joywallkurume のすべての投稿

延岡にて、ユースレッスン

国スポ正式種目中で、宮崎県下の中学校の部活にない競技を対象に強化を行う事業
「ひむかサンライズプロジェクト」

その一環として講習会を行いました。お声かけありがとうございます。

ーークライミングユースレッスンーー

対象は小学生〜高校生。

競技力向上が最重点目標ではあるものの、「今この瞬間の競技力向上を目指して」ではなく、より太い幹を作れるような、発育期が終わった後に根強く登れることをコンセプトとして行いました。

ーーーー
今回は初参加の子たちも多くもともと過去行った話もする予定でしたが、フリーのウォーミングアップを見ていて気になることがあったので、より初めから行いました。

ということで毎度恒例ですがおさらい用の項目です。
今後の練習のために復習用にしていただければ幸いです。

【全体】

① 着地技術と怪我防止のアップ

落ちる技術 : 故障例とともに、成長とともに変化していく負荷と落ち方の技術。綺麗な落ち方を目指す。

足腰を鍛える : クライミングという競技においても基礎体力を要します。

②1日の練習の流れの作り方

アップ/クライミングアップ/テクニカルトレーニング/クライミング(ゲーム)/フィードバック/トレーニング/クールダウン

③ シンプルに乗り込む

乗り込むという初歩動作には、個性が詰まっています。

個性を知る、個性を出さない/乗り込むという単純動作の型/立位支持の初歩

④ 強傾斜、ポジションをつくる

ニュートラルを保持
軸を考える

【中学生/高校生と小学生に分かれる】
AT山本さんチームと私でそれぞれレッスン、私のパートのおさらいです。

★中学生/高校生

①トレーニング開始時期と内容移行のグラデーションと注意事項:どのタイミングで筋トレを開始するのか。どういう筋トレが良くてどういう筋トレを避けた方がいいのか

②応用の効くパワーをつける/体軸(センター)を活かす

★小学生

①メモライジング/ヴィジュアライゼーション
記憶する訓練/自分の動きをイメージする訓練

②繰り返す中で動きの精度を上げる。
動きの精度を上げる訓練→意識を伴う反復、何を意識するか。

③基礎体力の向上
気持ちの良い動作を繰り返せる単純体力

ーーーーー

みなさま参加ありがとうございました。今後のクライミングに少しでも活用いただければ幸いです。
運営の方々、お招きいただきありがとうございました。またインテンス店主も会場を提供いただきありがとうございました。

みなさまにとって良きクライミングができますように!

12月のキッズスクールと検定会

来月も平常openです!!!
ボルダリング未体験の方へも随時「はじめてパック」受付してます?

マスク持参でお越しくださいませー

12月キッズスクール

来月も水曜クラスと土曜クラスの開校です。

一日単発2000-/クラスごと月謝6000-

・水曜クラス/土曜クラス 1時間の短縮中です。
・土曜クラス 17時〜
・水曜クラス ①17時〜 ②18時〜 ③19時〜
・両方の曜日に予約できるのは初級(v1認定)キッズ以上です。(月謝は重複せず6000-のままです。)
・マスク持参でおこしくださいませ。
・飲食はしっかり家で済ませておいてください。
・極力、時間通りの送迎をお願いします。
・習い事と同じよう時間内は保護者の方と接触できません。
・3日以上前の予約お願いします。
・状況により日程の変更がある可能性もあります。その際は個別で連絡させていただきます。

予約は ホームページの問い合わせフォーム もしくは joywall@tsm.bbiq.jp
まで?

25〜27日に予約いただいた分は、毎月月末に予約受付の連絡を返しております

ボルダリング未体験のお子様はまずは随時受付の親子体験をオススメします?

