「その他ナイト含む」カテゴリーアーカイブ

辺境再訪と中岳

太陽も頂点へ昇り詰めた頃、山深い渓谷へ降りる。すでにワチャワチャとセッションがはじまっていた。相変わらず美しい渓谷。

4月7日

サニーサイドでの仕事の翌日、大分のホテルで目を覚ます。あまりの疲労に寝過ごしてしまった。
慌ててKudoさんらの待つ山奥へ。

このエリアに来るのは2度目。前回は2月末。課題は大幅に増え、岩も綺麗になり、鬱蒼といていたアプローチも快適に。

せっかくなので最新課題の多い「子分岩」で遊ばせてもらう。

小ぶりな岩…と書こうとしたが、周囲の岩がデカすぎ感覚が麻痺しているだけで十分なサイズの岩。どの課題も一癖ありそれがまた良い。

粗方味わったところで、子分岩の正面を残念そうに眺めるKudoさん。どうもそこには良いホールドがあったらしくトライ中に欠損、ラインが消滅したとのこと。

よくみると、ホールドはまだある。一丁やってみることに。20分近く粘ったが離陸で精一杯。見兼ねたKudoさんもいざ取り付くと…なんとホールド発見。

固定観念の塊である私はこういうことをよくやる。

私もやってみる。すると困難だった離陸も容易に、動きも起こしやすい。しばらくして登ることができた。

舞空藤 v10(三段) 初登

吹っ飛んでいくKudoさんが印象的だった。

時刻は15時過ぎ。良い時間だ、周囲の岩で軽く遊び終了。

 

朝はきつかったものの次第に回復してきて今は元気。というよりそもそも私は朝に弱いんだった。

ということで前回教えてもらった中岳ボルダーへ。

見上げるとやはり良い岩。陽はまだ持ちそうなのでやる。ハング中央の2本を登ったが、どちらも極めて良いラインだった。キーホールドの消滅により内容が大幅に変化しているようだが今の状態でもかなり良い課題だと思う。

灯 欠損前v8(初/二段) と 西門の昧爽 v10(三段)

今の状態であれば同程度の体感。

岩から降り不意にマットに寝そべると睡魔が。どうやら疲れているようだ。陽も落ちたことだし名残り惜しいが撤収を決めた。

ドン・コルレオーネ

3月3日

渓流を歩く。掃除された無数の岩を見て、この日素敵なクライミングが出来ることを確信した。

休憩しながら登りはじめる準備をしていると…

「次、中流見にいきますよ」
「ん?(まだ在るの?)」

魅力的な小岩を横目にしばらく歩くと巨石が見えた。どうやら目当ての岩らしい。

山手から裏にまわると…
なんとも立派なハングが。

最も格好良い攻撃的なカンテライン、よく見るとまさかの弱点。これはやばい。完全なる一目惚れだった。

その後も幾つかの巨石を案内いただき、再び拠点へ。


久々の長距離運転で少し疲れた。ゆっくりと工藤さんが登った上流の課題で遊ぶ。

「フォーレンツリー v4」はとても良く、熟練度問わず全てのクライマーに愛されるであろう。

私が登っている間、工藤さんも1本初登。
時間の経過は早いもので、気付けばすでに15時30分。このまま上流で過ごしてもよかったが…どうしてもあの巨石が気になる。

ということで工藤さんと相談し中流へ。


水面に反射した光が巨石に刺さる。
日暮れまであとどれほどか?

大雑把に倒木を投げ込みランディングをつくる。すぐさまトライ開始。

ハング面は想像以上にダイナミックで強度高め。見栄えのする岩の格好良いライン、さらには動きも良いってなると……これはもう完璧。

登りたい。
上部の掃除をすべきリップにまわり込むが植生激しく拒まれた。仕方なくラインを見下す、まぁ何とかなるだろう。

意を決す、いざ行かん。そのトライでしっかり登ることができた。

リップ付近がドロドロで、その一点除けば至高の課題と言える。ということでいずれ掃除したい。

ドン・コルレオーネ ungraded

日暮れまでもう少し時間がありはしたものの、早めに地元のジムに辿り着きたかったので再訪を誓い撤収。工藤さん、案内ありがとう!

