「ジムと登術」カテゴリーアーカイブ

道場 「 フラッギング」

ジムと登術
「 道場 」
3月22日 19時〜
定員/7名程度
参加費/ジム利用料

身体操作と技術力向上の研究会。
今回のテーマは “ フラッギング “

脱力と出力の妙技、力の入れ方を探るのに適したテーマ。下半身のフィジカル(可動域含む)チェック。下半身の姿勢を整え上半身を起こしていく感覚を探ります。

参加希望される方はDM、もしくは店頭で受付してます!

フォームを考える/vivo ✖️ サニー ベアフット講習

[ 前提 ]

「保持/踏み込み」は「指先/つま先」の力だけではなく体幹(体軸)、身体の使い方(姿勢)も大いに関係する。


[ 力の出せる姿勢 ]

背すじが捻れず歪まず整っていること。
肩の状態(指先からしっかり体軸に伝達するよう)、力んでいないか(巻き肩など)

*重い物を持ち上げる時、足腰だけではなく上半身の姿勢が悪いと腰を痛めるように
〜今回は踏み込みの話に絞る姿勢


[ 実験:下半身の力の伝達経路 ]

下半身の局所的な力みを抑え、足腰のパワーを活かす。
そのために、地面や踏み点への身の預け方も大切で。

★vivo + ベアフット講習 in サニーにて
足裏の先端(つま先)に身を預け屈伸/後ろ(距骨)に身を預け屈伸

joyに戻りみんなに実験とアンケート、「どちらがスムーズに重心を落とせるか」。

 

するとクライミング歴の長い方の一定数はつま先重心の方が楽だと言う。


[ ダウントウという便利アイテム ]

ダウントウシューズ、つま先に集中しやすくするアイテム。
今回の実験ついでにダウントウを履いて屈伸してもらう。

すると…
サイズを攻めすぎている場合、足型が合っていないものを選んでいる場合、

足底アーチが崩れてか先端重心となりその調整するためか反り腰になっているケースが多く見られた。足首を固定されていることもあるが実際に屈伸はしにくいとのこと。

踏み込んだ力をしっかり歪まず体幹部に伝達させること、それら踏まえると自分のあったシューズ選びは大切。


[ ベアフットクライミング、の前に一宮とセッション ]

最強生物の1人「一宮大介」
パワフルなクライミングは私も惚れ惚れするくらい格好良い。

実はサニーのイベントの数日前に岩で一緒に登る機会があり、不思議に思ったことがあった。

なぜかずっと踵が落ちている。乗り込みのシーケンス以外はそれこそずっと。なのにどんな時も背すじは整っていてしっかりパワーを出していた。

???
そんな疑問がサニーのベアフットイベントに参加し解消された。


 

[ ベアフットの振り返り ]

結果から言うと私は固定観念の塊だった。

フットホールドはいつもつま先の同じ位置で捉え
足底も力が出せると思い込んでいる姿勢をつくり
踵を上げて出力する

これがそもそもの間違えだ。

フットホールドなんて母趾球で捉えようが小趾球で捉えようが構わない。踵の位置もそのとき選んだ踏み方によって変わる。

実際Joyに戻り検証すると…

ベタ踏みや踏みにくい形状のフットホールドでは、概念に囚われず自然体で踏んだ方が全然良かった。しかもそういう場面では例外なく踵は落ちた。さらに言えばこれはベアフット中だけではなくシューズを履いても同じ結果となった。私自身の身体もシューズの性能も全く活かしきれていなかったのだ。


[ ベアフットと身体の運用 ]

身体の使い方に興味がある人はベアフットを体験してみても良いと思う。
それこそジムだとイベント時でなければ厳しいと思うけれど。サニーサイドは今月中は良いようだ。うちも星板とタワーは常時ベアフット可能なので一緒に色々実験付き合ってもらえたら、と思う。

[ おわりに ]

もっと自由でいたい、常々固定観念などクソ喰らえ、そんな生き方をしたいと考えているけれど性格的にどうしても無意識に専門性や所属感に縛られてしまう。

そんな呪縛をひとつぶっ壊してくれた体験。
回生チーム(これさんも)、そしてサニーチーム、あざました!

