「RockPath」カテゴリーアーカイブ

宮崎ユース強化選手講習

1月29日の話。

仕事旅でした。場所は宮崎県延岡市、そう、いつものボルダリングジム「インテンス」
ユース強化選手対象の講習会を行なってきました。

※ひむかサンライズプロジェクト(未普及競技選手育成事業)の一環で行われています。

今年度3回目、最後です。

初回は技術
身体をしっかり扱うため初歩を学ぶ

2回目は心と思考
初回を踏まえ故障の予防をした上で、心構えをつくっていく。

心と技術。
最終回の今回はいよいよ身体の追い込み方を。

サーキットや陸トレの話、
そしてそれら技術に反映させる実践。

そういうものでした。

サーキットトレ
開始時のインターバルや強度の調整方法(チェックシートの作り方)

陸トレ
クライミングにおける体力の細分化と方法。

トレーニングの周期

実践が多く、考え方の解釈や複雑な部分がほとんどなかったので優先順位は低めだと判断し、普段の日記のペースでアップしておます。

インテンスオーナーからのお話にもありましたが、コーチ陣、そして周りのサポーターも保護者同様に熱い想いをもって向き合っております。
その熱量を受け流さすポジティブに受けとめることができれば、さらに上昇曲線を高めることができると思います。
私も同様、更なる進展を期待してます。成果ではなく成長を。がんば!!!みんながんば!!!

LIGHT入荷!そしてスペック

久留米絣の腰チョ、
新型腰チョ「LIGHT」
入荷しました!!!
そのスペックを!
Joywall店主ぺです。

従来のCBとコンセプトが違うので、今回比較していきたいと思います。

【容量】

見た目は違って見えますが、実は容量は同じ!

【インナーの素材】

ーCBー
コーデュラを用いているため、チョークの劣化を抑えます。入口も強固なのでチョークも溢れ憎く、長くチョークを保管していたりボルダーサーキットや開拓にオススメです。

ーLIGHTー
チョークのノリと手入れの良さに全振りしているので、インナーもマイクロファイバー系のソフトな素材。

【手入れ感】

ーCBー
入口のワイヤーは形を変形させることができるので便利です。溢れにくく、また縁で拭ってチョークアップする方はこの形状が良いようです。

ーLIGHTー
手入れは完全ストレスフリー。チョークアップの軽さから名前がきています。

///
CBとLIGHT。
それぞれに良さがあるのでLIGHTができたからといってCBはなくなりません。是非とも好みの方をお試しどうぞ!

そして何より

久留米絣の風合いを楽しんでもらえたら幸いです。

クリノシマDay2「トロイメライ」

空を見上げると虹が出ていた。
道路は濡れている。
午後からは本格的に雨が降るようだ。


クリノシマの記録二日目

1月13日
民宿で迎えた朝。

どこに行くかは任せることに。出発直前まで悩んでいたが岬のエリアに決まった。ここにはもう一本のキングラインがある。ならば…。

9年ぶりの岬。
岩盤の上から見る壮大な景色に感動した。

下にまわるとすぐにキングラインが。

見上げて怯む。

ハング中央に並ぶホールド。この明瞭さでかつて敗退していることを考えると、純粋に難しいんだろう。。。

正午過ぎに動きは固まった。あとは中央のフラットなカチを本気で抑えるだけだ。
予定時刻をわずかに過ぎたころ、狙っていた一手が止まりそのまま登り切ることができた。

と、簡単に書いたけど上部もかなりやばかった。
リップへの一手が厳しく選択を誤っていたら落ちていたと思う。

Träumerei(トロイメライ)

グレードはv12あたりか?

