「仕事旅」カテゴリーアーカイブ

三重県仕事旅「宮川とかわせみ」

空港についてさらにフェリーに乗らねばならないとは、きっと大変な場所なんだろう。。。なんて思っていたけど。

フェリーに乗りこんだ後、Googleマップを見て感心した。これは便利だ。

2月23日 昼過ぎ

セントレアからフェリーで小一時間、三重に到着。

フェリー乗り場に着くと迎えに来てくれていた。
心強いローカルの開拓者と合流。


スーパーで買い出し。どうやら山籠りするらしい。
どんなところなんだ!?

そこからから約1時間。
辺境の渓谷、その脇に佇む古民家と倉庫が今回の仕事場だ。

近くにコンビニもスーパーもない。
夜になると街頭すらなく人工的な明かりは皆無。
むしろだからこそ月や星明かりが美しい。

この適度な不便さが素敵で、軽く準備して山に入る感じがいい。

実際に不便かというとそうでもなくWi-Fiもあるのでいざという時はなんとでもなる。
数日間自分で選んでこういう場所で過ごせる、というのは最高の贅沢なのではないだろうか?


初日の夕方、この日はフリーだったのでご厚意に甘え宮川ボルダーへ。

駐車場に着くなり人の気配は感じていたが、岩の前は凄かった。
人、人、人、九州では考えられないほどの人。

驚きはしたものの岩は良く、色んな課題をトライした。
なかなか良いラインも登ることができたけれどもこの日の記憶は、岩を取り巻く環境と人がメインだった。

だから純粋に楽しめなかったのかというとそんな訳ではなく。

岩があるだけでは岩登りの歴史や文化は成り立たない。
そこに人がいて岩登りを継承しゆく環境がある。
だからこそ、
宮川ボルダーエリアの現在を体感でき個人的にとても良かった。

2日目、3日目はお仕事。
3日目の夜にはずっと会いたかったメンバーにもあえた…のだけど飲みに飲みを重ねて何も覚えていない。


2月26日

酔いが覚めた昼過ぎから宮川ボルダーへ(私は全然覚めていない)
この日はメインではなくその脇の巨石へ。

未開拓の目立つハング面に取り付き1時間近くもがいたがなんともならず。
何をやっているんだと我にかえり、みんなと登る。

一本初登させてもらった。

「芸風 三段」

ハング中のユニークな形状をうまく辿り突片まで。見た目と裏腹躱し口がなくまさかのフルパワームーブが良い感じ。

キリがいいところでジムの撮影があるらしくみんなで戻る。

 

日暮れごろに解散。ほんのり寂しかった。

本当に充実した4日間、
生活面でずっとお世話になりっぱなしの@ktd _climb さんありがとうございました。


2月27日最終日

珍しく早起きできたので伊勢観光。
十分満喫できたのだけど、森の中に岩のない光景を見ると違和感がある。

ということで本当に撤収。
充実した仕事旅でした。みなさまありがとうございました。

 

 

三重仕事旅ボルダリングソーコかわせみ

ボルダリングソーコ、とうとう開放!!!


三重県、宮川ボルダー。

明るく美しい渓谷に転がる巨石群。

何よりチャート独自の岩質がおもしろく、ホールドも発達しており強傾斜もグイグイ登れる。
アプローチもよくガイドブックもある。人気にならないわけがない。


その一大エリアのすぐ真上にクライマーズスポットができた。
そこから川を見渡すと、メインエリアの岩にへばりつくクライマーたちを眺めることができる。それほど近い。

トイレもあり、なんとクライミングウォールまで。

ん?
そう、クライミングウォールまで!!!
ということでオープニングセットにお呼ばれして来てきました!!!!!

ボルダリングソーコかわせみ
[rocaroca]

秘密基地のような空間に置かれた綺麗な壁。

他のレジャースポーツをしに訪れた利用者や地域の方々も体験で使われるということなので、5〜8級を大目に。

しっかりガチのリアルテクスチャ系が多かったこともあり…
ロッククライマーも楽しんでもらえるよう初段まで各グレード3本以上(+二段1本)。

知らない土地で課題を残すのはちょっと緊張ですが…
この土地この場所ならではの持ち味は出せたと思っております。

ジム利用料もリーズナブルで気軽にウォーミングアップで利用できます!

