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戸河内紀行2024「 黄泉道 」

出張前のひととき、長い旅路のはじまり

戸河内紀行2024春 / 4月15日

 

ずっと雨だった週間天気予報が前日に突如変わり11時まで曇りに。ならばもう行くしかない。

[ 三段峡 ]

ずっと気になっていた黄泉道のある渓谷へ。
実は前回の来訪時に有難くもこのエリアの情報を頂き、以来この日を心待ちにしていた。
( Special thanks @yamadakkk )

表のエリアと同様に、美しくも自然に飲み込まれそうな恐怖感じる荒々しい渓谷。
こちら側は観光者もローカルも人の気配がほぼほぼ感じられず、より一層孤独を感じられる。

点在する岩はどれも魅力的だが今回は時間がないので黄泉道に絞る。

しばらく彷徨ったがどうも辿りつかない。あまりにつかず貰ったトポをちゃんと見て探すと、すぐに見つかった。とてもわかりやすい。

着くと同時に小雨落ち出す。こんなことならちゃんとトポを見ておけばよかったと後悔した。


慎重にトライは重ねたもののランディングがかなり悪く、ざっとムーブをバラす過程で一回だけ谷に吹っ飛んだ。

若干のトラウマになったものの雨が強くなってきたところで迷いを払い突っ込むことを決めた。

黄泉道 三/四段

美しい本流から離れ、陰険な沢を上がると突然遭遇する。
風の通らない溜まり場に在る威圧的な岩。
対峙した時は久々に鳥肌がたった。

独特な場所に在る高品質の岩の中央ライン。
戸河内通いの中ではとびきり記憶に残る1本だと思う。

 

登り終えたあと本降りとなる。

電波の入らない人気のない渓谷。並走する細い林道も信用ならないので潔く撤収を決めた。次こそ天気の良い日に来たい。この美しい渓谷にはまだまだ魅力的な岩が転がっている。

だいぶ早いが仕事先へ。

 

Special thanks @yamadakkk

お尻岩

3月18日

ずっと行きたかったお尻岩へ。
圧巻の風貌に当然ながら観光地。

大分に在るのは知っていたけれど登っていいものか…。

積極的に調べることもなく、昨年暮れに突然「登っていいと確認が取れた」と聞いた。大分の熱いクライマーが観光協会や周辺の施設に掛け合ってくれたようだ。

 


潮の関係もあり早朝から。
お尻は実家からわずか30分の位置に在り、着いて驚いた。

小学生の頃、いとこや家族と何度も来ていた海岸の真横ではないか。


岩が沈むまで約2時間といったところだろうか。実質2つの岩であとはパラパラと。サーキットスタイルで順に周り15本ほどの道筋を登った。

糸島の荒々しい環境と正反対の快適さ。浜に転がるシンバリックな岩。ハードなクライミングはなくとも十分満喫できる。

と、言いたいところだけど一本だけ。

「ウミノウリボウ 」

二段というグレーディングをしたものの離陸の際のフットホールドが一切無く岩肌の絶妙なフリクションで身体を支えリップへランジする。強度も高くリップが止まれば気持ちが良い。


時間が余った。せっかくなので10代の頃登った山の上の岩を見に行く事に。
巨石探検道へ。

※お尻岩で遊ぶ際は出来る限り短時間で済ませたい。また観光者の記念撮影の邪魔にならぬようマットや荷物はすぐにどかすよう心掛けたい。一般観光者に私ら遊び人の誠意を見せたい。
※一応サーキットトポもまとめはしています。

アレフガルド

丘の上の壁まで歩いたり、山を越え谷を越えその先の沢の石で遊んだり、
それこそいろんな岩に出会った山。

まさか車停めて5分の位置に、こんなにも岩が転がっていたなんて。過去見ていたかもしれないし登ったかもしれない。けれど全く記憶にないので零からやる。


3月4日

入口の岩をみんなで。
はじまりの一本

[ アレフガルド 二段 ]

シャイニング

4本のprojectより難しいと思われたライン。

「REDRUM裏project」

4本のprojectに通う合間に少しずつ身体を馴染ませていた。4本全て登れたのは春の終わり。REDRUM裏をやるには遅い気もしたが、本格的に着手。


REDRUM同様たるいピンチが連続する。ただフックやジャムで負荷は殺せる、その分デリケートで勝負が長い。上がる気温にはたしてどうかと思ったが、身体がフレッシュだと感触も良く、初日に全て解決した。

「思ったよりも勝負になるのでは?」と感じ始めた。


4月後半は予定が詰まっていたので、前半に勝負をしかけたかった。予報を見ると雨雲が悉く休日にかかっている。

日曜の店番後、雨が降る前に狙う。

[ shining 三〜四段 ]

今季のF通いでは最難かと思われたが、
一手の強度は「redrum」の方が高く、繊細さで言えば「光の涯」の方が緊張するシーケンスが続く。


雨が降り出すまで少し時間があったので丘の上まで移動し、一本登り撤収を決めた。マダニが出だしたので今季のF通いはこれで終了。

博多MONO出張セット!

mono(博多店)のて出張セット!
7年ぶりとかでしょうか!?

当時はまっったく見向きもしていなかったホールドが今は違って見えて…
あえてそういうものをチョイス。
福岡地区ではきっと新鮮に感じるテイストもあるはず。

全23課題、2人でしっかり試登相談して固めました!


知人のロッククライマーも通うジム、
ということで、
ひとつ言えるのは”エッジングシューズ”があれば便利かも。
楽しんでもらえたら幸いです!!!