プロクライマーの残したトポをもとに探った9年前。

シンボルとなる岩の中央ラインはプロジェクトの文字すらなく…
そんなものに栗崎と夢を見た。
逸れることなく真っ直ぐ続くラインに憧れを抱いた。

今回も本当は二人でトライしたかったのだけど、数時間差で合流出来なかった。

岩は普遍だ。
またすぐに栗崎もトライするだろう。そのときにこの岩の夢と今を共有したい。

結局この日もフルで登ったが、二人とも良いクライミングができていたのでホッとした。
巨大な岩に二人とも苦戦していたが、最終的に心の壁・難度の壁を克服しいくつかのラインを登っていた。

車に戻った直後、ひどい雨が降り出す。あとはのんびりと過ごし島を後にした。


フェリーが到着してからも帰路は長い。

腹ごしらえをと寄った定食屋で貴重品を詰め込んだポーチを置き去るという大失態をかまし、仲間の疲労に追い討ちをかけた。

初めから終わりまで、冴えない私であった。。。
ごめんなさい。

終わり。

クリノシマDay1『青い宝』

フェリー乗り場で足の裏をきって病院行きとなった1月12日。
続きの話。

5針縫う手術、そして抗生剤の点滴。
1日潰れるかと思いきや昼過ぎに終わった。

手術終わりに恐る恐る…
『積極的に歩かない方がいいですよね?』
と聞くと
『強めに縫ったので刺激を入れる意味でもガンガン歩いてもらっていいですよ』
と逞しい回答を得られた。微かな希望が。

さて、
どうやって病院を出るか?

一応仲間に連絡してみる。すると、迎えを快く引き受けてくれた。
貴重な時間を私に使ってくれたことに最大限感謝したい。



急斜面を下り天然林を抜けると視界が広がる。
草原の向こうに壮大な海が。
9年前に見た光景と変わらず再度感動した。

今旅の目的は2本のキングラインに再度対峙すること。
ここにはそのうちの一本がある。

かつて見たその岩を前に、今なら何を感じるのだろう?

変わらずに在ったその岩。

相変わらず途轍もない存在感を誇るその岩は少しだけ小さく見えた。
今ならやれる。そう思った。

恐る恐るシューズを履く。踵を通す瞬間はズキっと痛いが履いてしまえばもう大丈夫。あとは下手な着地さえしなければ大丈夫だ。

軽く触ったところでリップの確認。

すると巨大な浮石が。回り込んでいてよかった。足が万全だったならそのまま突っ込んでいたかもしれない。と考えると運が良かった。

下から引かないと取れないブロックがひとつだけ残る。
そっと登ることとした。

完璧なラインだと思う。
1本目のキングラインが完結した。

9年前この岩を共に見上げて感動を共有した仲間、栗崎と相談し決めた。

「青い宝」

怪我もありグレードはわからないがv10ほどのようだ。


落ちゆく陽に染まる浜でKazahana片手にまったり巡る。

夜になり町に戻る。夕食を済ませて民宿へ。
1日の終わり。

明日の夕方に島を出る。正午あたりに雨が降るようなのでそれまでもう少しだけ岩を触りたい。

クリノシマDay2『Träumerei』へ

 

 

 

クリノシマ Day0〜1『はじまらないまま終わる旅』

2023年

正月は休みなくjoyを開けた。その代わり月半ばに二日程の休みを取る。

栗崎の故郷の島に開拓へ。


1月11日(旅0日目)

Joy閉店を少し早め夜中に出発。日は跨いだものの目的地であるネットカフェに到着。
無事宿を確保できた安心感でスッキリと就寝。というわけにはいかず。なんやかんやで寝れなかったが仲間もどうやら同じ状況だった模様。

1月12日(旅初日前半)

少し早起きをして朝食を済ませ船着場へ。眠くて仕方なかったがフェリーに乗り込んだ後少しだけ寝れた。

島に着くとテンション爆上がり。

仲間が観光協会に話を聞きに行っている間、暇だったので目についたスラブを走る。

すると靴が脱げて落ち、さらには落ちた先に金属片が。母子球を裂いた。

しばらくすると血が止まらなくなる。タオルで抑えている間、一瞬迷ったが当たり前に病院へ連れて行ってもらった。

そこそこな大事になってしまい、仲間らに迷惑をかけてしまった。

5針を縫う手術、抗生剤の点滴が必要とのこと。これ以上負担をかけたくなかったので仲間らには岩に行ってもらった。

一人取り残され、ただただ手術の順番を待つ。
旅の終わりを感じた。

クリノシマDay1『青い宝』へ続く