い時間ではあったが、乾いた岩を案内できて本当に良かった。
写真は 何故か公開し忘れていた 冬香 v3
image

ozと日向神

11.29
朝一ozroofproject。
抜けの確認をしておきたかったのでリップを掃除。

image

シューズを履いてトライ開始。
少し迷ったが確実に登るために右巻きに登ることに、確認終了。
その後もう少し時間があったので核心を。
ホールディングを変えることで精度は増したが、途中で持ち直すことは可能か…
足がよれてきてそのテストに手間取り時間切れ。何とか可能だとは思う。

午後からは仲間と待ち合わせをしていた日向神。

現地にいた枝さんや山崎さんに、雨雲とともにやって来たと言われた。
image

そう…着くなり雨。
濡れゆくスラブ。
仲間が作ったルート、空へ1ピッチ目の試登をやる。
正確には、いきなりやらされる。
湿気がどんどん酷くなり焦ったが無事登れた。

image

浮き気味のフレーク、凹角のステミング、ノーハンド気味スラブの立ち上がり連続。
極め付けはマントルにブッシュ。
嫌いじゃないクラシックな内容であった。

降りるなりグレードを聞かれたが、パッと出てきたグレードはVII級?
発表は5.11a, 少し厳しく感じたが、乾いていると印象は変わると思う。
流れを良くするためにもっていったスリングをかけ忘れロープが重かった。

雨が酷くなったので、トンネルエリアに移動。
あとは見学して過ごした。

image

11.30
oz,projectをやる前に整備、隣の岩のリップを見ることに。
仲間が張ってくれたfixで上がったが、結構怖かった。
リップ掃除は……大ごとだ。
想像しただけでめげた。
とりあえず次回、通路を綺麗にしよう。
気をとりなおしてozの岩の側面フェイス、6m越えのハイボール。
中間部に明らかな浮石がある。
不本意だが、ラペルする事に。
浮石は無事落ちた。
その代償として、ホールドの掛かり具合がわかってしまう。

ラペルしてしまうと大まかなイメージが出来てしまう。
果たしてそれは目指すものに添うのか…。

少し休憩。
暖かい1日で、この時間は至福を感じた。

いざトライ。
ラペルの時点でわかってはいたが、当初期待していた負荷を大幅に上回っていた。
前半は辛うじて解決したが中間部のランジ(となる見込み)が極めて怖い。
結局その一手を出すところで、17:00が過ぎた。

日暮れを言い訳に敗退。
次回登ろう、とは言い切れない程のプレッシャー…。

そのうちやろう、そのうち……。