「ジムと登術」カテゴリーアーカイブ

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姿勢で出力が決まる。
足底から姿勢は作られる。

ー親しいセラピストの言葉ー


今回はこのテーマに実戦レベルで潜るために、
skyhighmountainwork 北野さんの講習に参加しました。

実技と講座

前提/現代社会、現代スポーツにおける身体操作(足底にかける重心のありかた)の常識。身体が受ける影響。歪みをケアと道具でよしとする世界線。
基礎/本来のベアフットの概念と基礎。
動作/姿勢の作り方。立つ、歩く、走る。足底から姿勢をつくる。
鍛錬/身体の仕組み、ニュートラルとトレーニング

そしてベアフットへ

本来備わっている身体機能を覚ますトレーニングとしてはもちろん、遊びとしても面白かった。

[ 走りと脱力 ]

ホールドを懐で拾いに行く様に、体軸を進路へ流し腰下に足を置く。

ランニングのパートでは身体運用と脱力について勉強になった。水の如く重心を落せるか、重心に逆らわずに身体が動くか。可動域や筋肉の硬さが妨げになってないか?滑らかに身体を扱う。これは脱力の局面に通ずると思う。


Joyに戻って、教わった足裏の運用を試し登ってみる(星板はベアフットク可能エリアです)

ジブスに立ち込む際、いつもなら親指だけで握り込む。まずはそのまま。

次に、
ジブスにあてる前に小趾を意識しアーチを形成しその後親指に力を入れる。

衝撃的なくらい出力が変わった。これが体幹を使う時いうことなんだ!と初心者みたいな感想が溢れた。

昼間の実技、toega (トレーニング)の影響もあると思うけど足底の意識だけでも俄然変わる。衝撃的に変わる。

思えば、手掌の姿勢が大事なのは明らかなんだから足底も、か。


行住(歩く、走る、立つ)突き詰め、それを実戦レベルの登に繋げる。漠然としたイメージが少しだけ鮮明になった。

行住 を 限界の登 に繋げるためのビジョンは確かにある。

*
ひとまず自分の足裏を仕上げていくつかのprojectを試したい。足が渋い、とかではなく普通に体幹が必要なライン。

きっと変わる、確信の一歩手前。


サーチンきたら山歩こう。
岩探しに山は仕方なく歩いているけれど、きっとそんな瞬間も楽しくなる。

 

ジムと登術「白26番」

登る技術の話


何故だか突然流行り出した白テープ26番
足で踏ん張る動作(足残し)

起源はどこか、ふくたろうからだったか、でも先月ツカさんやぐっちょんさんが基礎練でしていた気もするし。

ということで
〈 白26 純手足残し 〉

身体を次のホールドに預ける「円動作」
体軸を保ちホールドを拾いに行く「直線動作」

どちらの動きも長所短所ありますが、” 円 “は身体を投げ出す動きでありいわゆる必殺技みたいなものなので、平常時 (普段 )は “ 直線 “を選びたいところ。

ということで、まずは動作を見る目をつくろう!

 

動画(白26番)の2手目、①〜④ 直線か円か見極めてみよう。

[動画]

 

 

大体見比べて見ましたか!?
前提 | 強傾斜に於いては保持手が軸

 

円と直線

では解説動画を。。。

解説動画でも直線と円のそれぞれの有効性が掴めると思います。円に比べはるかに難しい直線の動き、練習いかがでしょうか?

[動画]

課題生産と消費、そして鍛錬

コウタproject…Day 3
「 完 」

一本に熱意をそそぐこと。

それがジムだととても難しい、
時代になったと思う。


課題の生産と消費、その加速化。

岩を登る、登らない関係なく…
一つのもの、例えば限界を感じるものに時間をかけて成功させる過程。
また成功させたものをやりこみ染み込ませる過程って大事だと思う。(前々から書いているけど技術は意識を伴う反復によって身につくと考えている)

※もちろん課題の循環を自己の鍛錬にうまく利用することも大切。


 

ジム遠征だと一本に絞り集中するのが特に難しい。ホント頑張った、頑張ってる🔥

#joywall #climbing #bouldering
#福岡 #久留米

 

第2章

2024/4/3
荷物が届いた。
高級なハリボテと共に、彼の自作のボテと手紙が添えられて。

彼の進む道を見つめること6年?

競技に向き合うこと。競技の社会に身を置くこと。
成長の上で良いこともたくさんあるけれど、時に苦しいことも挫折しそうなことも。

さまざまな事を共有し、私もその都度一喜一憂した。


高校卒業と共に
「クライミングをやめ、今の夢を目指す」
という決意を持って彼と家族から起きられてきた荷物。

宝物が一つ増えた。

高級ボテの下から出てきた彼自作のボテを見て、涙腺が緩んだ。
ボテのフチにあえてフリクション加工をしていないあたり、彼の好きなものと想いが詰まっているのを感じた。そういうものを手放すという決意。

そのボテと手紙を読んで、
一緒に目指した彼の道、私が見ていたものは間違えていなかったと思え少し気持ちが和やかになった。(※私はコンペが嫌いだ。だからこそ)

 


さて、
自作ボテは素直にいただくとして。

高級ボテに関しては、いつか来るかもしれないその日まで預かりまた一緒に遊びたい。もちろんそれまでガッツリ使う。

卒業、そして出発の季節。
関われた方々からの連絡に自信をもらう。

もちろん私の第一義は自身のロッククライミング。
それでもこの時期だけは他人の人生が気になり感情動かされる。

今年度も精一杯生きたい。
それと同時に教え子たちのこれからの道を、変わらず後ろから見守っていたい。
ありがとう。

 

ひと夏のクマと人

夏の貰い物。
こいつを見ると私も頑張ろうと思う。

 

この夏、九州南部のクライマーが1ヶ月のクライミング研修(ちがう)にやってきた。

技術指導で力になれたことも少しはあると思う。ただ、私自身も良い時間を過ごさせて貰った。

週末の朝、joyの前のウッドデッキで朝飯を食べながら私の到着を待つ。
オープンしてからは夕方までトレーニングを続け、その合間にクライミング談義。

彼のトレーニングを眺めるそんな日々は私も楽しかった。

少しだけ涼しくなってきた週末の朝、
joyに着いても彼はいない。

ウッドデッキもチャチャも少し寂しげ。
私の眠気も覚めない。

閉店後、疲れ果てソファでダラダラ過ごしていると目に入る星板の青いクマ。

がんばろうと、私のトレーニングの活力をくれる。

良い秋を迎えたい。

#joywallrocknavi #joywall
#climbing #bouldering
#クライミング #ボルダリング