水曜クラス

12月1日/15日/22日

土曜クラス

12月4日/18日/25日

検定会

今回も前回同様、発表会という形式ではなく検定会形式で行います。

発表会は、保護者の方や自分自身、日頃の頑張りを確認することを主目的としてましたが、今回はあくまで検定会です。

というのもこの発表会でクラスアップすることにより、水曜クラス、土曜クラス兼用参加や自主練が可能になったりするので。

検定会はクラスアップへの挑戦が主目的になります。この情勢ですので最低限の希望者を受付したいと思います。

 

 

 

矢部川黒木の岩公開

2021年11月14日 矢部川 黒木町中の岩が公開されました。
このエリアは昨年秋から@luigeが開拓していたエリアで、今年春より有志数名の協力により開拓速度が増していました。

公開と同時にお披露目会も開催。エリア近隣のジムで告知され定員30名に近い人らが集まり、各々に岩を楽しみました。

当日は生憎の雨ではじまりどうなることかと思われましたが、岩を見ようと受付開始の9時には参加者がワラワラと。正午前にはお日様も顔を出し、セッションするに支障のない程度まで回復。

終日、みんなで和気藹々と登る光景が見受けられました。

ーーーーーーーーー

長閑な川の畔にある3つ4つの岩、細かいのを合わせればもう少しあります。
対岸は手の行き届いた開放的な公園と古民家群。

この美しいロケーションの中で岩登り。

今は快適に過ごせるこのエリアも、当初は苔に覆われて泥にまみれ藪に覆われていました。

険しかった斜面のアプローチも今は段が掘られロープも設置されています。公開にあたり管理局に連絡したり地元の方へ話を通したりと、ここまでの道のりは長かったと思いますが、それはきっと苦ではなかったはずです。

何故ならこんな素敵なロケーションで登れる権利を手にし、その岩を登ることができるのだから。

公開準備本当にお疲れ様でした。
開拓は一旦おしまいでしょうけど、これはある種はじまりでもあります。

これからはこのエリアを使う全てのクライマーの行動により良くも悪くも成長していくのだと思います。私もその一人としてじっくりゆっくりまったりと使わせてもらいたいと思います。

運営の皆様、参加された皆様、ありがとうございました。

由布岳【飯盛ヶ城の塔】

ずっと行きたい場所があった。
はるか遠く丘の向こうに見える岩群。
果たしてどんな光景が広がっているのか…。


【経緯】

由布岳の岩を登りはじめたのは18歳の頃。麓に点在する良質な岩たち。岩質的にホールドが乏しくどの岩も解決まで時間が掛かる。中には未だ登れる気配のないものもあり、実家に帰る度に通い続けている。

ある日、とある山行記録の写真を見た。

そしてすぐにピンときた、遠くに見えてるあの岩だ。写真で見たその岩は、想像していたよりずっと良さそうに見えた。行こうと決意する、がそのまま数年。

いつまで経っても行かないまま。なぜ気持ちがのらないのか?……それは……どう考えても遠い。しかもその日一日満足できる保証がない。大昔、その手前の崖にボルダーを探しに行った際30分以上かかった。となると目的の岩まではどう見積もっても倍は掛かる。足が向かない。


【決行】

とある日、秋に二日間時間がとれそうだと話す親友。せっかくなので何か面白いことをしようと考え、真っ先に頭をよぎったのがこの岩群だった。全然登れない岩だったとしても二人ならきっと楽しい。意を決した。

11月15日
ロープとマット、開拓ギア一式を車に詰め込みいざ由布岳へ。現地駐車場にて地元のクライマー親子と合流。もともと二人で行く予定だったが急遽参加が決まった。旅は道連れ。

ちなみに今回の目的地、地点情報を調べる過程で知ったのだが、1970年代から今尚も登られているゲレンデとのことで。となるとトップロープ用の支点はとれると予測。ロープを運ぶことを決めた。

いざ行かん。


【登山】

数年前、肩より高く生茂った薮の中を進み辛うじてたどり着いた谷の岩。当時は30分以上かかったが、今は砂防ダム工事のためのコンクリート道が出来ており、10分そこらで着いた。

このままいけば30分程度で着くかと思われたが、丘を登り詰めたところでコンクリート道は大きく湾曲。岩の位置はわかっているので、道を無視しこのまま丘沿いを歩こうとも思ったが、今回は安全をとり道に従い西登山道への合流を目指した。

