「oz」カテゴリーアーカイブ

業v12

本題のprojectの合間に始めた道筋。
それはほんの少し高さのある刺激的なボルダー。

12/6
トライ2日目の3便目を終えた。
核心のピークは中間部、膨らんだ形状の先にある、いわゆるブラインドのカチを狙う一手。
しかもホールドに段差があるため、一発で良いところを捉えるのは不可能に近い。

気持ち悪いままの保持で一瞬耐えねばならず、
ハイボール、そしてシビアな足と心理的に結構やられるやつである。

ただ、この3便目でようやく思い切ることができ、精神的に少し吹っ切れた。
image

休憩して仕留めに入ることに。
カメラをとめに歩く。
その際中、石棚が崩れ、崩れた石に足が巻き込まれる。

そこまで痛みはなかったので休んだ後、4便目を。
シューズを履こうとした時、先ほど挟んだ指先に激痛が。

打撲か捻挫。
この日は諦めることに。

12/9 雨、岩には行けず。
時間があったので病院に行くことに。
触診では打撲だと言われたがレントゲンを撮ってみると、人差し指の螺旋骨折が分かった。
これで暫くトライは出来なくなった。

image

2016/2/8
トライ再開、とはいえメインプロジェクトのついで。
シューズをまともに履け出してまだ一週間。
正直まだ早いかとも思ったが試しにやってみる。
着地がとんでもなく怖かったが、この日何とか大丈夫なことが分かった。

メンタル的にこいつに絞ってこないとダメだと判断し、敗退を決める。

2016/2/15
ちらつく雪が非常に鬱陶しかった。
核心の見えないカチのコンディションがずっと気がかりで…。

1便目、動作中にカチをとらえたが、着地に備えたため落ちる。
コンディションは大丈夫だ。

決めることに。

2便目以降は力み過ぎてか、下部をぬけれず。
4便目あたりだろうか、完璧に決まった。
核心の一手もきっちりと半がかりで捉え、シビアな足も残った。
止まったことに一瞬驚いて叫ぶ。

残す2mはとても緊張した、落ちたらまずい高さ。
いざとなれば後ろの木になっかかろうと思ったが、登っている最中はそれどころではなかった。

image

無事に完登。

長かった。
あっさり登れると思っていたが様々なアクシデントに妨げられ、長引いた…。
だからこそ、この一登は非常に嬉しかった。
登れて純粋にここまで嬉しいのはいつぶりだろうか…。

業gou v12とする。

余った時間で川のprojectを登った。

image
天道 v7

締めにメインプロジェクトの上部を打ったが気持ちが切れており全く駄目。
終了。

動画は前回登った黒猫と業、天道。

岩場三昧

2.7 sun
福岡メンバーと出発、現地でえつさんや久留米メンバーと合流しまずはアプローチ整備。
経緯はfbに書いたが、簡単に書くなら工事の都合で通れなくなったアプローチを一旦閉鎖して、旧アプローチを復旧することに。

ただ、現地はまさかの雪、無事着けたから良いが高速降りてからがやばかった。

雪の中どうするか迷ったがみんなやる気満々だったので、やる事に。

image

人数が多かったので難なく終了。報告はfbにて。
ここは登れそうになかったので龍体に移動。
そこは北九州や福岡メンバーが暖をとりながらクライミング。
みんなで和やかに登った。

