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白虎

10.3
雨上がり、森はコンディションが悪いことを予想して日の当たる場所へ。
メインprojectはかろうじてトライできそうではあったが気温30度オーバー、しかもシケシケ。

ダラダラトライを続けるついでに他の面にかかる倒木を処理することに。
しかしこれが思いの外かったるく、中々切れない。
ノコギリ一本じゃ無理かと諦めかけたが、やり始めたら後には引けず……

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終わった頃には軽い熱中症状態。
少し休んでproject再開。
昨シーズンは骨折でキーとなるトゥフックが全く出来なかったのでほぼトライ出来ず、実質2年ぶり。流石にオフのトレーニングもあり、moveの安定度は増していた。
とはいえポケットは相変わらずエグい。1時間で指皮が終わった。
この条件にしては手応えはあった。、

10.6
指皮は少し回復、また皮がえぐれそうだが数便は出来ると見込み、出向く。アップが終わり取り付く。すると、やはり指に痛みが。
駄目だ、全く回復していない。
仕方ないので前回バラし損ねた繋ぎの箇所をやる。
すぐに出来た。
核心をおさらいしたところで指かわが裂けて終了。

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ついてまだ1時間経たず…。
どうにもならないので仕方なく日の当たる面を。
暑い……ホールドが熱い。

白虎のsdsをやってみたが暑い!
moveはバレたけど暑い!!

昼過ぎに日陰になる気がしたので昼寝。
熟睡して起きた頃には、見事に日陰。

繋げに入る。
何便目かで上手く行き、後半パート、白虎。
ここはランディングが悪く数年間悩まされた。
当時、
リップ手前でたまたま右手を右カンテ奥に伸ばし、手掛かりを見つけたことにより、完登への道筋を見いだした。

ホールドさえ分かればそこまで難しくないであろうと、
油断していたが
スメアがシビアだ…
突っ込んで気づいたがこんなにもシビアだったのか……

スリップするかもしれない…そう思いながら足をあげる。
そして見事にスリップ。
マットめがけてジャンプする。

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着地成功、良かった。

とりあえず悪いことは再確認。
というわけで次の便で無事登った。

白虎sds.
グレードはv10に感じたが気温が下がれば易しく感じるかもしれない。

時間はあったが指皮もボロボロだし翌日のセットに備え撤収を決めた。

さぶさん達と海、夜は単身山へ

9.11
さぶさんグループと糸島の岩へ。
まずは大入。
気温上がりきる前に、仲間の目標HDJ。
必死に打ち込む。
この光景が何となく嬉しい。
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潮が引いた頃合いを見計らい帯岩へ。
※帯岩は一応シークレット扱いとなるため、昔からネットには地名を上げぬよう協力お願いしています。

皆、それぞれ適当にセッションし楽しんでいる中私も色々触ってみたが、どれも全く進展なし。

数時間滞在し、まだまださぶさんチームは登り足りないようであったので唐泊へ。

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到着すると満潮近く、
岩陰に人影があったと聞いたが会う時とはなく。

1時間程度サブエリアで登る。
私もパラノイアのext projectを。
何だか行けそうな気がしてきた。
というかサブさんがサブエリアで登るって何だか面白い。

みんな満足した所で撤収。
仲間を送るため、福岡店へ。そのままみんなで何だかまったり。
夜になってしまった。

その時間で私は完全回復。
翌日の天気は雨、急遽ナイトで山にある切株からジャンプするprojectをやる事にした。

ギアは昼のまま、食料や水もあまりがある。
突入。

切株からジャンプし、遠くのカチを狙う一手はこないだ成功していた。
前回は、そこからはるか遠い真上のリップに絶望を見た。
リップの右側なら狙えそうな気がしたが、それこそ落ちたら切株に突っ込む。

