「玖珠川湯釣★2011」カテゴリーアーカイブ

湯釣ルーフ 動画と課題とアクセス

先にアップした湯釣ルーフの登攀日記。
湯釣ルーフ周辺には特に良い岩はなく主だった課題は鬱金、ザクロ、ドグママグマの3本のみ。

それでも、ルーフのクライミングは面白く存在意義はあると思います。

湯釣ルーフの記憶 movie

ドグママグマv8
ザクロ v11
鬱金 v12

駐車位置等は既存のエリア、山側と同じです。
(メインエリアとなる山側のトポは昨年RockClimbing誌012で再公開。アクセス、エリア的に非クライマーと接触することはほぼほぼないと思います。平日であれば昼休み涼みにきた作業者に、駐車スペースで出会う可能性くらいかと)

誌面をチェックしてもらえたらと、さらに誌面購入してもらえたらとても嬉しいです!

湯釣上流のマニアックな情報については、以下リンクにて開拓協力金徴収のもと利用いただけたらと思います。こちらにもアクセス情報や課題情報、アプローチ、注意事項、鬱金のランディングについて記載しています。

湯釣上流ルーフ トポ

https://note.com/2020joywall/n/n2aa53bc11f20

安全に楽しんでもらえたら幸いです。

鬱金 v12/四段

今季(今となっては前季だけど)最大目標、RedNoah project。

3月に入りそれなりに通ったもののどうも勝負にならず、不完全燃焼に終わること度々。
そんな日は決まって天象ルーフに寄り、ずっと放置していたprojectをやった。

3月24日
高まる気温に終わりを感じ、今季のRedNoah挑戦を諦めることにした。

そしてターゲット変更。
まずは天象ルーフ側面。2015年時点ではまったく勝負にならず放置。

ザクロ v11(三/四段)

v11は幾分と前に到達していたグレードだけど、moveを解析する力や1手における突破力は今の方が遥かに良い。登れてみて思うは、過去もう少し頑張ればよかったのだと思う。


ちょこちょこやっていた天象のロースタート。

2015年初登の天象、ホールド欠損によりガバが出現し易しくなったわけだが、お陰でロースタートの可能性もうまれる。
メインprojectに見切りをつけたことだし、せっかくなので勝負してみようと。

最終チェックにmoveを確認。
すると…
キーホールドのガバが吹っ飛んだ。

相当難解なパズルを解きここまで仕上げたが、全て台無しだ。
妙なクロス、足送りのタイミング、しっくりこないジャム…
キーホールドがなくなったことで完成したはずの奇妙なパズルは跡形もなく崩れさった。

全てが台無しになり、次に出来上がったのは、パズルと呼べるような複雑なものではなく、完全なる真っ向勝。数度の足ブラをいかに耐えるか、かなりシンプルなシーケンス。

この日、繋げきれるほどの余力は残っていなかった。

4月6日 再訪
流石に体力あると全然感触が違った。moveを確認し、しばらくレスト。
そしていざ。

足ブラのフラレに耐えきれず…

川に落ちる。シューズがビシャビシャだ。実は5年前、天象をやった時も川に落ちた。その時の教訓が活き、フックの効くシューズをもう一足持ってきていた。

気を取り直して次の便、無事登りきることができた。

二度目の足ブラは結構ギリギリだった。むしろ前半ミスが続き、なぜ耐えれたかわからないくらいキツかった。後半パートもよく覚えておらず、
終始落ちるかもしれないと思いながら、川に落ちたくないなと思いながら前進。結果でいえば落ちることなく進むことができ岩の上へ。

鬱金 v12/四段

岩質はあまり良くないが、傾斜に見合った激しいmoveは極めて良い。ルーフ好きは是非トライしてもらえたらと。

一応この岩で登りたかった全てのラインが終わった。あと一本projectはあるがまたそのうちでよい。

湯釣上流に位置するルーフ
主要な課題はドグママグマ/ザクロ/鬱金の3本しかないが、どれも内容は濃いと思う。
アクセスと課題情報は次の記事にあげたい。

ドグママグマ

3月19日
RedNoahpにトライした日の帰りか、川を渡れず仕方なく転戦した日か
記憶は定かではないけれど、とりあえずこのルーフにいた。

ホールド欠損しやさしくなった天象をやるつもりできたものの、放置していた側面のprojectにはまり時間切れ。側面projectは後日ザクロv11となったわけだが、この日は登れていない。

隣の岩から天象後半に繋げるラインを登った。

ドグママグマ v8(二段)

横の岩から離れる際の足ブラの強度、後半部の複雑なシーケンスがいい感じだった。

ザクロ v11

RebNoahの今季敗退を決めた日の夕方、余った時間で放置していたprojectをバラした。
形になったところで時間切れ。

3月23日
いざ取り付く。

Moveはバラしていたものの、実はこの日登れない気もしていた。
何せ一手一手の強度がもの凄く高い。ギリギリの1手が3回続き、その後シビアなmoveが2つ。

2時間経ったところで一向に登れる気配なし。
掛りの良い一手目(左手)から、もの凄く悪い2手目左手とばし、その一手がうまく決まらない。

重心が、ずっと持っている右手に振り戻される。

もしやと思い、一手目でかなり効きの悪い2手目をダイレクトに狙うことに。

これがジャストフィット。
距離は遠くなるしホールドも悪くなるが、動きの相性は良いようだ。

これで前半の強度が一気に落ちた。体力も尽きはじめていたので思いきり休み、狙いに入る。

ザクロ v11(三段)

登れたのは嬉しいけど、予定より易しかったことが少し寂しい。
若干のやりきれなさが残り、天象のlow startをやり撤収。

雑誌「RockClimbing012」入荷

7月も第2週、先週は
いつもの方々はもちろん、
どちらかというならボルダリング経験者の方が多めでした!

ボルダリング未体験の方、随時「ボルダリング初めてパック」の受付もしてますので、都合の良い時間にどうぞ!不安な方はお問い合わせくださいませ( ´ ▽ ` )

告知がやや遅れましたが…
7月5日発売 雑誌「RockClimbing012」入荷しました

執筆者それぞれの岩登りの話、号が進むに連れページ数が増しているような??読み応えありすぎてやばし。
。。。私も変わらず連載させてもらっています。

今回は、
玖珠川湯釣エリアの話

2011年に公開イベントをしたこのエリア…
当時配ったトポの情報も度重なる災害や工事の影響で機能しなくなってきたので

開拓史とともに湯釣トポ再編です。

ネットに転がっている動画では手に入らない情報も記載、私らの想いを乗せた課題や周辺環境的に気にしたいこと等。

主要課題のある岩のみ紹介していますが、もし他に気になる岩が見つかれば、世間話でもその岩の話をしましょう♪全ての岩にラインがあり、バリエーション全てに一応名を残しています。

残り部数少なくなってきましたが、取り置き可能ですのでご一報を。
前回完全に告知を忘れていたようですが、011号も入荷しています。

では今週もご来店お待ちしております〜