「RockPath」カテゴリーアーカイブ

茶石群にて

暗い森、代わり映えしない風景
そんなものに文句を言ってみたりすることもあったけど、時折入る木漏れ陽や独特の静けさを保つその空間が好きだった。
杉林の中には、当分踏み込めない。

5月初め、緊急事態宣言発令
新型ウイルスの蔓延を防止するための措置。

開拓においていえば、場所さえ冷静に見極めれば人との接触機会は0。としても、一応行動の範囲は狭めることに。最寄りの山へ。そそる岩はないけれど、岩に触れるだけ良い。joyを開けれない以上、精神衛生的にも全然違う。

道端の岩(多分初登は野下さん)

仲間が発見していた岩

一番良い左カンテラインは濡れていたのでハング正面をやった。

GATEkeeper

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後日(約40日後)、bobが左カンテを登る。

話を聞く限り、かなり良さそうだ。
近々やりに行こうと思っていたのだけど…

7月6日
北部九州も令和2年7月豪雨に見舞われた。

地盤の弱い杉林に入るのは当面リスクを伴う。諦めて次のシーズンに持ち越しとしよう。

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話は変わる。
長らく通いこんだ街…豊後三大温泉郷のひとつ天ヶ瀬も甚大な被害を受けた。
渓谷沿いの古風で美しい街並、それらを作る個の集まりが散り散りに……。

緊急事態宣言が解除され、人の動きも徐々の戻りつつあった。活気を取り戻すべく立ち上がった人らを思うと、本当に悔しくなる。自然には逆らえないんだとしても。。。

「明日よりJoy店頭に募金箱を設置しようと思います。日田の知人に相談しつつどのように使うか決めたいと思います。ひとときでも玖珠川に想いを寄せたことがある方、協力いただければ幸いです。」

水道岩再編

5月25日
新たなprojectを求め、たどり着いた先
LonlyNightMagicSpell 初登

良い岩を登ることはできたが、projectは見つからず。
ということで、さらに潜る。

以前登った天帝v11(三/四段)の右が未着手だったことを思い出し車を走らせる。ついでなので、手前にある岩を再整備することに。
2015年に登った水道岩。

着いたところで雨が酷くなる。

月露 v8/9(二段)
改めて登ったがこれは面白い。

エグいカチの保持が核心。だったが当時にくらべカチの持ち感がかなり良い。保持力が向上したのだろうか?
虎視眈々 v9(二段)(当時v10)

この時点ですでに17時過ぎ。天帝岩に行くのは諦め、以前栗崎が登った光明のlow start pをやる。
Moveが決まったところで登りに入るが雨が酷くなる。
一気にコンディションが悪くなり、焦る。

レスト短めに集中力をきらさないよう連便。

17時25分 登ることができた。
暗天yamisora v9(二段)

森を抜け車に戻ると凄い量の雨粒が断続的に落ちていた。
…project探しの旅は続く。

三つの巨石movie(2018-2020)

動画データがiPhoneの容量を圧迫してきたので少し整理。
毎度、岩場の記録はカテゴリーが同じものをひとつにしてアップしようと心がけてきたけど、今回は若干の無理やり感…

「既存エリアで登った中のそこそこでかい岩」というカテゴリーで。

①八面山 月は叢雲華は風 v8〜10 初登平嶋元氏

初登時期までは聞いてないけど相当前。噂には聞きずっと気になっていたものの、やや遠いので行き出せず。2018年12月、仕事で元さんとご一緒させてもらい、飲みの席でこの岩の話になった。となると速攻行くでしょ!
1年半前の2018年12月25日、バタバタバタバタ用事を済ませて時刻は14時。あまりの時間のなさに行くか迷った記憶が。。。
まぁ、こんなとき、だいたい行きますよね。

②万の葉 v11(三段) 初登

登る前にも登った後にも縁を感じた一本。人との繋がりに感謝。いつの日かこのエリアが公開されるのを気長に私も待ちたいと。
ランディングが相当悪く、かなり痺れた記憶がある。約一年前 2019年7月初登

③菅岳 NoName v9?(二段)

菅岳、2003年あたりに流行ったような記憶が。。。トポ上すべての課題を登ったことだけは覚えている。
トポにないこの岩自体登ったのか登っていないのか、側面は登ったような気がする。。。
そんな感じで、うっすら残されたクラシックなエリア。

掃除にかなりてこずったが、それなりに素敵な課題が登れた。

以上、3本の動画

菅岳 No Nome

福岡県南のエリア、菅岳。
時の流れの中埋もれたエリアの一つ。(実はネット上にトポもある。)
大昔、トポ上全ての課題を登ってからは行くこともなくなった。

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春が過ぎ、とうとうCovid19が地方にも広がりだす。行動も少し考えるようになる。
丁度その頃知人から菅岳の話を聞く。案外涼しく人もまずいない、今時素敵じゃないか!と。

