「竜体山★★★2008」カテゴリーアーカイブ

竜体山案内と負傷

10/15(mon)

今日は自分のクライミングが目的ではなく、関東のクライマーと岩へ。
前々から平嶋元に案内を頼まれていたので、たまにはしっかり為すべきことをやらねばと…。

どこがいいかと考えたが、結局いつもの竜体山。

思えば自分のクライミングで通い詰めた10数年前から、
色々お世話になっているエリアだ。

途中のコンビニでゲストと合流、
実はしっかりと話すのははじめてだと思う。
ゲストは全国的に名を轟かせているであろうベースキャンプクライミングジムのインストラクター。

私の盟友達と知人なので、初めから特に心配はなかった。

しっかりとしたクライミングスタイルを持ったゲストに安心しほぼ放置。。。

話してて感じたのは、
謙虚さの奥に見えるクライミングに対して芯の強さ。
九州でもガンガン攻めれるといいなと、勝手に応援する事にした。

応援すると書いておきながら、
ここから矛盾した行動に走る私だけど…。

あまりに天気が良すぎる、
岩のコンディションも最高すぎる、
身体もよく動く。

ただ、何故か指先の感触のみ異常に悪い…
(実は先週末から。)

ゲストのクライミングの合間にコソコソと登る。それなりに難しい課題をやっているうちに指先のコントロールも出来だした気がした。
…いけんじゃないか?

…心が揺れる。
結果、ゲストにオススメの課題情報だけ投げ渡し、
「ちょっと夜から仕事があるので」
と予定より1時間早く撤収。

そして、
何故か私はprojectの前にいた。

1時間だけトライする事に。
1便目、予想外に良くできラスト一手まで攻めるが指先がすっぽ抜けそうで怯む。
結果、距離足らずで足がきれ落ちる。

2便目、がっつり捉えたと思った核心一手目がすっぽ抜け
マット外に落ちる。

前腕を下の岩で強打、悶絶。

痛みは引かず、ホールディングを確認したら「引っ掛ける」「握る」は問題ないが「つまむ」と痛む。我慢してもう数便やったが全然駄目。
実質わずか2便で打ち止め……。
こんなことなら竜体山で楽しく登っておけばよかった。

という事で少し早いが、その後の出張キッズレッスン(小国)に備えた。

竜体山ホールド欠損情報

先日、竜体山でホールド欠損しました。

場所は竜鳴岩、課題番号50 コツブの足元です。

コツブ V2のグレード自体は変化ありませんが、シビアなフットホールドを踏む技術を強いられるため、限界値であった利用者の方には多少影響するものだと思われます。
ただ、岩は人が登れば影響を受けるものですし、自然の中に人が入ればなんらかの変化は起きます。
それら全て受け入れての、野外活動だと思います。

ちなみにトラバース課題、鳴閃等はグレードがグレードなだけに変化なしと言っていいでしょう。

最近、人気の竜鳴岩ですが遊歩道沿いにあるため、開拓当初は控えていました。
一応ルールを作っての公開に踏み切りました。
今一度確認のほどよろしくお願いします。

※遊歩道沿いということでブラッシングの徹底と荷物置き等

龍体山遊歩道エリア 報告11/28

先週、龍体山遊歩道エリアにてクライミング中に事故があり、ドクターヘリが出動する事態となっておりました。その事態は地方局のテレビニュースにもなりました。
緊急事態であるので、先にsnsに投稿し呼びかけました。一旦は落ち着きましたので、一連の流れを記載したいと思います。

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11/23(祝) 昼過ぎ、エリアのある地区の消防の方より連絡があり、事態を知る。私は出張中で近くにはいない状況。その日の日中に、九州各地区の知人が動いてくれていたようで情報をもらうが、肝心のその場にいた人達からの連絡はなかった。これは長引くと判断し、その日の夜、snsにて状況報告。

〜以下転記 11/23(木) 22:54

龍体山遊歩道エリア連絡
良い季節ですがお願いです。本日事故がありドクターヘリ出動があったようです。縁あって有難いことにすぐに日田の地元消防の方から連絡を頂き、救急の状況を知ることが出来ました。
ただ、地方ニュースにも乗るほどの重大事故となりますので、今後の管理や連携、報告書のまとめ等もございますので情報収集や協力依頼等少しだけ時間を頂きたく思います。
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野外においてのクライミングはやはりスポーツと言い切れるほどルールや規則の原則化が成されておらず、私自身は一定の冒険行為は容認されるべきだと思うので、リスクは背負うものだと思います。それがわかっての怪我は仕方がないことだとは思いますがそのリスクを最低限まで抑える責任も伴うものだと思いますので、この期間が一旦皆様も考える機会になると幸いかなとも思います。
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クライマー側の情報がまだ揃っておらず、情報が揃うまで龍体山のクライミングを自粛して頂けるとありがたく思います。禁止ではなくあくまで自粛依頼ですのでそれをどう捉えるかは本人の判断にお任せいたします。
素早く判断頂いた消防の方、動いてくれた方にはうちらクライマー一同感謝しております。

酒が入っており多少文章がおかしいかと思いますがご了承くださいませ。ただ今仙台にいるので現状把握が出来ません。帰り次第各所に出向きたいと思います。

追伸、ちなみにニュースはかなりクライミングに対しては好意的で注意喚起を呼びかけてくれております。これも駆けつけてくれた消防の方や関連各所の人柄によるものだと思います。私自身は感謝の一言に尽きます。何にせよ事故状況が分からぬ状態なので暫しお待ちください。


