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停滞

Jun.30
午前中仕事を済ませ午後からは岩へ。
とはいえ前日の一ノ峰とRanchで若干疲労気味。
一応行けたら行こうと決めていたので微かに体力は残っていた。

15:30到着。

日差しが強く思ったより暑い。
前回感触が良かったのは、この時期珍しく気温20度ちょっとで収まったことが大きかったのであろう。

この日は散々であった。
出来ると踏んだmoveが起こせもしない。
1時間足らずで敗退を決めた。

そしてこの日、水量が何故か少なくかつて登った課題のlow start projectが陸になっていた。
とても魅力的に見え、下地整備を一時間。

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過去の課題のリピートに何故か手間取ったが辛うじて熟す。
どうも増水で何かが変化している気がする。
そして下から…
ある程度やってわかったのだが、下からだと既存課題の入り口の手順が合わない。
ただでさえあまり良くないのにまたバラし直し。
上の形は作れたが、下が一箇所不確定のまま日暮れ且つ全身筋疲労でmoveが起こせなくなり終了。

後で気付いたが、この時変に鋭いポケットを長時間触り続けたことが原因で、薬指がピリピリしている。

2,3日で回復すると思うが、
どうも身体と気持ちが噛み合っていない。
今回は若干メンタルやられた。

仕方ない、
クライミングは一旦切り替えて、ついでなので
面倒なことひとつづつ潰して行こう。

熊本 一ノ峰

Jun.29
梅雨の晴れ間…
この言葉を今年何度使った頃だろうか。
雨が降らない。

projectを攻めるには流石に暑い、
そして開拓もみんな少しめげ気味であろう
と言う事で気分転換。

学生時代通いこんだ岩場熊本 一ノ峰へ。
かなりクラシックなエリア、
表立って出ていないが、国内屈指の能力を誇ったclimber外林一穂氏によりトポが作られた。

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ロケーション最高、
ただ日当たり抜群…。

暑くなる前に登り倒し、ばてたらRanchへという計画。

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みんなは慣れないスラブに苦戦していたが、いつもと違うロケーションを満喫しながらまったり楽しんでした。

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私はかつて登った課題のリピート。
初めの内は良かったが、悪くて有名な2級トラバースでペースが狂う。
打ち込みはしなかったがかなり強引にねじ伏せた。
当時、相当打ち込みはしたがもう少しスマートに登った気がする。

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この手は成長してない。
バリエーションをいくつが登ったが、当時の日記を見返すとすでに登っていた。
その後も谷風に助けられ気づけば2時過ぎまでみんな登っていた。

予定より大幅にずれこんだが、その後昼飯を済ませRanchへ。
相変わらず完成された空間だ。
私は仮眠を織り交ぜながら課題を消化していったが、
みんなバテ気味。
ぽとたーたかは何故か元気であった。

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帰りに温泉に寄り終了。
御二方運転ありがとう。

波打ち際のルーフへ……

斜面をトコトコと降りて行く枝村さんについていく。
磯まで降りても全容は見えず。
岬を回り込んだところにそいつは存在していた。

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湿気と暗さで威圧感が増す。
時折、波しぶきがあたる。
目が馴染んだ頃、一気に不快感が吹っ飛んだ。
これは魅力的な岩だ!

枝村さんも相当久々に来たらしく、来る前は登れるかどうか迷っていたのが嘘のようにバタバタと準備。

割れたサッカーボールのようなフェイスが完全に倒れかかっている、
その一番美味しい面を登った。

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緩いところでゴールキーパーばりのダブルダイノ課題を仕留め終了。

混乱したドラえもん状態。

Jun.23
起きて外を見ると、雨が降ってない…
仕事をしようと思っていたが、仕方なく岩場整備へ。

1時間かけてついた先の岩はビショビショ。
仕方なく周辺を1時間ほど見回る。
茂みに残った雨の雫でかなり濡れてしまった挙句、たいした岩はなかった。
というより、最近登ってきた岩のクオリティが凄すぎて多少麻痺してきた。

とりあえず車で着替え移動。
時刻も正午を優に超えていたので、道中既存のエリアで軽くアップを済ませる。

そして空前ルーフへ。

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何度来てもランディングが崩壊しているので整備から…。
今回はようやく登る時間を作り出すことができた。

いざトライ。
ルーフの課題は難しい、twittarにも書いたが、引き出しが増えた分迷いも増す。
引き出しから様々な物を乱雑に出し、それを組み合わせるがうまくいかない。
4時間打ち込んだ末、ようやく形が見えた。
4時間…4手に、だ。

もう少し解析を順調に済ませたい。
岩場での自己に合わせた解析は得意だと思っていたが、自惚だった。
人工壁での課題作りの際も、もう少し研ぎ澄まそう。

ズタボロになった全身をひきづるように最悪のアプローチを帰る。

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放浪カモメ

Jun.19
最近はトレーニング時期と割り切っていた。
そんなフラストレーションの溜まる中、嬉しい誘いを頂いた。

というわけでLightfootwork枝村さんと糸島へ。

まずは糸島代表格のビーチ付近、雨上がりで湿気がある。このエリアでは珍しいとのこと。
糸島一乾きの良いエリアでこれなら、唐泊はもっと際どいだろう…。

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まずはこれ。絶妙な左手のスローパーとランディングが相俟っていい感じ。

そしてこのエリアのシンボル。

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2005年5月、枝村さん初登 放浪カモメsds

小さいポッケの中の水晶の保持、
抑え込む力(もしくは背筋)、
そして一番はスリッピーなフットホールドの処理。

2パターンのシーケンスを見出し、最後の最後まで悩んだが、1時間打ち込みの上選択したのはmove強度の微かに低いが足運びの多い方。

12時に移動を決め、ギリギリで成功した。

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登った後見返した指先には血が滲んでいた。
強度、内容、ロケーションの兼ね備わった課題、
多少エッジが鋭いことを差し引いても有り余るクオリティだと思う。
こいつを9年前に完成させていることが凄い…。

放浪カモメ 第2登 体感v10

ぎりぎりまで付き合ってもらった後は探索探索で、
夕方辿り着いた先は、振り出しに戻り先ほど滞在した海を見下ろせる山の上。

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そして二人で見出したラインは…斜面の中にある綺麗なフェイス。
アプローチの藪をねじ伏せるが相当悪い、このメンバーで苦戦するとは。

さらに到着してからも一筋縄ではいかず。
斜面に見えていたが、藪を払ってみると垂直の段差、下手すると相当転がる。
一大事にはならないとしても痛いはず。

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少しやって意見が一致し撤収。
こりゃやりすぎた……。

この時点でもうお腹一杯であったがさらに魅力的な岩を発見。
こうなったらやるでしょうという意気込みで。

そこそこ打てば登れるだろうという見込みも甘く、
これは気持ちの良い敗退!

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確実にテクニカルないい課題になる予感、
シーズンにまた。

クールダウンとも思ったがワークアウトぎみなので撤収。
枝村さんありがとうございました。

〜その後mywayへ。
しゅうじが相変わらずえらいたくましく、2段まで6本残し本当に終了。