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感傷主義

随分大昔に見た岩達…
山歩き30分を経て対峙し、意気揚々に取り付いたルーフで蝮が足に絡む。

違和感を感じた瞬間、ルーフから勢いよく足を引っこ抜くとそのまま蝮もとんでいった。
心折られ、この日はこのまま何もせず…。再び訪れる事もなかった。


時が経つ。
蝮のハングの少し手前に林道が出来ているのは聞いていた。ネックとなるアプローチの長さも解決、だがどうも行く気になれず。

2018年10月、とうとう仲間らが偵察に。送られてきた写真はとても魅力的。
再訪を決めた。


10月22日
昼過ぎより時間が出来たので行ってみることに。かつて私が見た稜線の下の谷であった。岩のいくつかは魅力的だが全体的にこじんまりした印象。

一番魅力的なハングは、仲間がやりかけていたのでやめた。なので脇のフェイスを。v6あたりかと思って取り付くとどうもホールドが悪い。やっとのこさ核心だと思っていた中間パートができた。下部をやると、さらに悪い…。

ホールドもmoveも明瞭、もはや保持全快でやるしかない!
指皮裂けるのも早そうだったけど、それより先に登ることが出来た。

感傷主義 v9(二段)
もしかしたらもう少し悪いかもしれない。時間はあったが疲労を残したくなかったので早めに撤収(翌日から福山出張)

10月末〜11月の久留米店

とうとう10月ももう終わりです、、、

今週の久留米店は特に何事もなく通常通りの営業です!

今週も通常営業、レッスン日問わず随時
ボルダリング体験パック¥3000等の受付をしております♪

10/30(火)14〜23
10/31(水)14〜23
11/1(木)18〜23
11/2(金)14〜23
11/3(土)11〜21
11/4(日)11〜21 レッスン日
ーーーー●近隣キッズam,pm空き
ーーーー ●大人クリニック空き
ーーーー ●遠方キッズ(午前11空き/夕方18小学(低)空き)

snsに、、1stチャレンジ難攻不落の白13番挑戦のmovieをアップしてます♪

そして来週は〜

キティズハウス

10月18日

アステラスが登れた後、時間はまだあったので近くの岩を。

来るたびに何となく登れるんじゃないかと思っていたハング中央ライン。
まずはリップ掃除。
約10年前一度掃除したのだがその痕跡は一切見当たらないほど自然に還っていた。とはいえ10分そこらで終わりトライ開始。

想像していた通り、離陸する際のカチがかなり悪い。
何とか離陸したところで初手のカチとりのモーションが微妙で足がきれる。何とか足を残そうと工夫するも上手くいかず。

すると雨が降ってきた。
思えば天気予報など見ていなかった。

どうするか…
工夫も面倒くさくなったところだったので突っ込む事にした。

5便目あたりで何とか初手を決め、そのまま2手目のリップも成功。上手いこといったものだ。

キティズハウス v9/二段
ほんのり時間も余っていたが、これ以上やると店番に支障をきたしそうなので撤収。

そういえば岩の温度が下がって来た。その割に手の温度が高く、ブーストやRXメインだと保持してしばらくするとチョークが玉っぽい感じになる事に気付いた。こんな時こそBlackがよく効く。

アステラスの駐車場で

橙色の世界の中で、2人長らく話し込んだ。
何を話したかはもう覚えていない。

遠い日の記憶。
だだっ広いアステラスの駐車場を包む橙色の光は、今尚鮮明に残っている。


最奥projectと発見者の話は今回は略そうと思う。(書き出すと悲しくなるので)

10月15日
登れるという確信はあったものの、move確認のトライでマット位置にヘマを犯してしまい前腕を強打。実質僅か2便で挑戦を終わることとなる。

10月18日
無事に登りきった。登れることはわかっていた。いつも感じる安堵感や達成感はほぼない、理由ははっきりしている。

過去の自分、
「この岩は不可能すね」と一言で返したあとの野下さんの残念そうな表情…
それを感じ取れていたなら、もう一度見上げて見ればよかったじゃないか。

あの時の期待に向き合わないといけないのは、やはりあの時だけだったのだ…。
刺さったものは結局抜けぬまま。


joywallがまだプライベートウォールだった頃、この岩の発見者であり開拓者、故野下善秋氏
もたまに遊びに来てくれていた。

そして氏と話し込む場所は、何故か決まって近くの温泉施設あすてらすの駐車場。岩の話や開拓の話し、今後の目論見などを話してくれた…。

名を「Usterrace(明日照ラス) V12/四段」とする。

夕方、通り雨が過ぎたあと美しい夕日を見た。
とても美しかったけれど、あの日見た橙色の空はもっと力強かった。

乾いた夕陽が見たい。
野下さんと話したい。

動画
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