「仕事旅」カテゴリーアーカイブ

戸河内紀行「初の三段峡」

いつも楽しみ福山出張。

ワクワク感漂う行き道
余韻に浸る帰り道

距離があるので一気には行けず、道中寄り道。
目指すは戸河内、丁度良い位置にある大好きな岩場。

【  2023年秋の戸河内紀行   】

ー10月23日ー

目覚めは近くのサービスエリアにて。十分な睡眠時間をとって岩に向かった。
今回は初となる三段峡エリア。

トポにあった駐車位置に停め少し驚いた。

思った以上に観光地。
渓谷の紅葉目当ての男女や全長13kmに渡る峡谷を走破するような格好をした人らが多く見られ、
そこに紛れようと努める。

まずは駐車料金所を払い車のナンバーを記入。
いざ入場。

温泉宿の看板をくぐり、渓谷に降りる。
岩脈の発達した渓谷脇に舗装された遊歩道を歩くこと30分。
(リアルに軽い登りの30分、きつくはないが長い)
良い岩が無数に現れた。

マルケロフ 三段

16時過ぎ
わかりやすいとはいえ、アプローチが長いので日暮れに余裕を持ち出発。

マルケロフの岩のみは川を越えねばならないのだけど、本流を上手く跳び超えたあとぼーっと歩いていたら脇のチョロチョロ流れている川に落ちてしまった。

ということで結局日暮れギリギリに渓谷を脱した。
疲れ果ててしまい目の前の宿に泊まろうとしたけど生憎の受付終了。そのまま福山のビジネスホテルをとった。


ー10月26日ー

実は前回、森の奥に潜む岩しか触っていなかったので名残り惜しく再訪。

昼過ぎから店番もあったので1時間だけ。
美しい渓谷の中で結露が乾くのを待ちつつゆっくり楽しんだ。
滞在するだけで癒される景観地、またいつの日か。

 

 

 

故郷の南の街、ボルテージにて

初めての場所、ボルテージ
初めて対面、店長しんぺいさん。
(深夜の酔っ払いテンションで電話で話したことはありましたが☺︎)

地元大分ながら、
県南はなかなか縁がありませんでした。

1周年記念コンペという華のある舞台準備によんでいただきました!

今回は福岡在住セッターチーム(私とリトルくんとわたるさん)にて
予選決勝合わせて28本!

さらにはイベント後、大分セッターチーム(ソーヤ、ヒビキ)にて追加セット。
ということで、デキタテで旬の課題からやりこみたい課題まで揃っていると思います。


セットした感想は壁の形状がとても好みで、
緩傾斜/中間傾斜/強傾斜/そして今は珍しいしっかりとしたルーフまで。

空間の良さも含め、めっちゃトレーニングできる環境!!!
居心地もいいし最高すぎました。


もう時期来るめじろん7に向け……

コンペ課題も9割残されていると思うので各カテゴリー想定で
一足先にイメトレいかがでしょう。

コンペに縁のない方でも、最高の瞬間の残り香をまったりと味わってもらえたら幸いです。

福山(広島)ココペリ出張

広島県福山市にて。
広大な上に全傾斜一面が広いのが特徴的なココペリ。

[ 出張初日 ]ユースレッスン

今回は小学生対象。

1限目:保護者と高学年に向け座学
「各世代別のトレーニングの進め方と理論」

発育と発達、成長過程で何を優先してトレーニングすべきか。
低学年と高学年、個人差を見極める。
なるべくしてなった故障事例とトレーニング。
技術を向上させるとは。

2限目:実践
「姿勢と物理」

緩傾斜を登る際のポジショニングと姿勢。
オリジナリティと基礎反復。
※重心移動or上半身のみのいなし

強傾斜を登る際のポジショニングと姿勢。
オリジナリティと基礎反復。
※反動と故障

3限目のコーディネーションの分解まで行きたかったのですが今回は時間切れでした。

 


[ 出張2日目/3日目 ]全面ホールドチェンジ

 

とにかく広い、その上で全て最低半年は残るラインセット!
現時点で全70課題!!!

いつもの西のレジェンド稲垣さん、1年ぶりのコロちゃんに加えこの地出身の天才児と数年ぶりのパナさん。私とクマさんを含め6人のセッター。

登応えは間違いなく…

最終日はノボコン課題の3〜5級メインをメインにセットしたのでどのグレード帯も充実。
やさしいグレードからのサーキットも程よく、私もいつかトレーニングに来たい。

日本最古のボルダリングエリアの一つ「王子が岳」歴史を感じるツアー帰りに是非オススメしたい。

 


常連の方はロッククライマーが多く、ご飯もお酒も美味しく、仕事でこんな満ち足りていいのだろうかと時折我にかえるけれど、そのたびにしっかりしようと思い直す…。

毎度本当にありがとうございます。
楽しんでもらえたら幸いです。

帰りの運転が毎度地獄だけど今回も無事完遂できました。

 

 

 

ひむか2023スタート

今年もはじまりました。

宮崎県選手育成事業
ひむかサンライズプロジェクト

ー8月6日ー

目的は来る国スポに向けての競技力向上
もちろんパフォーマンス向上の話メインになります。

ただ、私はやはり
「クライミングをもっと知ってほしい」
「今もこの先も競技だけでなく自身のクライミングに励んでほしい」

そんな想いもあり、本脈と脱線を繰り返しつつ進行しています。

※脱線、
みんな故障なく過ごせるように、発達具合のチェックと遊び。
現在の競技力向上だけではなく年代に応じたトレーニング。

また能力問わずクライミングが大好きな子たちがもっともっと深みにハマれるように。
そうなれば周りに回って、県下の可能性も広がると思っています。

こんな自由に行えるのも、受け入れ先のオーナーや招いてくれた方々が賛同してくれているからであって感謝しかありません。

 

さて、いつも通り年代ごとのグループレッスン。
今回は年初めということで
技術面、基本的なトレーニングのおさらい。

毎週各地で行われているイベントに集中することも大切ですが、
何を見据えるか?また日々全力か?も。
日々の積み重ねも疎かにならぬよう!

戸河内「オオヒエンソウ」

福山出張の帰り。

連日雨の予報が覆り最終日は曇りに。ダメもと戸河内によってみることにし近くで一泊。

4月21日(金) 戸河内

トポをおいてきてしまったのでいつものエリアで。

車を停め目の前の岩でアップ。眠気が覚めたところで河原へ降りる。踏み跡を辿ること30歩、森を分つ綺麗な渓谷に着く。


サザンカの岩は乾きつつあった。バリエーションを一通り登ったところで以前から気になっていた右奥からの可能性を探ってみる。

核心であろうハング中央の動きをダイナミックに決めることができたので、ざっと前半をやった後繋げた。

※今思えばハング中央のバラシから始めてしまったのがいけなかった。どうもスタートから全然違うシーケンスで突破できてしまうらしい。

オオヒエンソウ(大飛燕草)

サザンカとオオヒエンソウ

鮮やかに広がる赤い花に対し、スッと伸びる青色の花。
花言葉は謙虚に対し、傲慢。

巨石の有り余る中央のスペースに控え気味に美しく引かれたサザンカ。対し、ハング右奥から強引にクラシックへ繋ぐ。

グレードは二段から三段のどこか、だと思う。
このラインはすでにオフィシャルに紹介していただいた。グレードも公表も任せているので良い感じに落ち着くと思う。

 


昼からは陽も入りだし岩も徐々に乾きだした。
登っていなかった小岩をふらふらと登り、満足したところで戸河内を後にした。

やっぱり楽しい。