H岩「BigT 二段」

6月7日 (左薬指故障20日目) 整備。

仲間の希望もあり普段めったにしない早起き(といっても6時半)
気温上がりきる前に前回掃除したらしいH岩へ。

雨上がりで岩はあまり良くない、
かろうじて登れる、といった感じ。

仲間は予定通り、正面右ライン。
私は成り立っていないように見えた左ラインを。

観察していると、
ハンドリーチギリギリで形状を活かした登りが出来そうな気がした。
せっかくなので真面目にやってみる。

一手一手、リアルにフルリーチ。
ホールドも悪い…
形状を抑え込むタイプのラインを、このコンディションでやるのは無謀な気もした。
ただ、もう取り付いてしまった。
後に引けずmoveだけでもバラしておこうと打ち込む。

しばらくやると、
核心だと読んでいた2手目が出来た。

そして3手目、全く動けない。
…ここ核心なんですね。。。

挫けかけた頃、隣を仲間が初登。

↓プルスウルトラ 初段

素晴らしい登りであった。
そして仲間は下の岩へと去る…。

集中。
3手目、無理やりトウフックが決まることがわかった。
狭すぎてかなり苦しいものの、この手は得意だ。

4手目、ここの強度はそんなになく、
たるい形状をぬめった右手でいかに抑えるか。
ここまで来れたなら、この一手はもはや勇気。

繋げる。

そして完登、と書きたいところだがここからも結構苦戦した。

所要時間1時間半、かろうじて登ることが出来た。

この手は比較的得意なはずだがいかんせんコンディションに左右される課題だと思う。V10(三段)近くに感じたが、実際はそんなにないであろう。

ずっとTノ字姿勢で進んでいくことから、
Big T 二段
とする。

ハンドリーチが175cm以下だと絶望を感じるかもしれない。

その後最新作、プルスウルトラをやったがランジでかかる左手の負荷が怖く、敗退。

昼過ぎからは2人でアプローチ整備。

目的を達成したところで時間は余ったが、実はこの日体調が悪く少し早めに切り上げた。

シューズ、ギア類が全般的に終わりつつある……。

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