翌11/24 偶然居合わせた方から、薄っすらと状況報告の連絡は頂いたが確証がないため、事態は進展せず。その後、福岡地区のジムオーナーが動いてくれていたようで、事故発生から3日(11/26 )、あらかた状況は把握する事が出来た。その夜の記事

〜以下転記 11/26(日) 23:12

龍体山遊歩道エリア連絡
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はじめに、今回の自粛は怪我が起きた事が原因ではありません。その後の処置や対策を講じる期間という意味での自粛です。今回はかなり苦戦しました。
原因は、状況を知るメンバーからの聴取に時間が掛かったこと。特定に福岡県下のジムオーナーが動いてくれていました。ようやく来た連絡も不確かなもので情報の確証は得られず。
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その後も関係各位それぞれ勝手に動いてくれ…
その中で、わかっていた事実の中に、虚言が混ざっていた事が発覚。これでようやく事態は終結へと向かえます……
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思うのは、もっと早く解決できたのではないか、その一点に尽きます。
クライマーの上層各所連携が見られた事は嬉しい事なのですが、その反面、末梢まで連携が行き届いていない事実も浮き彫りになり……
機能していないジムなり組織があるということ。別にそれはそれで他に迷惑をかけねばいいのけれど、正直、今回は迷惑を被りました。残念で仕方ありません。
(関係一部に直接連絡し聞いた限り、今回のケースはいつもと少し違い、所属と利用が多少異なり少しややっこしいようだが。)
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というわけで長らく時間を頂きましたが、事態の把握は出来ましたので、こちら内側のまとめを来週末を目処に行い、平常通りの状態に戻したいと思います。ここに至るまで少しごっちゃ返してしまい、公に出来ない事情もございますのでネット上での報告は以上をもって控えさせて頂こうと思います。
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我が愛すべきエリアよ……悲しい。


必要以上に大ごとになってしまったこの事態、この原因をできる限り根絶すべく、また事故事態は防げなかったのかも合わせ検討・対処せねばなりませんので、もう暫くすべき事はありますが、ここまでを今回の報告としたいと思います。

竜体山 蜂の巣の在り処

今年は蜂が非常に活発で各地で被害が出ています。
一応情報です。

場所:
竜体山 遊歩道エリア 昇竜岩
no.2 世去れ龍 V8 とno.3の間のクラック。

ここを登る人はいないと思われますが(5.9)、蜂はかなり活発に動いているため周辺を登るのはかなり危険だと思われます。伏竜岩へのアプローチは他からのアクセスをお勧めします。

蜂たちの活動もあと1ヶ月程度で落ち着くと思いますのでしばらくお待ちくださいませ。

竜体山は山自体に水分をずっともっており、何だかコンディションの安定しない日々が続いています。
私も久々に福岡のセット仲間と岩にいきましたが濡れた岩はどうもこうも。
仕方なく他に転戦。

玖珠川などは幾分マシかもしれませんね。

動画は全く関係ありまあえんが、この時フラフラしながら登ったれいくんのミスト。

竜体山 バリエーション 天ノ龍

先日登った天ノ龍 二段
先行してFacebook個人ページにあげ、問い合わせが数件あったので掲載しておきます。

heavenlydayや雲竜の方が弱点をつき明瞭なラインですので、こちらのバリエーションは少し強引なところもあります。
ただ、前例としてheavenlydayのバリエーションであった天領は公開しなかったにもかかわらず口コミでメジャー化したこともあり、一応情報としてあげておきます。
近々の改訂版トポには載せない予定、もしくは一番程度の紹介で収めたいと思います。
(竜玉岩北面にはこれ以外にも公開していない5本以上のバリエーションがあります。増えすぎると訳が分からなかなるので抑えての公開となっています。)

ではラインについてですが、
取り付きはheavenlydayのガバで、はじめ数手をこなし、そこから雲竜の核心前のガバフレークにダイレクトに目指すラインです。
一応動画をあげておきます。

p.s(2016.10.20)
何だか私がアホみたいな選択で登ってるようで上手くホールドとシークエンスを選べば、素敵な登り方があるようです。
グレードはともかく限定はなく、オールオッケーでV8.
(リピーターと協議した結果)
上手く自分なりのシークエンスを見つけて、楽しんで貰えたらと思います!

最近、少しチョーク跡が目立ち出しました。適度なブラッシングをよろしくお願いします。(過去に水をつかったブラッシングにより日暮れ前パーティが登れなかったと報告がありました、適度で構いません。

また、龍体山エリアはいくらローカルに認知されているとはいえ、山でのボルダリング愛好家は龍体山を訪れる人のごく一部の少数です。
節度ある行動をよろしくお願いします。
加えて書くならば、信仰の対象となっている区域や、地権者の意向で立ち入りを禁止している箇所もあります。情報の収集は動画サイト等で終わらず、しっかりとエリアの情報を集めてから行きましょう。
竜体山に関しては、田嶋一平個人のFacebookやメッセージ等で連絡頂けたら、案内、情報ないしトポ情報の話も致します。

ではよろしくお願いします。