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日田の無人ジムにて

自主練の最適解、
久々に” まぶし壁セット” の依頼。
それこそ10年ぶりくらいかもしれない。

– 11月7日 –

日田(大分県)にある無人ジムにて。

今回は珍しいパターンでそのジムのオーナーからではなく常連さんたちからの依頼。費用も有志で持つということで。

よくうちに遊びにきてくれるメンバーたちからの依頼。

「 しばらくトレーニングができる壁 」

事前に何度か打ち合わせをして120°と130°のまぶし壁をつくることに。

当日は知った方々が駆けつけてくれ作業効率が格段と上がった。最終的に2面ボルト穴全て埋めるくらいの仕上がりで、課題も単身ながら半ラインセット(ホールドカラー不統一)で5級から1級それぞれ4本ずつの計19本。

課題構成も奇抜なものは排他しできる限りトレーニングになるものを。当分は楽しめると思うし何よりセッションしやすいと思う。

登った感想でも話にまたうちにも遊びにきてほしい。ご依頼ありがとうございました。

帰りに見た夜空が綺麗だった。

Zenzoh project

今年の夏は特に暑かった。
連続する猛暑日、毎日記録更新される観測史。

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ある日の夜、TKTさんが近場の岩の情報をくれた。どうせ岩を登る気分でもなかったので見に行ってみることに。

 

ー 8月末 ー

遊歩道沿いにあるらしいその岩。歩きもそこそこ長いので車で準備をしていると林業のおじいちゃんたちは現れた。

マットなどの大荷物を持つ私はきっと怪しい。すぐさま声をかけるとボルダリングを認知してくれていた。思えばこの下の集落にはコロナ前に挨拶に行っていたのだった。自称不審人物からボルダリング愛好家に昇格したところで歩を進める。

なだらかな遊歩道をのんびり歩くと目的の岩についた。

*

風貌良く圧倒された。しかもいつもやっているような岩とは違いランディングがガチャガチャしていない。シンプルにボルダリングとして良い岩だ。ほんの触りだけのつもりが結局夢中になってトライした。

散歩気分で出向いたので僅かな時間。気温も35°越えの猛暑。
それでも感触は良く秋の楽しみができた。
と言いたいがきっと待てずにすぐ来るんだろうな。。。(結果は想像に任せます。)

*

夜、店番がてら片付けをしているとTKTさんがやってきて
「どうでした?」
と。
「最高でした」
と返すと
「そうでしょう」
と笑っていた。

 

珀明

kazahana かるって尾根駆け谷を降り峡谷巡る。
半日歩いたが目当ての岩は見つからなかった。

写真を見れば涼しげだけど飲料全て使い果たした記憶がある。

結局、里におり見つけた岩で遊ぶ。1本すごく良いラインに出逢え大満足。

[ 珀明 /2024年8月 ]

 

 

Spookyにて

課題は旬なうちに…

*

ずっと来てみたかった場所、
広島県大竹のクライミングジム spooky/スプーキー

オーナーはずっと会いたかったロッククライマーのひとり。
戸河内きっての秘境、三段峡の初動開拓者。山奥に残された数本の課題から感じた熱い日々、会える日が楽しみで仕方なかった。

*

10月21日/spookyにてルートセット

110°壁一面を自由にさせてもらいました。
ボリューミーな見た目ながら、ポジショニングにどこか岩香る仕上がりにできたと思います。
1級までグレードごと3本計12本。各グレード一本はポップなものも!

 

岩場も近いスプーキー、旬なうちに是非。

ツムグセカイ四段はもちろん、名課題シンギュラリティやハイパーエナジーの初登者で岩の話もたくさん聞けると思うのでまったり時間つくることをオススメします!

Searchinフット講習会参加

姿勢で出力が決まる。
足底から姿勢は作られる。

ー親しいセラピストの言葉ー


今回はこのテーマに実戦レベルで潜るために、
skyhighmountainwork 北野さんの講習に参加しました。

実技と講座

前提/現代社会、現代スポーツにおける身体操作(足底にかける重心のありかた)の常識。身体が受ける影響。歪みをケアと道具でよしとする世界線。
基礎/本来のベアフットの概念と基礎。
動作/姿勢の作り方。立つ、歩く、走る。足底から姿勢をつくる。
鍛錬/身体の仕組み、ニュートラルとトレーニング

そしてベアフットへ

本来備わっている身体機能を覚ますトレーニングとしてはもちろん、遊びとしても面白かった。

[ 走りと脱力 ]

ホールドを懐で拾いに行く様に、体軸を進路へ流し腰下に足を置く。

ランニングのパートでは身体運用と脱力について勉強になった。水の如く重心を落せるか、重心に逆らわずに身体が動くか。可動域や筋肉の硬さが妨げになってないか?滑らかに身体を扱う。これは脱力の局面に通ずると思う。


Joyに戻って、教わった足裏の運用を試し登ってみる(星板はベアフットク可能エリアです)

ジブスに立ち込む際、いつもなら親指だけで握り込む。まずはそのまま。

次に、
ジブスにあてる前に小趾を意識しアーチを形成しその後親指に力を入れる。

衝撃的なくらい出力が変わった。これが体幹を使う時いうことなんだ!と初心者みたいな感想が溢れた。

昼間の実技、toega (トレーニング)の影響もあると思うけど足底の意識だけでも俄然変わる。衝撃的に変わる。

思えば、手掌の姿勢が大事なのは明らかなんだから足底も、か。


行住(歩く、走る、立つ)突き詰め、それを実戦レベルの登に繋げる。漠然としたイメージが少しだけ鮮明になった。

行住 を 限界の登 に繋げるためのビジョンは確かにある。

*
ひとまず自分の足裏を仕上げていくつかのprojectを試したい。足が渋い、とかではなく普通に体幹が必要なライン。

きっと変わる、確信の一歩手前。


サーチンきたら山歩こう。
岩探しに山は仕方なく歩いているけれど、きっとそんな瞬間も楽しくなる。