「その他ナイト含む」カテゴリーアーカイブ

危ない道

11/19
悪路を進む。
いや、もはや道ですらない。
最初は林業の作業道があったのだが、途中より何も無くなった。

崖に出る。
このまま進めば身を危険に晒す羽目になりそうなので仕方なく尾根に出ることにした。
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尾根の先は伐採されて視界が広がるはず。
伐採された斜面、
そこに見えた一つ岩が今回の目的地…。

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目当ての岩は思ったよりも小さかったがとりあえずは遊べそうであった。
ここまでアプローチが大変だとは思わなかったが。

帰りを考えると時間は限られている。
慌てて取り付いたものの、思ったよりも岩が濡れている。
朝まで雨が降っていたので当たり前といえば当たり前なのだが。
合わせてこの日、何故かブヨが異常発生し集中しづらい。
11月を越え、虫除けはいらないという考えが甘かった。

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ギリギリまで粘ったが、敗退。
むしろ時間オーバー。

帰りは、行き来た道では時間がかかりすぎるということで尾根まで上がらず直行することにした。
直様、崖に直面。

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10m弱、とりあえず凹角を見つけたのでそこを下ることにした。
想像通り脆かった。
最悪、下地は土なので着地しようと決めて下る。
何度か石が吹っ飛んで行ったが、忠実な3点支持を繰り返し、思ったよりも簡単に降りれた。

ひとつ想定外であったのは、土と思っていた下地が斜面であったこと。
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少しひやっとしたがとりあえずそのまま斜面をトラバースし、無事なだらかな斜面に出た。
林道まで無事戻って時計を見たが時間ギリギリ。殆ど時間短縮しならず。

慌てて帰路へ。
登れていない岩は残ったが、果たして再び来ようものか。

塚原のバリエーション

所用で帰省。
出発まさかの2km地点で車のトラブル、エンジンランプ点灯。
とりあえずそのまま実家まで車を走らせる。

デミタロウももう194700km、さすがに仕方ないか。
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翌日からは、実家の車を借りて行動。
帰り道、空いた時間に塚原高原のボルダーに寄る。
高原の中にひとつだけ存在する魅力的な岩。
こいつにはじめて取り付いたのは15年前、ずいぶん私も成長したものだ。

一通り登りなおす。
一本projectが残っていた気がしたが、気のせいであったようだ。
1時間程度確保しておいたが、むしろ時間が余ってしまったのでバリエーションで暇をつぶし遊ぶ。

素晴らしいロケーションのもとボルダリング、
有意義な時間を過ごすことができた。

天帝とイラストリアス

今シーズンの課題と決めていたラインが登れた。

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そいつはとても強烈なカチで構成される。
うっすら被った魅力的な石の塔。

はじめて取り付いたのは春。
ゲキカチを保持し背伸びスタート。そこから膨らみの中にある見えないポケットを狙う。
確率は低いが、そこさえとらえることが出来れば、あとはダイナミックに動き続けるだけで岩の上に着く。

トップアウト成功。
この薄っぺらいホールドしかない岩の上に立て、少し感動した。

次に、背伸びスタートで始めたゲキカチをデットで停める通常のスタンドスタート。
梅雨の訪れ前、2日間かけてはじめてゲキカチをとらえることに成功。
そのトライはブラインドポケットで落ちたが、次のチャンスで再び岩の上に立てた。

以来、一度もゲキカチをとらえることなく、梅雨が訪れた。

登りたくとも登れない岩に、カチが影響する課題がたまってきた。
大嫌いな鋭いカチ……いい加減なんとかせねばと、この夏は真面目にカチ強化に励んだ。
数ヶ月で何とか数値は上がった。

季節は巡り、日中の気温も下がる。
いざ検証。
果たして勝負になるか。

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トライ初日、まずはmove確認。1発でゲキカチがとまった。
行ける。
下部を入念に確認、完璧だ。

いざ繋げに入る。
やはり甘くはなかった。
前半のミス落ちはダメージを受けないから良いとして、何度やってもゲキカチとのmoveがはまらない。

とまりはするが、微妙に浅く、カチ持ちに持ち込めない。

ヒットさせねばならないポイントが非常に狭く、少し溜めて狙わねばならないようだ。
やるしかない。

勝機は薄い、打つしかない。
そしてヒット。
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カチ持ち、握り込めた。
とまるものなんだと、ちょっと感心。

次のブラインドポケットランジ。
あまり何も考えていなかったと思う。
感覚は覚えていない。

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成功。
欲が出た、落ちたくない一心でロックで出したくなる。
ただ、その後2手は足場が悪くロックしてスリップの方が怖い。

2手、ともに気持ちを整えて、きちりと成功した。

完登。
登れて良かった。

ブラインドポケットとりが勝負の分かれ目だったと思う。
これで、この日の前半戦は気持ちよく終えることができた。

名を天帝、グレードをv11とする。

一本の完登以上に嫌いなカチに、少しだけ抵抗が和らいだことが良かった。

動画

前半のイラストリアスは、シークレットエリアにあるため、深い記載はしない。
課題は枝村さん初登のバンブーダンススタートで、カズマくんのラングレーに繋げるラインでv12。
カズマくん初登の最新課題である。
福岡市の貴重な高難度の一つ。

ワクワクしすぎて平日の通勤中、寄り道して見学。
やる予定ではなかったが、時間に余裕があったことを理由に気付けば取り付いていた。

日常に刺激を与えてくれたことに感謝。

夏、最後の開拓。

先週末はこの夏最後の開拓へ。
降り続いた雨で、予定の川はまたしても増水。

中止でも良かったが新人方集まっていたので、山の開拓の経験値上げ。

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アプローチ整備と岩一個丸投げし、ヅカナベ開拓。
ナベproは完成したようだが、ヅカproは未完成となった。

昼過ぎより、暑さとコンディションの悪さに耐え兼ね、
清流で遊ぶことになった。

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くりと私がそれぞれ数本づつ課題を作り、みんなでまったりと遊んだ。
適度な水深、適度な高さ、適度な水流でどれも面白かったが、中でも割れた壺は絶品であった。

割れた壺含め、この夏の動画を。

その後、別のエリアで少し登ったが写真を撮り忘れたので略す。