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夏季休暇/巨なる雫

2025年8月 ー宮崎出張のあと、太平洋の海辺にて

初めての宮崎出張。せっかくなのでjoyの夏季休暇をこのタイミングで貰い、店を閉めて放浪することに。前半日程は私にとって未知の土地、宮崎。

( 後半日程で鹿児島、霧島連峰を計画。)


旅の前半 ー宮崎編ー

海辺を彷徨うこと30分。ふらっと良い岩に出逢う、そんな奇跡みたいなことが起きた。

綺麗なカンテライン。ランディングは極めて悪いがそんなことは言っていられない。
一目惚れだった。マットは一枚しかなかったが攻めれるところと決め慎重にトライ。渋めのシーケンスが連続し緊張したがすべて噛み合い登りきることができた。

巨なる雫

他の小岩もとてもよく、一昼夜ゆっくり海を満喫し後半日程、鹿児島へ。

秋のココペリ(広島)!

ルートセット仕事旅 in 福山(広島)🌐10/22-23

戻ってくると安心する場所、
広島県福山市にあるココペリ。

オーナー家族、いつもの稲垣さん、いつものコロちゃん
みんな年々ボロボロだけど元気そうな顔を見ると私も安心する。

大事な季節だけれど、
ちょっと無理しても受けたい仕事の一つ。
この秋も無事に来れました。

今回は 関西のセッター「タイキ」さんと!
コロちゃんお休み分みんなで頑張りました。コロちゃんの後半のセットスピードブーストがない今回、私も大幅ペースアップで。結果、なんとかいつもと同等の本数を残せたと思います。

タイキさんの課題はテクニカルで色々詰まっていて面白そうで、、、私も時間と体力があればトライしたかった。。。

ということで無事70本オーバー、期間限定でA~C壁も開放されます。お楽しみに!
また常連の方々は打ち込んでもらえると嬉しいです。

 

モニュメント

– モニュメントロック –

盆地の丘の上にある灼熱の岩、
今年も暑い日が続いた。

「何も一番暑い今やる必要はないんじゃないか?」

なんて思ったりもしたけれど、トポ再編サーキットたるもの順にやらねば気が済まない。

🪨竜体山モニュメント/7月31日

気温は40度近い。やめようか、なんて考えはなくタープを張って日差しをかわす。
過去登った課題を見直すわけだけど陽の刺さるホールドは火傷しそうなくらい熱い。できる限り短い時間で終わらせたい、理想は1時間。

影の面や曇った瞬間を狙ってトライを重ねる。良い瞬間を待っていたら時間はすぐに溶けていく。

3時間が過ぎた頃、体力と共にまとめ終えた。過去のトポにある数値の2つ分ほど悪く感じたけれどコンディションを加味し1グレードアップに留めた。

1日1岩しか進まない、竜体通いは8月も続く。。。

広島県大竹「スプーキーにて」

10月中旬の仕事旅

広島県大竹市のボルダリングジム
ー SPOOKY climbing ー

広島西の街、「大竹の開拓者」 兼 「ジムオーナー」のもとへ。

奥のコノ字型空間にて!
各グレード2〜3本ずつ。

各グレードそれぞれテイスト分けて。また難易度もグラデーションとなるように…いくつかは少しピリついているとは思いますが。。。

さらに…

個人的おすすめ!!!は、2階の修行場。

ルーフにも登りごたえある最難クラスを一本!
強度バッチリだと思うので強者は是非。

 

少しだけ長居してしまいましたが、またゆっくり時間があるときに語らいましょう🔥

地元の島、姫島にて

地元の離島、姫島へ。
幼少期ぶり。思い出せるのは釣った魚を黒曜石の断片で捌く父の後ろ姿と鱚のほんのりとした甘さのみ。


2025年7月7日 姫島へ

観光で行くこととなった。
(後で聞けばお世話になった宿は地元の友人の知人だったらしい。)

自然豊かな島ということでピクニック用にkazahanaをザックにつけて。

*

昼過ぎのフェリーに乗り込み20分の渡航。すぐに島が見えた。

「ん?岩脈が見える。」

*

島に着く。
海辺観光がてらフェリー乗り場沿いの浜を歩くと先ほど見えていた岩脈に着いた。

釣人通称/鎧岩

手首状の岩塔を一周するラインが良く、潮が満ちる前に登れた。

ー小手ー

 

*

その後は普通の観光。黒曜石の産地であり景観地でもある観音崎にて夕陽を眺めに行ってみる。

軽いハイキングをこなし丘を上がりきったところで周防灘を眺める。反対側を見下ろすと火口跡にルーフが見えた。

ちょっとだけ離脱し単独行動。藪を掻き分け急斜面を降りる。

森林を抜けるといきなり視界が開け綺麗な浜に出た。先を見ると期待通り繊細で美しいアーチが在った。

「なんて出逢いだ。これは登るしかない。」

*

脆さで中々突っ込む勇気が湧かなかったけれど、日暮れギリギリで登りきることができた。

Des glaneuses/デ・グラヌーズ

帰りは満潮で道がなくなったり斜面の登り口を見失ったりと…色々上手くいかなかったけれどそれはそれで楽しい。

*

姫島を想う

良い意味で観光地ぽくない村。自然と人工の調和が程よく海辺には岩もある(相当脆いけど)。今回はたまたま登れたけれど岩を望まない旅もたまにはいい。次こそ旧友居るタイミングで。

かつて釣りをした浜辺はどこかわからなかった。