登山道に合流、高原の先に岩が見えた。歩を進める。

登山開始から約45分、岩の前に到着。


【飯盛ヶ城の塔】

広大な高原、見上げれば豊後富士、見下ろせば湯布院の街並み。これだけで十分すぎる。

思えば、西登山道を歩く登山者たちもこの開放的な空間を楽しみに選んだ人らも多いのではないだろうか。私らの目的はあくまで岩登り、何て贅沢なんだ。

アプローチでの疲れが癒えたところで岩を見周る。

トップロープ用のメインゲレンデとなっている一番でかい岩壁はガチャガチャしていて少し易しい。スニーカーで一本登り満足。

次にその脇の岩塔。写真を見て一番気になっていた岩だ。見上げる、どう考えてもでかい。そして若干の脆さを感じた。

諦めてトップロープでやることに。岩の上にまわりこみ愕然とする。支点がない。メインゲレンデはカットアンカーがあったのに…。ようやく見つけたのは、かなり奥まった位置にある腐ったリングボルト3本と細い木。

スリング総動員でリップの岩角まで伸ばし、何とかロープを張った。動荷重はかけたくない。

まずは掃除、吹っ飛びそうなホールドは全て無視。硬そうなホールドだけチョークをつけた。
各々トップロープで恐る恐る登る。難易度自体はそこまでない。

さて本番。ボルダーというよりフリーソロだが、オンサイトでもないしリハーサルでもテンション入れる要素は0。吹っ飛びそうなものはマークしてるのでビビりつつ快適に登る。

もしこれがリードルートならとても素晴らしいものだっただろう。散らばるポケットの位置が絶妙、随所でポジショニングを要求される。とてもクライミング的で良かった。


【ボルダー】

写真に映り込んでいた被ったボルダー。こちらが本来の主目的だったが、実際は登る価値もないような岩だった。

昼飯がてら参考にした山行記録の写真を見返す。左奥に被った岩が映り込んでいた。見に行くことに。手頃なハング。わざわざこれだけをやるためにギアを運ぶほどでもないのでスニーカーで初登を決めておいた。ダイナミックな動きが心地良い。

結果からしてボルダー自体はイマイチだった。


【下山】

下山がてら道中の岩を登る。いくつかやったがどれもリップ付近が脆く土も溜まっていたのでマントルを返せる場所が少ない。それでもそれなりに遊べたのでよかった。


そのうちちゃんと掃除したいと思うがまた来るのだろうか?来るだろう、実家からは相当近い。

少しだけ満たされた気分でコンクリート道を歩く。


【夕焼けの塚原から】
あまりクライミングにならなかった申し訳なさを抱きつつ地元家族と別れ、移動。

日暮れまでまだ時間はある、ならばこれでしょと。

山の向こうに沈みゆく太陽の光を受け一面オレンジ色の高原。そこに佇む巨大なハング。


岩を見に行くとだけ伝え誘い出したが、何を感じたのかシューズを持ってついてきていた。

日暮れ寸前で二人とも登れ、暗闇に染まりゆく中車に戻る。良い1日だった。

湯布院へ。
そう、今日はこのままコテージ泊まりなのだ。スーパーで買い出しを済ませ温泉に入り酒を飲む。

タック様、運転もご飯もありがとうありがとうとても感謝しております。
飲んだくれて一日終了、2日目に続く。いや続かない(2日目はグダグダすぎ店番ギリギリで続きの話は略)

 

告知「ぷち耐久戦2021」

登り込んでますかどうですか!?

いつも来てくださる皆さま、
たまに来られる皆さま、
まだ来たことがない方々も、

強制的にですが登り込みどうぞの季節です、耐久戦です?

目的は登り込みなので…
追い込みに適した40課題+10課題(2日目以降トライ分)+1カジリアッチ

さて、
ルールがいくつか変わっています。

【ぷち耐久戦】
○今回はぷちなので、、ラインセットではない新設40〜50課題!

○期間 11月25日(木)〜28日(日)

○ジム利用料のみ/ 耐久戦何日でもパック( ¥2500 )

○参加は1日でも4日でも!ただし、、、1日90分のトライのみです(ココ新ルール。インターバルをしっかりコントロールしてもらうため、だって耐久戦ですから。)

○カジリアッチ缶バッジ(10本完登or二日間それぞれ3本以上完登)

○耐久賞(皆勤、1日3本完登以上連日2日以上)、耐久王、最多完登賞(全完賞)、ぴよたろう課題完登賞など

○期間内、課題のアドバイス等は随時受付てます!もちろん自力耐久戦スタイルも最大限尊重!!登り込んでくださいませ

 

では、ぷち耐久戦も普通の日もお待ちしておりますー