「RockPath」カテゴリーアーカイブ

Lazward

1月中旬 ー

山も街も雪に閉ざされた。それでも人はいつもの日を続ける。その流れに紛れるように、邪魔にならないように、岩を登る。


いつもの道から見える岩。
その岩からしたら、岩を登る人らが通り過ぎるのを冷ややかに眺めていたのかもしれない。
身近にありすぎずっと後回しにしていたもの。

1月29日

Lazward (ラズワルド) v10/三段


開けた河原に転がる一つの岩の正面に在る道筋。
下地が二段に抉れているのでちょっと怖いがパーフェクトなラインだと思う。

午後からは登れそうにないprojectをトライしに移動した。

彩とゴミ

岩に刺さる光が鮮やかで美しく。
彩(イロ)と名付けた。(f.a2012)

昨年、下地が土嚢袋で埋め尽くされていた。
突然の出来事で言葉を失った。

未公開エリアでこんなことが起こるとは。

秋の終わり、地元の方と話す機会があり「土嚢袋はあんたらか」と問われた。もちろんその頃すでに土嚢袋から土を抜き撤去。そのゴミ自体は遠征できていたクライマーが処分してくれた。

例え登る許可が取れていたとして、何をやっても良いわけではない。
せめて手を加える場合は開拓者に一報入れてほしい。というより未公開エリアを利用する場合、開拓者がはっきりとわかっているなら連絡くらいしても良いのではないだろうか。
※北部九州で岩を登る場合、「誰がやっているかわからない」などということはまずないと思う。

【 #石と風土 】

インスタタグとして使っている短編。今回はno.8を転載してます。
石はただそこに在るのではなく…
石の在るその地の情景(気候、地形、歴史、文化)を感じ想い…登れることに大切に。

女王ペリカン

1月下旬、大寒波。
白いキャンバスに線を引くよう主要道路のみ雪が払われた。

1月25日

国道沿いの河原へ。
陽の当たるエリアはタイミング悪く工事中。
少し歩くが一本入り込んだエリアへ。


夏に感じた可能性を確かめに。

三角形のハング。
極めて丸いカチを右手で保持し、信用ならない左のシワに踏み込みランジ。
狙い先も含め全てがすっぽ抜けそうで…夏にやるラインじゃなかった。

リベンジ、はいいのだけどそういうものを雪解け滑る今やるのもどうか、とは思う。


結局、陽が差し湿気払われた頃にその一手はとまった。

Queen pelican v11/三段+

運良く成功しただけでリピートできる自信は全くない。
時間は有り余っていたが、陽の入るこの岩だけが良く他一面雪。エリアを移動した。

 

ケルベロス v10

ある雪の日の帰りに
ある雨の日の帰りに

本題として取り組むことはなく、ずっとラインに成らず。

ある岩を登った日の帰り、力は残っておりようやく成った。
小ぶりながらシーケンスが複雑で良いルーフ。
解析する時間は至福であった。


「ケルベロス v10」
2023年12月14日 初登

#joywallrocknavi
#climbing #bouldering
#被験者クラブ ケルベロス▶︎zerott(東京粉末)

Mudrock

下部をダイナミックにこなし上部へ。
バルジ状のスラブはホールドが乏しくしっかりとハイステップ。

内容は素晴らしいのだけど、
岩ではなく硬い泥。

[ 💎マドロック 右/左 ]

12月31日

大雨で断念した2023年の登り納め。
昼過ぎまで降り続く雨に落胆しふて寝を決める。

夕方、晴れ間が見えた。
散歩がてら大昔登られていた橋の下のハングを見に行く。


雨量自体は少なかったのか、普段川のランディングは陸に。
ずっと登れていなかったハングの中央を登る。

マドロック(右/左)

1時間ほどで日暮れ。良い登り納めをすることができた。
近場の良い遊び場所、ではあるけれど過去トップ5に入る脆さで人には勧めにくい。