「その他ナイト含む」カテゴリーアーカイブ

本匠 2015.4

朝5時発などいつぶりであろうか。
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いつも寝るのが2時とかなので眠くて仕方がない。
高速が伸びて2時間半で着くようになったのはびっくりで、
8時には岩の下に居た…

もう少しゆっくりでも良かったようだ。

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魚道エリア。
アップに最適で心地よいエリア。
良質な5.11代がここまで揃っているエリアはなかなかないであろう。

私も10年近く前のprojectを触った。
下部は完璧に解決したが上部に不可能を感じた。
左か右にエスケープ可能だろうか。
そこまで詳しくは探っていない。

そういえば随分昔に登ったodyssey 5.13c,
左カンテは使っていない。
当時、使うという発想が何故か無かったから、そのまま登ってしまったが、
使って優しくなるならそれで優しいグレードにしていいのではないだろうか。

ただ、今オリジナルでのmoveは、ホールド欠損により不可能になっているように見えた。

日が当たりだしてからは遊歩道。
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このエリアは、かなり特殊なロケーション。
遊歩道の上からスタートするという。

威圧感のある課題が多く、5.12からが面白い。
ただ、中には写真のバットマン5.11bなど、5.11代にも名作は多い。
あとは5.13には好ルート、洛陽と番匠、そして最新の川がある。

洛陽は、今も昔も常に皆の目標になっている。
17年前、初めて来た日も、通い詰めていた大学時代も…
常に誰かが狙っていた。

そしてこの日も例外ではなく…
その光景を、懐かしく思った。

ラストは宮前と前高神社。
宮前は快適だ…何せアプローチ0。

そして前高神社には新しいルートが増えていた。
九州で最も面白いルートらしい。

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次回登らせてもらおう。

毎度、自分らのエリアではないところに行って思うのはやはりローカルの大切さ。
本当に感謝感謝。

みなさんお疲れさんでした。
運転ありがとう。

饒速水琥珀主と春紫苑

先日、みんなで開拓に行った時のこと。
仲間から新たなprojectを譲り受けた。

その岩は衝撃的な面持ちをしていた。

圧倒的な傾斜をした面に在る、掛りが明らかにある無数のシワ。

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早速取り付く。
思ったより足場が悪く、思うように伸びあがれない。
そして、少しづつ遠いシワの繋がり。
核心部に至っては、私のリーチでは微妙に抑えきれない。
これはもしやと思って適当に始めたダブルダイノが一瞬成功しかけた。

その瞬間ワクワクが止まらなくなる。

とりあえず、完登するために他の可能性を探るがやはりダブルが一番しっくりくる。
一時間程度打ったところで、待たせてる仲間に申し訳ないので撤退を決める。
今度じっくりとやろう。

夕方、強行だったが仲間のprojectに付き合う。
前回のトライを見る限り、何となく登れる感じがした。

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moveを確認し、繋げて二便目、見事に完登。
3日越しの挑戦であった。

春紫苑 v8
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一番目立つ岩の一番おいしいライン。
良い熟し方をした後の完登…。
文句のつけようのない素晴らしい課題。

仲間の熱いトライを見ていたので、私も誠心誠意集中し登った。

4/16
いざprojectへ。
15:00より雨の予報、そんなこともあり早めに出発。
お陰でじっくり、思考フル回転でトライする準備は出来た。

ついてからは早速move探し。
…やはり正直あまり飛びたくはないので他の可能性を探す。
一時間程打ったが、やはりどうしてもダブルが一番しっくりくる。

腹をくくって飛ぶことを決めた。
指皮が一気に削れていく。
もうほぼ指皮を使い切ったところで一回ダブルが止まった。

ここからは高さとの戦い。
慎重に進む。
連日の雨の影響で、リップ付近が濡れていた。
心の準備が出来ていない。
暫く考えたが、こういう課題は一回できたら出来るようになる。

クライムダウンをし、飛び降りる。

少し休んでトライ再開。
無事ランジを仕留め、完登。
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饒速水琥珀主 v11

とんでもなく素晴らしい課題が出来た。
紹介してくれた仲間に感謝。
今年は豊作だ。

正午を越えた。
車に戻りどうするか考えたが、前日に仲間が整備した岩を偵察することに。
場所確認したあと、岩まで空身で歩く。
10分程度歩いて、遠くに岩が見えた。

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こいつはとんでもないぞ…そう感じた瞬間、猛ダッシュしていた。
ホールドは…一番おいしいところに幾つかかけたあとが。
聞いていた通り、中央突破は不可能であった。

右カンテと左カンテは出来る。

が、今日はもう疲れたので日を改めることにした。
仲間に無事たどり着いたと連絡をしようと携帯を確認すると
「がんば」
と、返信が来ていた。

とりあえず、道具をとりにもう一往復。
右カンテはチョークが載っていたので、左カンテにすることに。
想定より強度が強く、案外丁度良い塩梅であった。

無事moveがばれた。
繋げに入る前に休憩がてら携帯の外部バッテリーを取りに車に戻る。

車に戻った頃、
遠くで雷が……。
風向きも変わった。

これはまずいと感じ、走っては見たものの間に合わず。
岩は集中豪雨を浴び、リップとカンテは黒く染まっていた。

諦めきれず、さらに打つ。
思ったより登れてしまい、打ち止め時を見事に逃したが、
当たり前の敗退。

小雨の中、車まで歩く。
雨が冷たかった。

ツバキv10 他

先週の休みのこと
来シーズンやる岩を探すべく彷徨う。

岩は結構濡れている。
晴れが続いたのでコンディションが悪いなんて考えもしなかった。

目当てのルーフはぐちゃぐちゃだったので移動し、こないだの雨の日に見た川の岩を再度偵察。
やはりラインになっているが、前回見た時より悪く感じた。
これはそこそこの難易度になるのではないだろうかと、期待を込めて掃除開始。

