ヒスイのルーフ。
昨年秋に最大核心である出口のmoveは解決。
ルーフど真ん中から登り
C’est bleu とした。
そのままルーフ最奥からの可能性を探り希望を見た。
時は過ぎ……
4月4日
あの日見た可能性を再現すべく再訪。いざ繋げようとしたものの記憶以上に強度が高く怖気付き迷いが出た。
2手目の逆手出しの可能性を探る。全ての手順が変わる。4時間探った末、キーホールドが欠損。今日1日が台無しになった。このままでは帰れないのでせめてもと良いシーケンスを探り形作ったところで撤収。
季節は終わりつつあるが何としてももう一回来ねば…。
4月18日
気温的にラストチャンスだろう。
太陽光の届きにくいルーフ最奥、当初はライトがないと過ぎせなかったが今はもう平気。
光の薄い最奥で腰を下ろしシューズを履く。チョークを付けつつ気持ちを落ち着かせ、整ったところで岩に体重を預ける。
夢中でmoveを起こす。
そして日差しが直に当たる場所に足をつきトライを終えた。リップまでは到達したのだ。流石のこのコンディション、登りきるのは端から狙っていなかった。上々だろう。
今の次元で何とかなることがわかった。結果的に適度な強度でやれそうだ。来季へ。