5月28日
菅岳に出向く。当たり前だけど、人の気配は全くない。岩にはチョーク痕がチラホラと。多くはないだろうけどクライマーは来ている。

エリア奥のハイボールを見上げた。

20代前半の頃、たしかに見上げた記憶がある。けれど登ったかどうかは覚えていない。登ったとしてもどこをどう登ったか。。。当時、やまかずさんがどこかのラインに突っ込んでいき、4級だか3級にしたような、、違う岩だったような。ようは一切記憶にない。

とりあえず、いろいろやってみる。一番素敵なダブルカンテのラインはかなりやばい。そこをやる前に、その右の凹角を登る。こちらも、高さや岩の脆さ的に相当やばかったが、とりあえず4級か3級だと思う。リップからさき、積もった土がスリッピーで20分程度もたついてしまった。

車に戻る。ロープを準備し、掃除からやることに。リップに溜まった土、岩に引っ掛かった倒木、絡まる蔦、体重かけたら簡単に吹っ飛ぶフレーク…ひとつひとつ厄介で、かなりの時間を要した。

14時、ようやくクライミング再開。

見た目通りの内容、永遠コンプレッション(挟み込み)が続く。

せっかくのハイボール、新しい腰付チョークバックの使用感を確認したかったのだけれど、片手を離したら力の均衡が崩れ落ちる。コンプレッション系において、手を離すときは次のホールドを一瞬で狙うとき。よってチョークアップテストは厳しい。。。

ということで、地面でチョークバックの使用感を確認。これってジムでもできるような。。。?

さて、この日の登攀内容はというと
時間との勝負となった。

18時にはjoyの店番に戻りたい。

ハイボール、しかも後半核心のラインをやる際に時間的制限はかなりのプレッシャーとなる。
呼吸が整い指先の汗がひくタイミング、前腕のダメージがトライ可能なまで回復するタイミング、
そんなものが、焦ると若干狂い出す。

しょうもないミスが続き、時間ギリギリまでもつれ込んだ。

菅岳 ハイボールダブルカンテ NoName

右に逃げると易しくなるが、今回登った直登でのムーブグレードはv8/9(二段)くらいだろいか。ランディングが斜面ということもあり、後半パートの精神力削られる感じが何とも言えないが、シーケンス自体はとても面白く岩はかなり良い。

クラシックもいくつか再登したかったが完全なる時間切れ。またの機会に。

LonelyNightMagicSpell 初登

難しい岩を登れる季節が終わった。
それでも、ハードなクライミングがしたいという気持ちが強かった。

空白の4月、そして5月前半。
今年はこの季節に珍しく程よい気温が続き、岩を想う時間が長かった。

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5月25日
新たなprojectを探しに出る、来季のために。ついでに難しい岩に挑戦できればラッキーだ。

まず最初の狙いは玖珠川上釣のハイボール。過去一度だけやろうとするも、その時はランディングの悪さにビビリ突っ込めず。
今回はマットを二枚運び挑戦してみることに。

たるい棚にヒールで乗り込み、次の一手を探る。足がすっぽ抜けそうで怖い。ヒールが残って上半身から落ちるのも怖い。

前回やった際はmoveを起こし闇雲に次の一手を探ろうといたが、今回は明確なターゲットホールドを決めた。ひとまずリップ手前にカチが見えているのでそいつを狙うことに。

落ちたくない箇所の攻め方を学んだのだと思う。狙いを明確にすることで、目標とする動きや落ち方鮮明になる。すると、恐怖心も和らぐ。

試しにやってみた1便目、早くもその一手がとまった。リップへ。想像していたよりもたるい。一回降りることに。マットにジャンプする。衝撃は軽い。万が一ここで落ちても、大丈夫そうだ。

裏から周り、リップを掃除する。ホールドはないが、形状をうまく効かすことができると思った。しばらく休む。
その間にも気温はどんどん上がる。日差しも強く、岩は熱くなる。

はじめは秋に登れれば良いと考えていたが、目の前に登れそうな岩があれば、無意識に完登を意識する。
雲が出てきた。やる。

リップから先、形状がうまく効かすことができず少し焦ったが、何とか予定のmoveが決まり、無事にトップアウトに成功。早くも登れてしまった。

LonlyNightMagicSpell グレードはよくわからない。けれど間違いなく良い岩良いラインだと思う。

素晴らしい体験をすることはできたけど、秋の目標は見つからなかった。
時刻は15時。
時間はまだある、もう少し彷徨うことにした。