 

 

Searchinフット講習会参加

姿勢で出力が決まる。
足底から姿勢は作られる。

ー親しいセラピストの言葉ー


今回はこのテーマに実戦レベルで潜るために、
skyhighmountainwork 北野さんの講習に参加しました。

実技と講座

前提/現代社会、現代スポーツにおける身体操作(足底にかける重心のありかた)の常識。身体が受ける影響。歪みをケアと道具でよしとする世界線。
基礎/本来のベアフットの概念と基礎。
動作/姿勢の作り方。立つ、歩く、走る。足底から姿勢をつくる。
鍛錬/身体の仕組み、ニュートラルとトレーニング

そしてベアフットへ

本来備わっている身体機能を覚ますトレーニングとしてはもちろん、遊びとしても面白かった。

[ 走りと脱力 ]

ホールドを懐で拾いに行く様に、体軸を進路へ流し腰下に足を置く。

ランニングのパートでは身体運用と脱力について勉強になった。水の如く重心を落せるか、重心に逆らわずに身体が動くか。可動域や筋肉の硬さが妨げになってないか?滑らかに身体を扱う。これは脱力の局面に通ずると思う。


Joyに戻って、教わった足裏の運用を試し登ってみる(星板はベアフットク可能エリアです)

ジブスに立ち込む際、いつもなら親指だけで握り込む。まずはそのまま。

次に、
ジブスにあてる前に小趾を意識しアーチを形成しその後親指に力を入れる。

衝撃的なくらい出力が変わった。これが体幹を使う時いうことなんだ!と初心者みたいな感想が溢れた。

昼間の実技、toega (トレーニング)の影響もあると思うけど足底の意識だけでも俄然変わる。衝撃的に変わる。

思えば、手掌の姿勢が大事なのは明らかなんだから足底も、か。


行住(歩く、走る、立つ)突き詰め、それを実戦レベルの登に繋げる。漠然としたイメージが少しだけ鮮明になった。

行住 を 限界の登 に繋げるためのビジョンは確かにある。

*
ひとまず自分の足裏を仕上げていくつかのprojectを試したい。足が渋い、とかではなく普通に体幹が必要なライン。

きっと変わる、確信の一歩手前。


サーチンきたら山歩こう。
岩探しに山は仕方なく歩いているけれど、きっとそんな瞬間も楽しくなる。

 

ジムと登術「白26番」

登る技術の話


何故だか突然流行り出した白テープ26番
足で踏ん張る動作(足残し)

起源はどこか、ふくたろうからだったか、でも先月ツカさんやぐっちょんさんが基礎練でしていた気もするし。

ということで
〈 白26 純手足残し 〉

身体を次のホールドに預ける「円動作」
体軸を保ちホールドを拾いに行く「直線動作」

どちらの動きも長所短所ありますが、” 円 “は身体を投げ出す動きでありいわゆる必殺技みたいなものなので、平常時 (普段 )は “ 直線 “を選びたいところ。

ということで、まずは動作を見る目をつくろう!

 

動画(白26番)の2手目、①〜④ 直線か円か見極めてみよう。

[動画]

 

 

大体見比べて見ましたか!?
前提 | 強傾斜に於いては保持手が軸

 

円と直線

では解説動画を。。。

解説動画でも直線と円のそれぞれの有効性が掴めると思います。円に比べはるかに難しい直線の動き、練習いかがでしょうか?

[動画]

課題生産と消費、そして鍛錬

コウタproject…Day 3
「 完 」

一本に熱意をそそぐこと。

それがジムだととても難しい、
時代になったと思う。


課題の生産と消費、その加速化。

岩を登る、登らない関係なく…
一つのもの、例えば限界を感じるものに時間をかけて成功させる過程。
また成功させたものをやりこみ染み込ませる過程って大事だと思う。(前々から書いているけど技術は意識を伴う反復によって身につくと考えている)

※もちろん課題の循環を自己の鍛錬にうまく利用することも大切。


 

ジム遠征だと一本に絞り集中するのが特に難しい。ホント頑張った、頑張ってる🔥

#joywall #climbing #bouldering
#福岡 #久留米