切株に落ちたくないなぁ、
何て考えながらマット折りたたんでスタートのジャンプを簡単にして、リップとりをバラす。

切株が怖すぎて腰がひける。
それでも掌1個分まで距離を詰めれたので行けることを確証。

マットをどけて、出だしから繋げる事に。
すると切株ジャンプが成功しない。
しかも失敗すると結構無様に地面に叩きつけられる。

落ち方があまりにもカッコ悪い…
落ち続けると情けなくなりそうなので1手目もちゃんと集中して跳ぶ。
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3便目できちっととめ、そのままリップランジ。
とまった。
簡単なマントルを返しトップアウト、完登。

安心した。
何だかこのまま落ち続けたら、トラウマになりそうだったにで登れてよかった。

名はトラウマ、グレードは一応v9にしたいが、リーチによって明らかに左右する。
あくまで目安としてつけたい。

暫くのんびりし、予報通り雨がぱらつきだした頃、撤収。

仲間の迫真登攀

9.9
仲間に誘われ岩へ。
しかも苦手な朝活。
疲労でコンディションボロボロ、見学ついでに靴を持って行くことに。
でもどうせ行くなら、気温が上がる前がいい。ということで日が昇りだすと同時に岩へ。結局仲間より一時間、早く着いた。

アップでozv8をやったがはまった。やはり気温が高い。数十分かけてリピートし、こないだ登ったvidroのlow startを。というより初めからこちらがメイン。
予想通り、スタンドのスタートポジションとなる一手が出来ない。色々やろうとしてもホールドが乏しすぎて何も出来ない。
ひたすら二時間その一手を出し打ち続けたがダメ、本当にダメ。

気温が下がったら出来るんだろうか?
仲間がアップ終わった頃には疲れ果てていた。

どうやら久留米の女(topout)v5をやるらしい。
2便目でリップまで到達したが、核心はそこから乗り上がって岩の上に立つまで。明瞭なホールドがなく非常に怖い。

ギリギリで行くと、一か八かで足を上げて、行ける確信を持ってつっこみ、たまたまでも体勢が整っていれば登れる。
そんな感じだろうか、高さもある上にランディングも良くない。

時間もないので4便目でラストトライ。
やる前から気迫を感じた。

リップまでは安定し到達。ただ、インターバルが短かったのか、外傾したリップトラバースでは腕が痙攣している。
大丈夫か…?
頑張れとは言えない。

それでも、突っ込んでいく。
無理やりヒールを上げ乗り込んでいくが、途中で厳しいと判断したのか一旦ヒールを降ろす。

そのまま降りるかと思ったが、右手を持ち直し再びヒールを上げる。
左手で大して効きもしないマントルを返し数cm重心が上がる。
ヒールから足裏全面スメアに切り替える。
この二つの動作が功を奏した。

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僅か数cmの重心移動と細かいシーケンス、
そのおかげで明らかに安定した。

ここからはもう大丈夫だろう。
その予想通り、後は見ていられるくらい安定して登り、無事に岩の上に立った。


見ていて怖かった。
ただ、迫真の登攀を前に興奮した。

登れていたからこんなことを言えるのかもしれないが、
クライミングの迫真はこんな所にもあるのではないかとも思う。

危ないことを全て禁止されてしまったら、クライミングはとても面白くないものになるだろう。

社会のルールの中で行うものをスポーツとした時、自然の中で行う登攀行為全てをスポーツの中に留めることは到底無理な話だ。
万が一そうなってしまったとき、私はクライミング以外の遊びを探すだろう。

一瞬の出来事に、そんな事を改めて考えさせられた。

おめでとう。

その後、クールダウンで左端のラインを掃除し登った。
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MoD v9。

仲間の動画は後ほどインスタとFacebookに貼っておく。
よくよく考えたら9月初の岩であった。

穏やかな店番日。(の予定)

9.7 掃除も終わり今から店番。
久々にレッスンの入っていない店番日。

出張なり上級者レッスンなり慌ただしい日々を過ごし、毎日全力。
遠方よりセットの声かけ頂いたり、遠方よりレッスンに来てくれたり、有難いことだと思う。本当に感謝。

ユース全国クラスの子は、目標を達成したとの嬉しい報告。
そんな子達のレッスンも、国体選手のクリニックも、エキスパートの相談も、中級者達の講習も、はじめたてのキッズ達レッスンも、それぞれが刺激的で、レッスン中の情報は私も勉強になる。

