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大和岩の記録動画

2019年春、その岩は栗崎により着手された。

数日にわたる掃除の末、トライできるまでになり
完璧なライン「hello goodbye v9(二段)」が完成。初登 栗崎

その後も整備は進む。hello goodbye のロースタート
「hello again v11(三段)」

その左のライン
「bloomin’ v10(三段)」

その後もしつこくAgainからbloominにつなげる通称ABPをやったが終わりゆく季節を理由に断念。リップ後最後の大穴狙いで2度落ち、メンタルをやられた。
梅雨の湿気はどうにもならない…。

秋が訪れるも、下部のポケットが乾かない日が続き、とうとう2020年に。

その日、ポケットは辛うじて保持できるくらいのコンディション。
…ただ、雨上がりのリップは梅雨場のそれと対して変わらなかった。

あした v12(四段)

あした(abp)

抜けそうな右手の指先、
必死に堪え
左手の指先でスローパーを抑える。

何度持ち直しても効いてこない。ダメだ、つい30分前も同じようにここで落ちた。

効かすことを諦めこのまま右足を上げる。

1月6日

久々にABPへ。今季目標5本のうちの1本。

正直もっと早い段階で登る予定だった。梅雨時期(6月)に核心を超えたものの湿気たリップに拒まれラストで落ちる。ということで季節が来たら登れると信じていた。

昨年秋、何度か訪れるものの核心のポケットがいつも湿気ていた。
状態が悪くともmoveの確認はし、どんな状態でも各moveは成功するようになった。ただ複数手進めようとすると指先はビシャビシャで繋がる状態ではなく。本格的なトライはできぬまま2019年を終えた。


岩を見ると相変わらずジメジメ。ただポケットはいつもより幾分まし。

リップは、、完全に湿気ている。

上部をアップでやった。梅雨にリップ落ちした訳だが、その時よりはるかに状態は悪い……。

やめようかとも思ったが
もしかしたら冬はずっと湿気を帯びているのではないかと…
そうなるとまた春まで登るタイミングを逃すことになるので、本気でやってみることにした。

各moveを確認。精度は極めて良く、繋げに入る。

核心のポケットをとめ、上部突入。
リップを保持、その瞬間、ダメだと思った。湿気すぎて明らかに効いていない。それでも左ハイステップを決め左手を伸ばす。
ポジションは完全に身体が覚えており、左スローパーを捉えた。いつもならこれで終わりだが、左手も全然効かない。

効かせようと数回持ち直したがそのとき、右手がすっぽ抜け落ちる。

マットに落ちるも、結構な落下距離があり衝撃を抑えきれずバウンドして更に吹っ飛び下の道路付近まで転がった。さすがに転がりなれたもので無傷。切り株などなくてよかった。

ここで梅雨は挫折した訳だが、気を取り直してもう一回やることに。

湿気ていようが、やりようがあることがわかってきた。

次の便、
核心はかなり優しく感じた。再びリップまで到達。

抜けそうな右手の指先、
必死に堪え
左手の指先でスローパーを抑える。

全然効いてこないのは体験済みだ。
効かすことを諦めこのまま右足を上げる。

一瞬、身体がとまったので右手を上げてカチヘ。インカットしているホールドであれば湿気てようが保持感はある。成功を確信し動作を進めトップアウト。

何とかなった。

あした 初登
BDshadow/vsr
RX(東京粉末)

ポケット、カチ、スローパーを駆使しいかに普通のクライミングを遂行していくか。
正直この手の普通のクライミングスタイルはとても得意だ。
そんなに時間をかけるつもりもなかった。にも関わらず苦しんだ、常時あまりにコンディションが悪すぎた。グレードは正直よくわからないが、コンディションがよければそこまで難易度は上がってこないと思う。
というわけで、今季登った中で最も日数はかかっているけれど一応v12を提示したい。