岩登りの純度高めの仕上がり、
ウォーミングや突然の雨の日など
空間も課題も楽しんでもらえたら幸いです。


作業時の宿泊は道を挟んですぐ上の

宿やまがら

古民家をリノベーションしたとてもオシャレな宿で過去最高クラスに快適。
朝起きて窓をあけたら岩が見える環境、羨ましすぎる。。。
そんな贅沢な場所での宿泊でした。

仕事ながら公私ともに充実した日々。岩の話はまた。

宮崎ユース強化選手講習

1月29日の話。

仕事旅でした。場所は宮崎県延岡市、そう、いつものボルダリングジム「インテンス」
ユース強化選手対象の講習会を行なってきました。

※ひむかサンライズプロジェクト(未普及競技選手育成事業)の一環で行われています。

今年度3回目、最後です。

初回は技術
身体をしっかり扱うため初歩を学ぶ

2回目は心と思考
初回を踏まえ故障の予防をした上で、心構えをつくっていく。

心と技術。
最終回の今回はいよいよ身体の追い込み方を。

サーキットや陸トレの話、
そしてそれら技術に反映させる実践。

そういうものでした。

サーキットトレ
開始時のインターバルや強度の調整方法(チェックシートの作り方)

陸トレ
クライミングにおける体力の細分化と方法。

トレーニングの周期

実践が多く、考え方の解釈や複雑な部分がほとんどなかったので優先順位は低めだと判断し、普段の日記のペースでアップしておます。

インテンスオーナーからのお話にもありましたが、コーチ陣、そして周りのサポーターも保護者同様に熱い想いをもって向き合っております。
その熱量を受け流さすポジティブに受けとめることができれば、さらに上昇曲線を高めることができると思います。
私も同様、更なる進展を期待してます。成果ではなく成長を。がんば!!!みんながんば!!!

山口ラボセット「5級地獄」

課題は旬なうちに。
ということで先に日記「山口ラボ出張」

5級祭り(5級地獄)編

✴︎✴︎✴︎

2月13日はいつもの出張ラボ出張セット、
そしていつものハード課題量産、
ではなくて

今回はまさかの5級祭りでした。

5級総数15本。これはもう初級者も上級者も天国ですね。ぜひとも快適に登ってくださいませ!!!

え?

と思った方もおられると思いますが大丈夫です、暴走している課題はテルテル坊主がグレード改定してますので。安心してお楽しみください。

5級じゃ 物足りない方も大丈夫です、しっかりMax(三段)もつくってます!
(いやむしろ今回はMAXが一番時間かかった。。。)

お待ちしてます!!!

もちろんJoyでも!!!!!

めじろんカップ6th

今でこそ拠点は久留米だけど…気持ちは久留米とともに地元大分にも。

今の私の自由奔放なクライミングスタイルは、
適度な放任のもと見捨てず見守ってくれた師、そして未開拓な大分の大地があったからこそ。

時折思うのは
師への恩返し、地元大分への還元の気持ち。

そんなものを最大限表現できるめじろんカップの運営。

12月4日
めじろんカップ6th

 

草コンペは草コンペらしく
最大限の盛り上がり方を目指して。
かつ、一応競技なのでチーフとしてリザルトはしっかりとつけること。


実は今回、準備段階でいくつかの困難に直面。
それでも日を跨がず作業を終え当日を迎えれたのは、スタッフはもちろんボランティアの方も含め皆成功への一筋を見据えていたからだと思う。

当日、運営チーム、そしてジャッジチームも加わった。チーフジャッジは今年も変わらず私の師。

9時30分 競技開始。

結論から言えば、過去最大の盛り上がり、過去最大の課題クオリティに仕上がったように思う。

ということで最大目標は達成された。
ただし副題、リザルトをしっかり出すという目標は私の力不足により達成されず。

上位2カテゴリの予選リザルトがうまくバラせなかった。実は準備段階でうっすら気になってはいたものの時間に追われ煮詰めきることができなかった。猛反省。

予選のリザルトをバラせないということは、成績云々の話ではなく決勝のタイムスケジュールが狂うということ。

予選終了後、頭を抱えていたらチーム一員がセッション&ラウンド式を提案。ジャッジチームも賛同してくれた。草コンペならではの機転である。

これで大幅な時間短縮をすることができた。

そして迎えた決勝。


私自身は未知であるセッション式の決勝。

選手はもちろん運営チームに救われ、オーディエンスに助けられた。
想像を遥かに越えた盛り上がり。
予定調和では絶対に出せないほどの盛り上がりだったように思う。

クライミングにくそ真面目な私からは出てこない判断、遊び心、そしてその状況をむしろ楽しんでいるオーディエンスを心より尊敬した。

過去最大の成功の裏に沢山の反省点もある。

冒頭に書いた地元への貢献、うまくできたかはわからない。
けれど私自身感動する瞬間の多いイベントだったのは明らかだ。

予選約40本、決勝12本の課題

実はこれらは12月末まで。是非とも今一度登りに行ってみてほしい。
参加された方もそうでない方も。

大分県山岳連盟、大分のクライマーのみなさま
ありがとうございました。

次回のめじろんはまたみんなで過去最大を更新できますように。