【動画】
フォーレンツリー 2級 ぺ(fa工藤)
ジャジャ丸ジャンプ 初/二段 ぺfa
ガマバックん 初段 工藤fa
なまず太夫 二段 ぺfa
ドン・コルレオーネ ぺfa

 

カーネリア v10

1月27日

事前にもらっていた地点情報頼りに車を走らせる。
昼前、栗崎の待つ渓谷の入り口に着く。

遠くで大型マットがゴソゴソと進んでいる。荷物をまとめ私も同じ方向へ。

岩に着く、見上げた瞬間ハッとした。大昔に私も見た。当時脳内で描いたラインは、壁の天辺を狙うライン。壮大すぎて駄目だと思った。

栗崎が見たラインはその左脇。被ったカンテはとても格好良く、規模もそこそこで良い感じ。
完全に見逃していた。
(ちなみに過去見た天辺ラインは今見ても壮大すぎてやる気になれず。途中の巨大なフレークは今にも吹っ飛びそうだ。)

被ったカンテを登る。
形状こそ顕著だがザ・ホールドという手掛かりは存在せず。

岩の様をうまく利用すべく組み立てていく。かなり繊細な内容で想像以上に苦戦。

最終的に、カンテ直登と右回りコンプレッションの2つに絞られた。どちらも同程度の負荷。カンテ直登は、エグいカチを保持せねばならないが核心が一手分少ない。

カンテ直登を選び登る。

カーネリア v10

繋げる過程も十分面白かったが、何よりパズルのピースが一つずつはまっていく瞬間は特に最高だった。

少し早めに栗崎は撤収。
私は夕方までダラダラと遊ぶ。

夏にでも棍詰めて通おう。

ウツボとproject

昨年、関東の友人(松井さん)が登りに来るタイミングで、西の開拓者から幾つかのprojectを教えてもらった。

今回それらを再び巡る。


11月1日

前回は有難いことに沢山のprojectを教えていただきそれぞれ満遍なくトライしたが、今回は精度を上げるために2つに絞る。

一つ目はスケールあるものの右上がりに進むにつれランディングも一緒についてくるため、どうも規模を感じない。ただ可能性はある。

二つ目はとにかく格好良い。しかしどうも一箇所ブランクがあるように見え、登れないような気もする。

二つ目の岩は、遊ぶことすらできない可能性もあるので先に前者のProjectへ。


一つ目の岩に現地集合。急な仕事が入り少し遅れてくるとのことで先にやりはじめた。

後半パート、難しくはないが落ちたら天然の滑り台を流れることになる。きっと痛い、それだけは避けたい、アップがてら入念にやる。

アップが済んだ頃、松井さんが来る。

松井さんも上部でアップ、私は核心である下部の確認。

前回、粗方出来ていたので思い出すように繰り返す。
するといきなり核心突破。降りようとも思ったが、後ろからガンバと聞こえたのでそのまま頑張った。完登、全然登れると思っていなかった。

少し休んだところで、一手下からやる。顕著なスタートはどこかと二人で話した結果、一手下げた方がしっくり来るということで変更。

何より、もう少しこの岩で登っていたかった。
ワチャワチャと遊ぶ。

ウツボ v12(四段) 初登
遠目で見たら模様がウツボのように見える、と説明しても誰もわかってくれない。


二人とも若干のよれを感じつつ本題へ。
森を少し彷徨いながらたどり着く。

久々に見上げると、やはり下部がブランクに見える。傾斜の変わり目にエッジがありそうだが果たして届くのか?届いたとして保持できるのか?

やってみないとどうにもならないので、やる。

しばらくして松井さんがタッチしはじめた。

私も頑張るが全然ダメ。色々試してみる、そもそも出す手を変えたら良くなった。

しばらくしてお互い保持面を叩けるようになってきたが、これがどうにも悪い。絶望とまではいかないが希望を感じさせてくれるようなものではなく、悪い。

とはいえお互いやりきり満足したところで撤収。夕暮れには少し早いが、美味しいビールに備えた。

また来季、一緒にprojectを巡りたい。

快適に遊ばせてくれたローカルに最大の感謝を!

山奥の渓谷にて

街から車で約30分。山奥に着いた。
綺麗な小川の向こうに、掃除された茶色の岩が見える。

今日のターゲットだ。

10月4日

ローカルクライマーの案内で、まだあまり登られていない岩をやる。すでに掃除してくれていたので登りに専念できる。周りの環境をみるに、きっと掃除は大変だっただろう。感謝。

広めのフェイスに弱点は豊富。3人でまったりと登り、v1(5級)からv8(初/二段)まで6本の課題ができた。トラバースのv5(1/2級)と中央のv1(5級)が特に良い。

粗方登り終えたところで休憩。みんなワシワシと登っている脇でフラフラしていたところ、小岩に弱点を見つける。

丁度いいハングに、気持ち良さげなスタートホールドが。早速登ってみるとなかなか良い。

もののふ v8(初/二段)

みんな落ち着いたところで移動することに、竜体へ向かう(続)