種火と熾火とトポ

9月12日

少し早起きをしてやや遠くの岩へ。その岩は山間部にあり、一度濡れたら乾きも悪い。晴れ予報が続いたので行けると踏んだが山はどうやら降っていたようで、岩はグズグズ。

少しだけやり敗退を決める。

さてどうするか、時間はまだまだある。現在地からすればかなり離れた位置で登っている栗崎と合流することにした。
場所は合楽川桜滝上流。

岩は乾いていた。ただ夏に整備したらしい下地は、見事に流されていた。
再整備。

1時間ほどかけトライできるまでに仕上がった。ちょっとの雨は持ちこたえてくれるだろう。

早速取り掛かる。とはいえ全く登れる気がしない。栗崎は右カンテを。私はハング左を。栗崎のラインは、強度それなりに
ランディングがかなりやばい。ホールドやムーヴも分かりにくい。どうなるのだろう。。?

私のやりはじめたラインは正直強度以外の魅力は皆無に等しい。とにかく悪い。予定していたsdsでは離陸すら不能、これはv15(五段)をはるかにオーバーしている。

よって上のカチからはじめるも離陸すらままならない。
これは…気合いしかない。

指かわが裂けるのを覚悟して離陸、その2トライ目、まさかの初手とりに成功。正味この一手でこの課題が決まるといっても過言ではない。

絶好のチャンスだったが、私は2手目で落ちてしまった。上半身に力がこもり過ぎ足がキレてしまったのだ。

やってしまった。その後初手はとまらず。
1時間ほどして栗崎、意を決したトライで右カンテを登った。

種火 v6(1級) ランディングが悪く落ちれない1本。

その後も私は初手がとまらず。帰る時間になった。栗崎を待たせる形になったが、有難くも周辺整備をしながら過ごしてくれた。
終わりの時間はとうに過ぎた。裂けそうな人差し指の指かわをかばい、ランジ体制を正体から側体に変える。

初手がとまった。あれから、2手目以降は再三練習した。落ちる要素は一切なく完登。
熾火 v11(三/四段)

この一登は今年一番気合いが入ったといえる。が、余韻に浸る暇はない。店番の時間迫る。
ということでバタバタ撤収。。。

日田市天ヶ瀬南部に位置するこの岩。周辺には2005年あたりに登られたいくつかの課題があるが、それらはまたおいおい紹介するとして、今回登ったものを。
7月に再公開した湯釣の帰りにでもいかがだろうか。ランディングはしばらくあると思う…もしかしたら台風で流されているかもしれない。

天ヶ瀬から合楽川脇の道を南下。その後桜滝を横目に通過し(正確には滝は見えない)、最初のT字路を直進。すぐに右に水場があり後はトポ参照。

動画up

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