植生が激しくかなり厄介であったが、私がそこまでちゃんとやるはずもなく、何となく登れる程度まで整備。
ランディングも岩の隙間が激しく空いていたので、そこだけ倒木を投げ込んだ。

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いざトライ開始。
実は岩場2連荘で指がかなり痛く握り込めない、
さらにはランジでとめることになるであろうリップ付近のフラットなカチが、つい先ほどまで泥が乗っていたためか湿気ていた。
その両方が合わさり、バラし便のランジで、ホールドに届いたはいいもののすっぽ抜け、かなり振られて落ちる。

ギリギリ、ランディング整備した所に入れ、事なきを得た。

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そのトライで成功のイメージは湧き、次にきっちりとキャッチ。
moveはばれたが疲労と強度を考え、次回にまわした。

3.26 thu
あれからずっとこのラインが頭を巡った。
道岩質、スケール、弱点の並び、内容…
道中も久々の完璧なラインの出逢いに興奮していた。

ただ、このエリアはこの岩しかなくアップできない。
寄り道をして、まずは全く違う岩をやることに。

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5mちょっとのぷちハイボール。
ホールドは沢山散りばめられているが、どれも見た目より悪く、
組み立てに難航した。
さらに核心部はラスト、単発v5あたりのポッケデットというリスキーなmoveが入り込む。
ハイボールの醍醐味をじっくりと味あわせてくれるかなり渋めのラインであった。

名をイザナミとし、グレードはよくわからない。

さて、本題に移動。
指かわ万端、コンディションも最高。
move確認するも全て一発で決まった。

いざ繋げ、一発で登れた。

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正直、かなり拍子抜けした。
限界値を求め、この日のために万全に調整してきた。
それがこうもあっさりと終わってしまうとは…。

もちろん嬉しい…ただこの少し残念な感覚は、開拓者特有のものであろうか。

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ツバキ v10とする
このラインは本当に素晴らしい。
岩の上で見たツバキが美しかった。

素晴らしいラインを登るこの機会に感謝。

この岩は、独立してあるので言ってもらえれば案内できるかもしれない。

最後に動画を。
こないだ登った溢れ梅もあわせて。

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ちなみに現在、溢れ梅のあるエリアは地元の人に確認したところ、
理由は略すが、地盤整備するようなので今後登れるようになることはないであろう。

Fist と キロニコセット!

2.22 sun

陽も昇る前に目覚ましが鳴る。
今日は鹿児島キロニコにてキッズのイベント、Fistが行われる。
睡魔を掻きとばして車を走らせる。

8:00 到着。
久々に見る人たちが慌ただしく準備をしていた。

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はつの試しみとなるベルトコンベア式のイベント。
私は何度か経験があったので、出来ることに専念。
現地のスタッフも見知らぬ私の作業を手伝ってくれた。
暖かい環境だ。

そしてイベントは開始され、夕方に無事終わった。

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内容の方は主催者と、主催ジムが素敵な文章を書いていたので私が書く必要もないであろう。
何にせよ、運営が緊張感を持って一便一便に集中する環境を作り出し、
選手保護者もその場に誠実に向き合って、
全体が一体となっていたことが何より素晴らしかったと思う。
選手もペース配分の良い勉強になったのではないだろうか。
次回はアテンプトもしっかりととれると更に良いと思う。

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夕方より、焼肉屋へ。
この時間にアルコールを与えてくれたのに少し戸惑い嬉しくもあった。

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酒が進むと、いつも以上に暴走する熊本のジムオーナー。
真面目な話になろうが、そうでなかろうが
相変わらず刺激が強すぎる。
いい歳にもなって…( ̄▽ ̄)と言いたいところだが
個人的にはこのままでいて欲しい。

たまに噛み合わないところもあるかもしれないけど、
何やかんや言いながら、熊本にいた頃の、変わらないこの空気は大好きだ。

夜も更ける前に、鹿児島初日が終わる。
スタッフに結構お世話になったのにも関わらず、みんなの名前を聞きそびれたことが心残りだ。

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翌日、少し遅めのスタートでセット。
アキラくんと清家さんの三人で。
テーマはダイナミック。
今回はこの機会をフルに活かし自身も成長したかったので、二人のセット感を沢山聞くことにも心掛けた。

終わってみての感想としては、とても全てが興味深く、かつ普段とはちょっと違ったテイストを味わうことができた。

システマティックな環境とホールドのチョイスが特に新鮮であった。
二人に感謝。

夜、鹿児島にいるという状況にいても経っても応えなくなり、金峰へ。
移動を考えると滞在時間は1時間程度。
トポを見返してとりあえずアプローチのないマントラv10をやることに。

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身体が温まってきた頃に無事完登。
予定通り撤収を決めた。
(仲間から聞いたのだが、随分昔に登っていたらしい…)

水の上のピアノ

偵察の合間に見つけた川に浮かぶ岩陰。

川から頭を出した石が、奇跡的に目的の岩まで繋がっており、
その岩も美味しい面は陸になっていた。

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これを見たら登らずにはいられないであろう。

整備ギアを忘れたため、常備のナイフで笹を刈る。

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雪解けで岩が湿気ていたため、
リップ付近でのマントルで大苦戦した。

放置しても良かったのだが、最近岩の上に立っていないためフラストレーションがピーク。
無理やりねじ伏せた。

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名はアプローチから
水の上のピアノとした。
グレードはあまりにコンディションが悪かったのでよくわからない。