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四季岩

四季岩
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この日は当初より目をつけていたラインを完成させた。
ボルト打ちを終わらせ、クリーニング後完登。
ラインは比較的素晴らしいと思う。
ただ、着手から2日かかってしまった。

グレードは5.11c,このグレードでも完成まで結構な時間を費やした。
慣れてないから余計、大変。

とりあえず、自己満足の記念動画となってしまったがどうぞ。

http://youtu.be/RvHYJJ_YTjo

思った以上にやさしく、時間が余ったのでボブがタージィv5の瞬殺劇を見せてくれるということで竜体遊歩道エリアに寄る。
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予告通り、瞬殺劇ご観れたので良かった。成長したものだ。

紅葉が綺麗な1日であった。

偽りの龍

真龍v11(限定ver.v12)、2009年12月fa,
その時の記事
http://white.ap.teacup.com/teamjoy/174.html

今年の春、熱心にトライしてくれている知人にホールド欠損の知らせを聞いた。
すぐに確認に行くつもりであったが、梅雨の訪れとあまりの遠さに、中々機会を作り出せなかった。

11/8

とうとう半年が過ぎてしまった。
ロングドライブの準備は出来ていたのでいざ尾平へ。
久々の尾平、自身二つ目の開拓エリアで学生時代執拗に通い詰めた。
今、まさか当時の私と同じ歳頃の若者と来ようとは。

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美しいハングは湿気ていた。
雨でも降ったのであろうか。
若者は果敢に限界値以上の課題を攻める。
私もとりあえずリピートをしながらアップを。

昼前に本題、
登竜門の岩へ。
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本題の真龍確認。
オリジナルラインである右棚無しはとてつもない強度に…。
とりあえずやってみる。
その間一人は登竜門、もうひとりの先週の怪我人は大根おろし。

暫くして、辛うじてmoveはばれたが1日やそこらで繋がる強度ではないと判断。とりあえず可能性はあることがわかった。
その後、右棚の限定解除バージョンを試した。
ただライン取りが少し気持ち悪かったので
スタートを右にずらすと、これはこれでダイレクトなラインとなり面白くなった。

moveは速攻ばれたが、今久々の不調サイクルでうまく繋がらず。
横の人は登竜門を速攻で終わらせ、大根おろしと私は焦る。
2時間程度かけようやく終わった頃には身も心もズタズタであった。

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暫定で 一応名を 偽りの龍 とおき、グレードは話し合った末、v11としたい(核心のシーケンスは一緒なので)
動画はYouTube tajippeiの 花崗岩の日々にアップしている。

愛した課題をトライしてくれ、誠実に連絡してくれ本当に感謝。出向くのが遅れ申し訳ない…。
「またこの岩にモチベーションを向けてもらえると幸いです。」

大根おろしを待った後、河原でお茶を濁し、とりてんを食べてロングドライブへ。

2日目はハプニングだらけ

修学旅行2日目、
何故かみんな日が顔出す前に起きる。

そして速攻岩へ。
場所は鶴見岳。
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アナウンスロックにてアップを済ませ、春倒しそこねたprojectを回収しにワンハング。
確実に登れると踏んでいたが現実はそんなに甘くなく一時間半打ち込みの末、敗退…。
最後の最後で良いmoveの発見…。久々に詰めが甘かった…。
そこまで難しい課題ではない。

その後、はじまりの森にて作業中の仲間と合流。
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ハプニングは帰りに起きた。
遠くで、私を呼ぶ声が。
徐々に近づいて来る。

また、さとうがふざけとる
そう思ったが 聞くと、
やっちゃいましたと血だらけの掌を見せた。

笹が刺さったらしい(シャレではない)

とりあえず傷が深そうだったので病院へ行くことに。
さとうの荷物はみんなで運び、ゆっくりアプローチを下る。
…そして、その過程で見事に大雀蜂の巣を踏んでしまった。
気付いた時には7匹近く出て来ていた。
動かないよう指示しつつ、ゆっくり進む。
一定の距離をとったところで、走れの号令。