image

2.8 mon
久々の晴れ、そして私自身久々の万全コンディション。何をしようか暫く悩んだが、本題projectの一本をやる事に。

1時間程度打ったが、可能性は感じなかった。ただ、11月には手も足も出なかったのが今回はまだ勝負にはなった。

次に移動し、ハイボールpを。
流石に攻めるほどのメンタルはまだなかったが、着地できることは確認できた。

夕方、まだ岩の上に立っていないことに気付き、狙う岩の強度を少しおとすことに。
前回登った真白き道の隣のダイレクトをグランドアップでやる。

下部は上手く繋がったが、上部があまりに汚く…ホールドを握ると土と埃で、弾かれる。
流石にこれはぶら下がって掃除せねば無理そうだ。

結局岩の上に行けず…

ナイトに突入し、無理やり一本登り終了。
黒猫 v8
image

よく登った1日でした。

真白き道

本日、小雨の中、唯一取り付けるのはこの岩であった。

骨折したその場所、その時に…
その場の裏で、鬱蒼とした空間を広大な空間に変えるべく作業に勤しんだ仲間が居た。

壁の中の浮いた石もへばりついた蔦も、ロープを使い落としてくれた。
image
私はその岩の挑戦権を、グランドアップという特別チケットで与えられた。

一本は初見、アンサンブル v4とし、もう一本は日暮れ前ギリギリに完成。左足の出力調整に手間取り、時間がかかった。

それは真白き道 v10とする。

アンサンブルは早く彼に紹介したい。

写真は真白き道
image

動画

骨折から52日目、
ようやく普通に歩けるようになり、まともなクライミングが出来だした。
医者が言ったように安静にしていれば日常レベルの復帰は6週出会っただろう。
ただ、競技レベルの復帰は遅れていたと思う。

何の支障もなくクライミングのリハビリが可能になった今、ストレスは大幅に減った。

岩場復帰

1.28 thu 骨折53日目

いい加減岩に出れるだろうと思い出した頃に大雪。
雨予報だったが居ても立ってもいられず、岩へ向かう。

朝日が昇る前に出掛けたが、昇ったのかどうなのかもわからない天気。

image

霧なのか雨なのか、どちらにせよ岩は濡れる。
目当ての、今期最大projectは雪解けの染み出しが厳しく断念。

エリアを移動、比較的雨に強いエリアへ。
針葉樹林帯ですらしっとり。

暫く打つが雨がひどくなりここも撤退。
昨年秋に取り付いた全天候型のルーフへ。

すると…まさかの染み出し。
降り続く雨には弱いのか、全天候型と思っていただけに残念。

前回、終わりに何と無く取り付いた側面をやる。そんなに強度はないがパズル要素が強そうな前傾した変則凹角。

核心と思っていた一手は抑えたが実はその後も極めて悪く、終日打つことに。

ただ悪天の影響で、そんなに長くは打てなかった。

image

今回落としにかかっていたので、仕留めきれずに少しメンタルにきた。

核心が続くなら、見込みよりもうワンクラス上となるであろう。

負傷とセットと龍体案内

12.6
疲労がたまっていたので朝ゆっくり目で岩へ。
着くと仲間がすでに作業していた。
私も周辺整備をした後、前回やり残したハイボールをやる事に。

image

翌日、仲間のジムのセットが入っていたので怪我だけは出来ず、珍しく慎重にトライした。
後半のランジもギリギリ足を残せそうな安定姿勢を見つけた。
次の便で思い切ってみようと決め、レストに入る。

休憩しようと荷物置きの広場に戻る途中、
踏み込んだ石棚が崩れ、一番上の石と一緒に落ちる。
大した段差ではないが、甲が落ちた先の石に当たる。その上に落ちてきた棚が荷重をかけ一瞬動けなくなった。

image

とりあえず上の石を退かして足を抜いてシューズを脱ぐ。
幸い捻った感じはなかったので安心。柔軟性のある左足で良かった。
暫くしてシューズを履く。すると激痛が走る。

一瞬なんのことかわからず硬直。
少し考えて、甲を打撲したことが分かった。
すぐさま翌日セット予定のジム店長に連絡。
その後、初めての体験でどうしたらいいのかわからず、ぼっとしていたら2時間が過ぎた。

帰ろう、そう決めてダラダラ撤収準備をしてjoyに帰った。

12.7
他所でセット。
とりあえず動かなければ作業は出来るので、一面独占させてもらい手伝いを付けてもらい、主要ナット穴分のホールド全付けと7級から5級までを7本。
あとは違う壁でラインセット、3級、1級、二段を作って終了。

思ったより作業になり、安心した。
ちなみに前日にコンペがあり、その課題はスタッフの真心によりまだ結構残されている。
今日もきっと店長がしっかりとセットしていることであろう。

image

12.8
店open前に岩へ。今日は関東からの来客案内。
わざわざ私に合わせてくれ滞在を伸ばしてくれたので、足をひきづってでも行こうと決めていたが、そこそこ歩けるまでには回復した。
場所は久留米に拠点を移して最初に公開したエリア、龍体山へ。
週末は度々来ていたが、平日に来たのは久々。
人の居ない龍体も中々良いものだ。
image

午前中と短い時間ではあったが、乾いた岩を案内できて本当に良かった。
写真は 何故か公開し忘れていた 冬香 v3
image