白い壁のなか仄かに在った線と点。
その様が実に美しく…
あの日夏の暑さに負けずもっと執拗に追い求めればよかった。
–
二度目の旅以降は波の影響を受け取り付くことすらできず。
2026年 /日南トリップ day1
波が酷ければ取り付けない。道の駅で眺めた海は比較的穏やかで、少し安心した。
潮が引ききる前に岩下に立ち準備をはじめた。
変わらず美しい。

–
潮が引きマットを敷く。ランディングが少しだけ悪く緊張する。トライ開始、出だしの大穴から2本指かかりそうなポケットにランジを。感触が悪い。
夏は状態悪いだけで冬にやれば大丈夫だろうと楽観していたけれど…。状態は悪くない、にも関わらずランジを捉えれる気配を感じず。
「やばい、本当に」
動揺しつつ別のシーケンスを探る。すると岩に刻まれた全ての模様を駆使することで一本の道筋が浮かび上がった。岩の上までの全シーケンスが頭の中で通った瞬間は感動した。岩の下でしばらく佇んだ後、想像を体現し初登。

侘び寂び道 / 二段
潮を見なければトライできない日もあるだろう。何も考えず訪れ対峙できた初日、トライすらさせてもらえなかった二度の旅、そんな全ての時間が楽しかった。良いラインをありがとう。
–
別日に登った左のライン
前半一つだけ在る小さなポケット、右手か左手か。一見の合理か不合理か。動くままにやってみたら全てのシーケンスが繋がる奇跡。こちらも良い道筋だった。


