2024年梅雨、コング岩へ。
やすさんに連れられ共に可能性を見た。それから2週後、溜まった土を落とし雨雲の合間をついて左の道筋を探った。
リップへの一手が恐ろしく。飛び出せる余裕はあるが、もしリップを保持し損なえば後ろの杉の木にぶつかった挙句斜面に落とされそうで…
距離を出せなかった。
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9月24日
残暑とも呼べない本格的な暑さが続いていたけれど最近の登りに調子付き向かう。マットを担ぎ急峻を20分登る。涼しければ丁度良いアップなのかもしれないけれど今は苦行だ。
岩の前でしばらく休み、一手(心)を決めるために準備をはじめる。
少しだけ湿気た岩、リップにチョークをまぶすためにまわり込む。やっぱりほんのりタルそうに見え印象が悪い。リップがスローパーだったとしても着地に備え一瞬は抑えたい。覚悟を作るために1時間を費やしいざ。
〈 美猴王 〉
届けば止まる、そんなリップではなかったけれど一応ガバの部類に入る保持感だった。にせよ無警戒にとべばきっと弾かれていただろう。
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しばらく休み右の道筋を。こちらは美猴王と変わりパズル要素が強い。コウタがもう少し大きくなったらみんなでセッションしても楽しそうだ。
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山を降り河原に寄る。
対岸の岩がやはり魅力的で被った下部は二段〜三段ほどのダイナミックムーブが入りきっと面白くなる。上部は植物に覆われて未知数だけどこの岩質ならきっとホールドは豊富にあるだろう。そんな期待を裏切られるとも知らず再訪を楽しみに帰路へ。