「joywall店番日記」カテゴリーアーカイブ

ひと夏のクマと人

夏の貰い物。
こいつを見ると私も頑張ろうと思う。

 

この夏、九州南部のクライマーが1ヶ月のクライミング研修(ちがう)にやってきた。

技術指導で力になれたことも少しはあると思う。ただ、私自身も良い時間を過ごさせて貰った。

週末の朝、joyの前のウッドデッキで朝飯を食べながら私の到着を待つ。
オープンしてからは夕方までトレーニングを続け、その合間にクライミング談義。

彼のトレーニングを眺めるそんな日々は私も楽しかった。

少しだけ涼しくなってきた週末の朝、
joyに着いても彼はいない。

ウッドデッキもチャチャも少し寂しげ。
私の眠気も覚めない。

閉店後、疲れ果てソファでダラダラ過ごしていると目に入る星板の青いクマ。

がんばろうと、私のトレーニングの活力をくれる。

良い秋を迎えたい。

#joywallrocknavi #joywall
#climbing #bouldering
#クライミング #ボルダリング

JoyFest、人とジム

JoyFest恒例24時間セット。


数年ぶりのJoyFest。
徹夜セットが本当につらい。
今年はやるのか?どうなのか?悩んでいたけれど。

色々良いタイミングだったのでやることに。ただし徹夜は嫌だ。

今回は徹夜を避けるべく事前に準備。
ホールド外しも洗いも前日の夜に綺麗に終えた。

あとは2面のホールドチェンジ、20課題のセット。
10本8時間としても日を跨がずしっかり終えることができるだろう。

という見込み。

余裕があるというのはある種恐ろしいもので…セットに於いて年々色々なものが見えてくるようになり、妥協できない点も増える。

結果…セット開始から20時間、気付けば夜が明けていた。
少しでも仮眠すべく31時(翌7時)、布団に入る。

3月18日(土)11時 JoyFestスタート!

開店直後からみんな来店してくれ…
心も身体もきつかったけど、わちゃわちゃクライミングしている姿や語り合う姿が見られ、やっぱりよかったなとも思えた。

夜は関東から来てくれたゲストによる講習会、私も刺激になった。
そしてこの日はゆっくり就寝。

3月19日(日)二日目

初日同様、多くの人が来てくれた。
閉店後は遠方の仲間たち交えクライミング談義を。

寝不足が続くがこのままヒスイ公開イベントに続く。

 

JoyFestご来店のみなさま、またイベントお手伝いいただいたみなさまにスペシャルな感謝を。


課題、そして環境がクライマーを育てると思っています。

課題作成においての理想は「登るだけで成長できる課題」を揃えること。ですが、今の私にはそれはできません(もちろん努めていますが)。

環境は主客一体。みなさまと共に。課題がありそれをどう取り組むか。

楽に流されず一登の質をみんなで高める空気感(落ち方も含め)は私一人では作れません。

その瞬間の楽しいと同等にそういうものを大切にしてくれている利用者の方々に感謝しております。てことで、今後ともよろしくお願いします。

 

 

【反復の初歩】フラッギングから姿勢を考える。

比較的使用場面の多い「支点が右手右足、左手左足で逆足を流す」フラッギング。

その形から有効な姿勢を考える。

反復の初歩

動作前のポジション

じゃがんだ状態(重心を沈めた状態)。もし次のホールドが近くにあればこの状態のまま解決しても良いが狙い先は左上

動作時のポジション

しゃがんだまま距離を出そうとすると下半身の内ツイストになり背筋と矛盾する。

重心は上がりきらず、また背筋も通らないためホールドまで届いたとしても反動はでかい。

中腰で真っ直ぐポジション

中腰でポジションをキープできない場合、動きをつくるほかなくなる。ではその際の運動軌跡例

基本は真っ直ぐ屈伸を目指したいが、目的は「下半身で体を持ち上げ背筋を通すこと」なので終わりの状態がそこにあれば溜めと動作はツイストも有効。ただツイストは勢いがつき過ぎ必要以上に身体を放射しまうリスクもあるのでコントロールに慣れが必要。

以上

動作前の状態から動きはつくられるので

動作前のポジションを整える過程を見直してみよう、

という話でした。おわり

トレーニング講習「力のオンオフ」終了

9月23日は要望がありトレーニング講習でした。
ご参加ありがとうございました!

今回は要望通り「力のオンオフ」

テーマ決定後に参加希望された方にあわせ少しだけ脱線しつつ。
以下、参加いただいた皆様や過去受けていただいた方への振り返り用
ということで項目のみ!

詳しくはまた希望していただければいつでも!!

ーーー
【前提の話】
トレーニングの概略と経緯
トレーニングのはじめ方
動作前のポジションをつくる意味
初歩「ニュートラルとイン」

【本題】
初歩のその先
❶重心軌跡(重心移動/重心コントロール)

身体の置き所と動き方
動作とその反動
実践

動作特性を理解し動きをコントロールする。古から言われているクライミングの基礎=重心移動だということ。

❷局面と力の波(呼吸)

身体的限界グレードに於いてポジションをつくることが精一杯な状態→その先の動きフルパワーがなることが常。
いかに対応していくか。本番を前にいかに練習でつくりあげていくか。

ーーー

今回は実践練習の時間少なめでしたので練習会をやります。
皆さまありがとうございました!!!

反復の初歩「溜めの局面(直線)」

先日書いたニュートラルポジションの話。
(動き出す前に、動作に入りやすいポジションをつくる。)

※ニューラルポジション過去の記事

反復練「ポジショニングinとN」

整える局面
その次の話です。

「動作の必要性」

もしポジショニングだけで次の一手を出せるならそれに越したことはないのですが、例えば狙う方の手を離した際に不安定になる場合や、保持しているホールドが悪い場合、また次の一手が距離がある時などはムービング(動作)が必要になります。

「溜めの必要性」

一手の距離がそこまでない場合や熟練者は、身体で溜めを作ることでの溜めの局面を省くことができますが、大体の場面で重心移動による溜めは有効だと思います。

溜め(予備動作):高くジャンプする前に深く腰を沈める動作など
中腰の体勢が起点の場合、溜めなくとも軽いジャンプができる。これが溜めの局面を省いた状態。

「直線の溜めの初歩」

重心軌跡の観点より(運動パターンや姿勢の話ではなく)
強傾斜において、保持してるホールドの軸を起点に鉛直中にて動作を完結させる「直線の動き」

※全体重心の話は過去の記事で。

大分出張(サニーサイドにてセットとレッスン)

ホールドキャッチ以降に起こる反動は、溜めの局面が原因のことも多い。
ざっくりと大味に反動を抑えるにはどうするか?

★左右の動きを削る
★壁の出入りを最小限にする。

今回は「壁の出入りを最小限にする」その初歩です。

溜めの局面で、極力壁に入らない。下半身のバネを意識しすぎるあまり、座る状態になってしまい、それが内から外に出て行く動作になりがちで。。。キャッチ時外に出てしまうと反動が強くなり、足がきれたり動きがコントロールできなるなど、様々なエラーに繋がってきます。

ざっくり書きましたが、そのためにどう動きをつくるか、がまた難しいところなのですが

ほんのり距離のある一手で重心移動の過程を探ってみても良いかと思いますー
では自身にとって良きクライミングができますように?