「RockPath」カテゴリーアーカイブ

L’arc v13

通称L’arcProject


可能性を感じない崖の上のルーフ

良いMoveなんてあるんだろうか?
登れる気がせず今季のトライは終えた、
つもりでいた。


3月30日

友人らに誘われ崖の上の岩へ。
本命は前出の通り期待できないので、他のラインを目的に。

崖に上がるとすでにヘロヘロ、久々だときつい。


休憩後少しだけL’arcPを。

相変わらず難しい、けれど凹角がうまく使えることに気づいた。導線を変える。

出力全快モードに切り替え全パート解決。ノッてきたところで店番があるので撤収。
いけるぞ。


4月に入り、海辺で酷い捻挫をする。
ずっと焦がれていたprojectのトライは今季絶望的となった。

そして高さのないL’arcPの優先順位がいきなり浮上。

4月13日 崖の上のルーフ

大丈夫だと思っていたアプローチが案外痛い。ゆっくり登るといつもに3倍の時間がかかった。

長期戦になると分が悪い、入念に確認し勝負を仕掛けた。
アーチど真ん中のアンダーでスタンドスタート。

L’arc v13

これでアーチ横断の挑戦権を得た。


5月11日

風途絶え蒸し暑い。流石にもう良い季節は終わった。

ドン奥からL’arc のスタートまでを確認。
そして…
アーチを贅沢に通過するための必要なピースが全て出揃った。

来季へ。
終わりにとっておいたSpecialなラインを登る。

EVA v9


来季はパーフェクトなアーチ、l’arc project。トレーニング頑張ろう。

 

「幻霧鶴」他

帰省の合間に少しだけ岩登り。

4月24日 鶴見岳

鶴見岳

1995年頃、宮本さん(熊本)によりトップロープエリアとして整備されコンペが行われる。2000年代に入り私ら暘谷高校(OB)組でボルダリングエリアとして開拓開始。

1シーズン過ごし一部公開。

10代の暮れに初めて初登した初段「さらば友よ(現v8)」、そして二段「ユグドラシル(v9)」、さらには初めて初登した三段「幻霧鶴(ゲンムカク) 」がここにある。
幾度となく限界を引き上げてくれたエリア。

今回は幻霧鶴のあるラガーハングへ。
情報なしでは遭難のリスクある最奥。

久々にみたラガーハングはやはり格好良かった。

アップを済ませいざ幻霧鶴。

ホールドが若干欠けていることもあり、初登時のマニアックなキョンはできる気がしなかった。
ダイナミックに熟そうと決めたもののランディングが悪く着地が難しいため思い切れない。マットを一枚追加し何とかリピートすることができた。

幻霧鶴 v10

その後空麒麟(カラキリン) 初段とモルヒネ1級を。
ともにv8はあるように思う。

トポを纏める前に全課題のグレードの見直し、そして掃除が必要だと感じた。ぼちぼちやろう

 

西の果てのラスボスと

西の果ての海辺で完全敗退。

再び西の果ての海辺。
今回はさらに奥のエリアを案内してもらった。
( Special thanks @クマさん)

4月3日

画像を見せてもらって以来ずっと気になっていた岩。
いざ見上げると…
やばいなんて一言で片付けられるものじゃなかった。

一目惚れしてきたこれまでの岩。
取り付かずに敗退したことはなかったけれど、今回は心が折れた。

スケール、岩の脆さ、下降の困難さ、ランディングの悪さ。万全の準備をしてきたつもりだったけれど足りなかった。

ラスボスクラス。
どこまで攻めれるか判断できる自信がない。岩質の理解を深めなければ到達できない範疇だと感じた。仕方なく周囲の面白そうな岩で遊ぶと、どの岩も形状が多彩で意外とおもしろかった。

 

陽も傾きはじめた頃、綺麗な浜の脇で遊ぶ。みんなは居心地良さそうな岩で。私は奥の暗がりで。
一枚の強傾斜。ホールド乏しく、どうもラインにならない。

苛立ち募り強引にホールドを引き過ぎた。欠けるかもしれないと思っていたアンダーがブロックごと剥離。

掌の中での欠損(エッジなど)であればコントロールできたと思うのだけど、ブロックごと剥がれてしまったらどうにもならない。受身はとれたがランディングが悪く左脚を捻挫。

日暮れ前に撤収。
運転しながら見る夕陽がとても切なかった。

西の果てのラスボスまでの道のりは遥か遠く。
誰か登ってからでもいいかな、なんて思う。
また。

戸河内「オオヒエンソウ」

福山出張の帰り。

連日雨の予報が覆り最終日は曇りに。ダメもと戸河内によってみることにし近くで一泊。

4月21日(金) 戸河内

トポをおいてきてしまったのでいつものエリアで。

車を停め目の前の岩でアップ。眠気が覚めたところで河原へ降りる。踏み跡を辿ること30歩、森を分つ綺麗な渓谷に着く。


サザンカの岩は乾きつつあった。バリエーションを一通り登ったところで以前から気になっていた右奥からの可能性を探ってみる。

核心であろうハング中央の動きをダイナミックに決めることができたので、ざっと前半をやった後繋げた。

※今思えばハング中央のバラシから始めてしまったのがいけなかった。どうもスタートから全然違うシーケンスで突破できてしまうらしい。

オオヒエンソウ(大飛燕草)

サザンカとオオヒエンソウ

鮮やかに広がる赤い花に対し、スッと伸びる青色の花。
花言葉は謙虚に対し、傲慢。

巨石の有り余る中央のスペースに控え気味に美しく引かれたサザンカ。対し、ハング右奥から強引にクラシックへ繋ぐ。

グレードは二段から三段のどこか、だと思う。
このラインはすでにオフィシャルに紹介していただいた。グレードも公表も任せているので良い感じに落ち着くと思う。

 


昼からは陽も入りだし岩も徐々に乾きだした。
登っていなかった小岩をふらふらと登り、満足したところで戸河内を後にした。

やっぱり楽しい。

福山出張「ココペリセット」

一面の壁面積がとても広く、倉庫二つ分の壁枚数。
広大なセット、登っていても気持ちいい!

今回はクライミングの原点回帰を心に留めつつ。

4月20日
前日のユースレッスンに続き広島県福山市ココペリにてお仕事。

セットです!


今回は日本各地で行われておるキッズツアー戦「のぼコン」のためのホールドチェンジ。

イベント後そのまま営業に入るということで…
半数はキッズイベント用、
半数は常連様の濃ゆいクライマー用の課題を。


ということで「奇抜なものにもクライミングっぽさを」という若干カオスで詰め込み過ぎなものもあるかも、ないかも。

 


セット3週間前に酷い捻挫をしてしまうという失態を冒してしまったものの
なんとか長時間シューズが履けるまでは回復。毎度お呼びいただきありがとうございます。

梅雨の登り込みの時期でも、皆さま楽しんでもらえたら幸いです。