「センゴク総合」カテゴリーアーカイブ

乾かない岩と

4月4日
晴れの日が続いたので意気揚々に山奥のルーフの岩へ。
乾いている状態を一度も見たことがないルーフ、結局その日も染み出していた。
一週間晴れても駄目なのか。

いつも通り、駄目元でprojectをやったが当然駄目。

乾いてそうな側面をやったが乾いていなかった。

長いアプローチを帰る。そういえば満開の桜が綺麗だった。

4月8日
さらに4日間晴れが続いた、もう大丈夫だろうと再訪。結果、岩はいつもと何ら変わらず…。

長いアプローチをただ帰るのも面白くないので手前の岩を触る。v7程度だと思っていたが、いざ取り付くと離陸出来ない。

そもそも右手出すか左手出すか決めきれず悩む。交互にやり続けたが若干左の方が感触いい気がしたので左に決めた。気合いで数便やり、初手がとまった。

2手目もかなり強度はあったが成功。上部はv4程度だが、下地が切れ落ちているので落ちれない。やや刺激的ではあったが問題なく登る事が出来た。

至近距離 v9(二段)
やっている最中はv10あたりに感じたが正味2手でv10は大袈裟だろう。

長いアプローチを仕方なく帰る…。
まだ時間があったので移動し、河原へ。

ハング左面をやろうと思ったがあまりのプレッシャーに躊躇、まず先に右面のツバキ v10のバリエーションpをやる。するとツバキ自体のmove解析に体力、時間ともに削られ終了。。。

ツバキ初登は2015年、当時も頑張っていたんだな思った。
そういえば、桜はほぼ散り可愛い緑が。春ももう終わる。

モンスターチョコ v12/四段

2月18日
思っていた以上に疲労が抜けておらず、どうするか迷ったがとりあえずダンジョンダイレクトpをやりに行くことに。
雨が降ったものの量はそこまでなかったので何も心配していなかったが、思った以上に岩は湿気ていた。

とはいえアプローチ長く引き返して別の課題をやる気にはなれず。ベストシーズンはまだ続くので練習気分で楽しむ。
アップを終え核心をバラすがかなり良好。コンディションさえ整えば登れる気がする。

とりあえず通しでやるが、やはりホールドをしばらく保持していると岩の中から染み出してくる。指が湿気ると一気に指皮持っていきやがる凝灰岩。指皮の弱い私にとって出来て1時間が限度。

2時間が過ぎた。感触いいものの今日は駄目だ。そういえばこういう時boostが良かったことを思い出した。boostチャージしてトライ。

ん???
何度か核心突破していたが、手数が多くその大体で後半指先が抜けてくる感覚があったのだが、今回はまったく不安ない。
そのままマントルを返しテラスに立った。

この道筋の終着点だ。

「モンスターチョコ v12/四段」

登れたはいいけど、準備不足で…真下にマットを敷いていない。。。
仕方なく決死のクライムダウン、大丈夫そうな場所へジャンプ…事なきを得た。


道筋や内容自体は完璧だが、岩壁の一部であるためトップアウト出来ず中途半端な位置で終わる。辛うじてテラスがあったからまだ区切りは良いものの…岩質も弱い。ちょっとだけ惜しい課題だ。

12月から1月にかけてかなり忙しく、今シーズンは諦めていた。それだけに有難い成果だし最低限のトレーニングは続けていてよかったと思う。まだまだ登りたい課題はある、脇のラインも気になってきた。もう少し頑張ろう。

DDPと河原の岩

2月12日

かなり久々のDDP(ダンジョンダイレクトプロジェクト)。記録を見返すとどうも一年ぶりっぽい。流石に期間短く今シーズンの成功は厳しいだろうと思いつつも、ずっと気になっていたので来訪。

雨が続いていながらも染み出しはなかった。今年は雨量が少ないのだろか?

適当にアップを終わらせ取り付くとかなり感触が良い。かつてギリギリでこなせていたパートも余裕を持ってこなせる。能力が増したのかとも思ったが、かつて一番能力値が高かったAveMaria成功直後にも触っているのでそれは考えにくい。

思い返せば昨年3月は気温20度オーバーの日が多かったように思う。

意気揚々にトライを重ね…1時間後には落胆。油断した。

核心突破後に2度のフォール。一番嫌な一手はサクサクこなせるものの指皮を雑に使いすぎた。2時間が経った頃、カチを握るとすぐに染み出しを起こした。敗退を決める。
荒く脆い凝灰岩を舐めていた…。

大幅に時間が余ったのでかつて見た岩を見直し、河原の岩を触る。

夕暮れ、さらに探索。月明かりでも十分歩ける程快適な夜へと続き、満足したところで撤収。

後半戦、証明岩へ。

3/12
ダンジョンルーフで一頻りprojectをやった後、証明岩へ。
いつ見ても濡れている。この日も湿気てはいたが辛うじてトライ出来そうなコンディションに見えた。

実はこの岩、私は一切開拓に関与していない。
去年の梅雨前仲間が掃除し、今シーズン内でいくつかの美味しいラインが仕上がった。

登攀対象となる前の写真。写真撮影時間が去年5月正午前。

そしてこの写真撮影時間が同日17時過ぎ。

ようは丸一日かけて掃除したということだ。
完成させた数本のラインの中でもメインは中央の’SEIMEI V8’と右の’朧げ夢夜 V8’だろう。

見た目もよく、何よりも仲間の熱意を感じるべくずっとトライしたかったのだが如何せん乾きが悪い。訪れては取り付けず敗退する日々が続いた。

この日も湿気てはいたが痺れを切らし取り付く。

SEIMEIも朧げ夢夜も足場がとてもシビアでmoveを作りにくく、組み立てに手間取った。
SEIMEIでは、登れたと思いたどり着いたリップがまさかのびしゃびしゃでクライムダウンをするはめに。。。

上に回り込みタオルで水分を拭ってからは、とても快適に登ることが出来た。

リップ付近にうっとおしい土や薮もない、
途中のホールドに泥も詰まってない、
まして苔など気にならない。
周辺も開けており快適だ…。

ここまで仕上げるのは大変だったであろう、おかげで日暮れまで贅沢な時間を贅沢な場所ですぎさせてもらった。
次も期待しよう。

良い岩だった。

前半戦、過程のV10

3.12
ダンジョンルーフへ。

気温は高かったが湿度は40%以下。
今年に入ってこんなにも湿度が低いのは初めてだ。

高い湿度しか示さないこの湿度計もどうやら壊れてはいなかったようだ。
となると、ホールドもよくとまる。

この日の目標は、project(ダンジョン正面)のスタンドスタートから突破。

コンディションが良いって素晴らしい、
アップ後、ストレスなく登ることが出来た。

壁の中に存在しながらも、中間部の顕著なリップを乗っ越し安定した終わりを迎えることができる素晴らしいライン、グレードはV10。過程の道筋なので、名はまだ必要ないであろう。

大幅に時間が余ったので、前回登った一反木綿のロースタートから中間部のテラスまで登ることにした。
これも2時間程度で成功したのだが、前回終わりと決めていたガバからはホールドが相当脆くグレードも変わらないのでやる価値があるかと聞かれたら……ただ、テラスの上には立てる。

ということで、再びproject(ダンジョン正面)のsdsに戻る。
すると、さっくり最大核心の足送り手前まで成功した。

行けそうな感触を持ちつつも指かわがもう痛い、諦めることにした。
初めからこいつと勝負する気で来ていたら、登れたかもしれない。残念。

昼過ぎに撤退。
その後、仲間が初登したいくつかの課題をやりに、証明岩へ移動。後半戦へ。