「RockPath」カテゴリーアーカイブ

ロブストとグレード

名の知れ渡る課題、
近郊のものとなるとトライしていない課題は少ない。
そのうちの一本。

ロブスト 二段

残暑厳しい9月11日、遠方の教え子と共に。
せっかくなので一緒にトライできるやつということでチョイス。


できる限りオンサイトに近い状態で一撃を目指したが、初見は普通に核心で弾かれた。

誰かに言われた
「敗退したら面白いのに」
という言葉がよぎったもののムーブをバラした次のトライで登れた。

きつい動作がずっと続き疲れる。
でも苦にならないのはきついなかでもポジティブなホールドで起こす立体的なムーブが気持ち良いからだろう。

グレードについては色々話を聞くので私も一応。体感的にはジャストニ段だと思う。
話は聞いていたけど、確かに強度は「月に叢雲華は風」や「北風と太陽」と同じくらいだと思う。※だからといって叢雲のグレードダウンとかそういう話ではない…。


八面山はこのグレード帯が充実している。

ふるべゆらゆら

良い岩があるが浅瀬だと聞いた。

9月7日

佐賀に越した栗次郎に会いに行く。
もちろん岩で集合。


私の方が先に着いたのであたりを歩くとすぐに目当ての岩が見つかった。
シューズを濡らしてトライしたくなかったので到着を待つ間、適当な流木を投げ込む。

すぐに栗次郎も到着。察した栗次郎は速攻で川に入り巨大な倒木をもってきた。
40度近い気温に少しバテて私は休憩。

その間にハングの中央に極めて良いラインが見出された。

「ふるべゆらゆら」

周囲の岩で一通り遊び栗崎邸の壁に数本課題を作って撤収。
また。

湯ノ釣vol.2「万鳥-他」

真夏の湯ノ釣サーキットvol.2

過去登ったものの放置していたもの、
ずっと登れていなかったもの、
新たなラインに取り組んだ。

※どれもv7〜v10の間だと思うがどれも35℃オーバーの日に登っているのでどうか?

湯ノ釣ジャンプ

水没岩の脇の小岩を一応すべてリピートしまとめ直す。
中でも湯ノ釣ジャンプは良かった。

鶴ノ羽

ツルツルポの横のオープンプロジェクト。
毎年真夏に2〜3回やっていた放置p、今年はちゃんとやる。
超コンプレッション系、噂ではどうも新作では一番悪いかもしれないとのこと。

万鳥 - yorozutori -

今季登ったものでは最も良いラインだと思う。
綺麗な面で、昔から「登れたらいいな」と何度も見上げていたがブランクだと思い込み取りついてすらいなかった。

昨今、下地が上がりできた「千鳥足」のおかげでだいぶイメージが作りやすくなっていた。

下地がもとに戻ったいま、いざやってみると…
形状がフワッと保持できたり、絶妙な皺を踏めたりと、いくつかの発見と驚きを繰り返しmoveができた。

湯ノ釣ボルダーらしからぬ繊細さで、三ツ星だと思う。夏中最も苦しんだ一本。季節が良い時ならどうか?

 

 

 

 

夏の湯ノ釣vol.1「ペンギンフェイス」

毎年恒例となりつつある…
真夏の湯ノ釣サーキット

Vol.1 「ペンギンフェイス」

8月〜9月 激しい豪雨後のエリア偵察を兼ねて

今年は特に目立った変化はなかったが、鳥返しの岩の下地が下がり開拓当初の課題は出てきた。
埋まっていたこともあり発表を見送っていた課題を整理するついでにいくつか登り直した。

鳥返し右面「ペンギンフェイス」

ヒヨコスーパー/マゼランペンギン/魔王ペンギン
どれもリップへの一手が痺れる。

グレードは大体v5〜v9あたりだと思うが、35℃オーバーの日に取り組んでいたこともありどれも1グレード以上悪く感じた。

これ以外にも「火喰い鳥v4」や「コウノトリv6」「不幸鳥v8/9」なども今季はトライできる。

福山(広島)ココペリ出張

広島県福山市にて。
広大な上に全傾斜一面が広いのが特徴的なココペリ。

[ 出張初日 ]ユースレッスン

今回は小学生対象。

1限目:保護者と高学年に向け座学
「各世代別のトレーニングの進め方と理論」

発育と発達、成長過程で何を優先してトレーニングすべきか。
低学年と高学年、個人差を見極める。
なるべくしてなった故障事例とトレーニング。
技術を向上させるとは。

2限目:実践
「姿勢と物理」

緩傾斜を登る際のポジショニングと姿勢。
オリジナリティと基礎反復。
※重心移動or上半身のみのいなし

強傾斜を登る際のポジショニングと姿勢。
オリジナリティと基礎反復。
※反動と故障

3限目のコーディネーションの分解まで行きたかったのですが今回は時間切れでした。

 


[ 出張2日目/3日目 ]全面ホールドチェンジ

 

とにかく広い、その上で全て最低半年は残るラインセット!
現時点で全70課題!!!

いつもの西のレジェンド稲垣さん、1年ぶりのコロちゃんに加えこの地出身の天才児と数年ぶりのパナさん。私とクマさんを含め6人のセッター。

登応えは間違いなく…

最終日はノボコン課題の3〜5級メインをメインにセットしたのでどのグレード帯も充実。
やさしいグレードからのサーキットも程よく、私もいつかトレーニングに来たい。

日本最古のボルダリングエリアの一つ「王子が岳」歴史を感じるツアー帰りに是非オススメしたい。

 


常連の方はロッククライマーが多く、ご飯もお酒も美味しく、仕事でこんな満ち足りていいのだろうかと時折我にかえるけれど、そのたびにしっかりしようと思い直す…。

毎度本当にありがとうございます。
楽しんでもらえたら幸いです。

帰りの運転が毎度地獄だけど今回も無事完遂できました。