というわけでいい加減溜まりに溜まった事務仕事とデータの整理をせねば。
今日終わらせておきたいなぁ、

そんな穏やかな1日のスタート(のはず。)

涼しくない夜

日中の気温も下がり、ソワソワしだす。
これはもう難しい岩に挑戦できるのではないかと……

我慢しきれず昨日の閉店後、ナイトで岩へ。

岩に到着して気温を見ると24度。あまり涼しくはない。
一番易しいprojectを目的に、エリア入りしたが、よりによってそいつはカチ保持ライン。気温が低くないと勝負にならない。

迷ったが、とりあえずやってみる事に。
想定していた激カチからランジするシーケンスは飛び出せる気がせず、切り替える。
狙っていた掛りの良いカチとの間に、大して使えないが一瞬程度なら保持できる左手ガストン。それで足を上げてランジをしようと思ったが到底足など上がらず。

戦力にならないと思い込んでいた激薄カチに
右手でデット。とまらない。

とまったところでどうなるか。
やってみると、足上げに成功。このままでは右カチが薄すぎ、ランジに成功する気が全くしなかい。そこでスタートに戻るようデット。成功。
これで足があがった状態でのランジに入れる。
とりあえず飛んでみたが、ここまで上手くいくと想定していなかったので、捨て身になり失敗。

突然、難解なシーケンスが解読できた。

突然過ぎて、暫く繋がる気がしなかった。
しかし冷静に考えると繋げれる負荷だ。

気合を入れて、やってみる。
左手ガストンから、デットで右カチを捉える事に成功、よくよく考えたらここはまだ成功した事がなかったんだった。
負荷を予測できておらず、次の足上げで失敗。

とりあえず、負荷は分かったので次の便でエラーなく核心の下部突破。そこそこ悪い中間部もOzライトv8で一回やっている。うろ覚えの中かろうじて成功。

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ガバを挟んで後半部、ここからは簡単だけど高さがある。難易度はないので記憶には残っていない。

冷静に探り、リップまで到達。リップから先はライトの光が届かない。

ガバがあるのはわかっていたので、突っ込んだもののガバの位置がわからない。これも想定内、ポケットからライトを出し、スイッチオン。

…つかない。

一瞬テンパる。。。

ジャンプか?
いや、この高さはない。

クライムダウン?
正直だるい。

このまま突破?
左のスメア位置確認できないままマントルはリスクがある。

考え直し、ライトを岩にぶつけ電池を押し込み、再びスイッチオン。

ついた、助かった。
一瞬の出来事であったが久々に結構焦った。

無事マントルを返し登ることができた。

…ナイトはやはり怖い。
気持ちもきれ、そもそもmove解析に2時間も費やしたので、身体もよれきっていた。

終了。
名は、完全体のsdsが残っているので今回は略。グレードはv10あたりであろうか。

今回のナイトギア
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メインにホームセンターの安物のデカイライト。これは明るいが重すぎる。そもそもマキタのライトが壊れたのがいかん。

青と緑のライトは、一昨年スポーツセンターで買ったライト。光量高めだけど、如何せんトラブルが多い……安物は駄目だ。しかも今回はこれを持って登ったのが間違えであった。

BD オービット
小型の割に明るい。むしろ上で書いた去年までのメインライトより明るい。だからこそ、下で照らしていたのどけど……。

BD エンバーパワーライト
スマホの外部バッテリー用に常に持っているが、ライトとしてもかなり明るい。本気トライ時のみ使用してるがこれ一本でトライできる。緊急時のバッテリー使用を考えると、メインで使うのは避けたい。

と、考えるとオービット新調すべきか。
ヘッデンもあるけど嫌いなんだよなぁ。