みんな無我夢中であった。
そう、怪我人の存在など完全に忘れていた。
その怪我人もしっかりと走り抜け無事に車に戻ることが出来た。

その後、病院に寄り、長い旅を終えた。

正味、ハプニングしか記憶に残っていないが。

湯布院旅行初日

連休中日、比叡の岩登りイベントは雨により延期となった。
時間を持て余した若者3人に着いて行き(運転は私だが…)湯布院旅行。
珈琲豆やパンを調達し、酔いつぶれ音信不通になった若者を2時間待った後出発。
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到着した先でも、雨はパラついていたため、観光しながら機会を窺う。
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金鱗湖を眺めて、団子食べてケバブ食べて…そうこうしていたら雨は止んだ。
慌てて岩へ向かう。
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風が通る丘の、スカスカの軽い岩達は瞬く間に乾く。
壮大なロケーションの下、コンロとジャバプレスで珈琲を淹れる。
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落ち着いたところで目当ての岩を攀じる。
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一本は易しかったが素晴らしい。
もう一本は整備道具が足りずリップまで。

とりあえず良い岩が触れて良かった。
その後、別府に下り飯を食べ民宿へ。
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修学旅行の引率気分を味わいながら就寝。
さっさと寝ろ!

更紗

2102年、可能性を感じ三日間通い続けた乙女岩。
2本指のポケットを永遠保持し続けなければならない課題…。
指先の弱さを痛感し敗退。次シーズンに臨むことに。
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2013年、
良い季節が訪れても気持ちは乗ってこず…。
感じた可能性は、
取り付くことによって打ち砕かれる形となってしまった。

2014年3月、やってたprojectが一旦収まったので再びトライ開始。
到底歯はたたなかったが、やらないといつまでたっても進展しないので、スタンドでやることを決めた。
スタンドならと…少しだけmotivetionが湧いたものの、
それでも果てしなかった。

2本指ポケットが凶悪すぎて長く打てず、moveの解析が出来ないまま終わる日が続く。
こうして春が終わる。

どちらにせよ、保持力を上げねばならないのは明らかだったので、
梅雨と夏はトレーニングに捧ぐ。

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初秋、
トレーニングの数値は大して上がっていなかった。
取り付くのも正直嫌だった。
登れない事も明らかで…。

ただ、敗退し成果の上がらない日々から逃げるために課題を変えるのはもっと嫌だった。

moveの解析を進めながら、
シーズンかけてトレーニングしていくことを決めた。

10月に入り、
ようやく良いシーケンスを見つけた。
それと同時期に、トレーニングの数値が大幅に上がる。
半年は無駄ではなかったようだ。

全てのシーケンスが出揃い、
登れる、そう期待してきた日、
繋げる難しさを痛感し敗退。

長期計画だと言い聞かせ、
進展の無い日を楽しむ術を探し言い聞かせ、
再び岩に出向く。
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1時間で指は終わる。
繋げる気など毛頭なく、
ただひたすらにmoveをバラし身体に染み込ませる。

指が終わったところで、繋げた時どの程度の負荷がかかるのか知るために通す。
やはり前半の悪いスメアの精度が極めて悪い…
足がきれないよう、堪えて堪えて
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耐えきれたら次は2本指ポッケの右手を吐き出されないよう抑えつけ続ける。
抑えつけながら身体を引き上げフックを決め、さらに左手。
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やはり繋げてくると、猛烈に右手に負荷がかかる。
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体制を整え、
2本指が吐き出されぬよう耐えながら、
右足をインサイドからアウトサイドに変える。
右手は許容量ギリギリで耐えた。

全気力を振り絞り、右手を出す。
止まった。

負荷が完全に理解できたとき、

それはもう完登だということ
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終わってしまった。
全力を振り絞った…たかだか5手に。

グレードは短すぎてよくわからないが
名を更紗とする。

完全体であるシットダウンをやったがもう全く力が入らず、
身体を浮かせることすら出来なかった。
集中力の終わりを感じ、車を目指す。

動画はyoutubeに。