苦しんだ、けれど午前中に何とか登れてよかった。午後から今季目標5本の中で最も難しいであろうRedNoahPに移動。

続く

ABP再開

良い季節がきた。ABPを再開する。

10月31日 今季初対峙

想定外に岩は苔に埋もれていた。

掃除を済ませたところでトライ開始。
昨シーズンの終わり、核心を超えリップで落ちたので上部の印象が悪い。ということで上部から確認。

大丈夫な事がわかった。

下部の確認。感触がかなり悪かったが、スタートホールドが濡れていたことを原因としmoveの確認のみで終わる。

11月5日

登るつもりで訪れる。昨シーズンの感触がかなり良かったのでそこまで難しくない気がしていた。コンディションはなぜかそこまで良くない。晴れは続いたものの若干の湿気。さらには体調最悪。風邪が治らない…。

それでもできる気がしていたが結果はズタズタ。

勝負にならず。少し間をあけ、イメージをリセットし万全に整え再訪することにした。昨シーズンの終わり、核心を突破している。登れないはずがない、出直しだ。

時間があまったので夏登り損ねたコモングラウンドのダイレクトをやる。

全く出来なかったランジパートも、秋の気候が手助けしてくれ問題なく出来た。

勇気 v10(三段)

その後探索、良い岩はなかった。谷を登りすぎ来た道を帰れない事態に陥ったが、そこで見た夕陽は美しかった。
稜を周り、日暮れ寸前で車に戻ることができた。

ABP4日目とCommonGroundLow

前回、案外勝負になったABP(again→bloomin project)。
高気温によりmoveが起こせなくなる日まで練習しておこうと再訪。

6月17日

とうとう気温は30℃を超えた。ダメ元でやってみる。アップでそれぞれのmoveをやってみると非常に感触が良い。次季のためにただただ練習。

すると、まさかの核心5手目がとまった。2本指ポケットもがっつりはまりそのままランジも成功。

そのまま登りきりたかったが、そうはいかず。

Bloominパート最後の難関、タルいリップ…極めてコンディションが悪かった。

落ちる。思えば、このリップを一発で抜けきったbloominの完登トライはうまくいきすぎていた。こんなもんだろう。

その後、リップから上をバラすも結局出来ず…この気温では無理だ。核心は完全に出来上がったので、秋まで待つことにしよう。

日暮れまで時間があったので寄り道。河原のハング、先月登ったCommonGroundのlowをやる。

前回は雨上がり。CommonGroundも湿気により苦戦したが今日はそうでもなかった。ただ気温が高すぎ、なかなか繋げきれず。疲労もかなりたまっていたので夕方まで待つ。

休憩後の17時過ぎ、一発で決めた。

CommonGroundLow
悪条件が重なりv10ちかくに感じたが実際はv9(二段)程度だと思う。夜から仕事だったのでバタバタ撤収。

ABP三日目(王ノ星の後で)

6月10日
王ノ星v10(三段)が登れた。

時刻は15時30分、何をするにも微妙。

はっきり言えるのは、自身の調子はかなり良い。ということで、前回印象が悪くなったABP(again bloomin project)に再び対峙することに。

1時間もトライできないとは思うけど、このまま季節を終えるのは何となく嫌だった。

17時前に到着。バタバタ準備をしすぐさま取り掛かる。

前回に比べると岩のコンディションは悪い。季節の移り変わりを感じる。
身体は動くのでどうか…


それぞれのmoveを起こしてみたが、予想通り感触は良かった。これで前回の悪い印象は払拭。せっかくなので繋げてみた。すると日暮れ寸前のトライで核心5手目の2本指ポッケを捉えることに成功。

次のランジで指先からはじけとび失敗したものの、登れるイメージは完全に出来上がった。もしかしたら秋を待たずに登れるのではないだろうか、と……。

4日目に続く。

///ABPtry
v3単体(湿気たポケット/気温25℃湿度80%)