「竜体山★★★2008」カテゴリーアーカイブ

四季岩

四季岩
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この日は当初より目をつけていたラインを完成させた。
ボルト打ちを終わらせ、クリーニング後完登。
ラインは比較的素晴らしいと思う。
ただ、着手から2日かかってしまった。

グレードは5.11c,このグレードでも完成まで結構な時間を費やした。
慣れてないから余計、大変。

とりあえず、自己満足の記念動画となってしまったがどうぞ。

http://youtu.be/RvHYJJ_YTjo

思った以上にやさしく、時間が余ったのでボブがタージィv5の瞬殺劇を見せてくれるということで竜体遊歩道エリアに寄る。
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予告通り、瞬殺劇ご観れたので良かった。成長したものだ。

紅葉が綺麗な1日であった。

秋の賑わい

私のフィールドに、秋の気候が人を呼ぶ。

土と苔に埋もれる日々の気分転換に、週末の開拓はよくよく休憩に既存エリアへ出向く。
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快適なエリアは、開拓中のその場所と全く雰囲気が違う。
多くの人に愛されエリアは成り立っているのだとつくづく感じる。
最近の週末は、龍体や湯釣でよく人に会う。
こうした時にエリアの変化を話せることは凄く良いことだと思う。

ネットや紙切れの薄っぺらい情報だけでは、エリアの保全は難しいし、
日々変わりゆく状況について行くにはみんなの力が必要だ。
いろんなことを感じ、喜ばしく思える1日であった。

藪を払い泥を落とし苔を剥ぐ。
過去の課題を復旧しながら新たな出会いを喜び、
ドロドロになりながら1日を終える日々。

時に挫折も感じるし、減らない余白に苛立ちも感じるが、
流れ行く日々に後悔など微塵もなくただひたすらに励む。

この日々を感じてもらえるような課題を、あとどれくらい残せるのだろうか。
共感してもらえるクライマーはどれくらいいるのだろうか。

想いは沢山あるが、
結局は自分のmotivetion。
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竜体山案内

heavenly days を登るために通いつめた日々,
鬱蒼としたアプローチも冬になくと直物が枯れ、
視界が広がる。
あれからもう6年が過ぎた。

今は夏でも快適なアプローチがそこにある。

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週末たまに立ち寄ると、人と出会うことが増えた。
この日は特に賑わっていた。

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二日酔いで私はそんなに登っていないものの、知人とも会えて良かった。
メインは関西から来たにたん夫婦のnavi。そこそこでも満喫出来たなら良かったが。
さとーも真夏にやっていたrossian pab v4を一便目で仕留めた。

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悪評高いLは意見を集約し、オフィシャル的にv5に昇格することに。

ラインが交錯しわかりにくくなることを理由にバリエーションは極力減らしている竜玉岩。
よって非公式課題ではあるが、ドラゴンポーv9の動画を。
暇な人どうぞ。
(ちなみに当初天領v7もheavenly daysのバリエーションでした。)

http://youtu.be/MW8L4pgiApw

竜体クリーン終了!

先週末は竜体山クリーン。
炎天下の中、御足労頂き誠に感謝致します。
梅雨末期にも関わらず、天候には辛うじて恵まれました。

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今回の清掃は、普段手をつけない岩を中心に行いました。

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皆さんが各自道具を持参してくれたおかげで作業が捗りました。
また冷たいお茶やおにぎりも……
心遣いに感謝。
整備したあとは早速クライミング。
木陰は予想に反して涼しく、蚊取り線香のおかげでとても快適に登ることが出来ました。

新しく出来た課題も気になるかたは紹介致します。
まだ危険な課題や整備中の課題もありますので細かくは田嶋一平まで。

クライミングに夢中になりすぎ時間オーバー気味に…
後半はグレードや新ライン把握、ミーティングも同時進行で。

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竜玉岩の積もり積もったチョークを落としたところで豪雨となり終了。
キリがよく、本当に充実した一日となりました。
参加された皆さんも楽しいと感じて貰えたなら幸いです。
唯一の心残りは下降路の整備が追いつかなかったこと…
近々行ってきます。

トポデータ更新作業もまだ追いついていないのでバタバタバタバタ……。

竜体のシンボル、世去れ龍

ある程度、上部が悪い事は掃除した時点で分かっていた。

壁の中で硬直する、足下5m以上…
分かっていた、最後が悪い事は……
だから最後のガバをデッドで狙うポイントまで来たら、クライムダウンをしようと決めていたのだ。
しかし降りれない…

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高さ8mのボルダー、
リップ手前、悪いホールドが3つ並んだ先にガバ。
少しづつ攻め、それらのホールドの掛りを確認した後に計画を立てようと決めた。

何便目かで核心の二つ目のカチまで到達した。
ヒールをかけ次のスローパーへ。
届いたはいいが極めて悪い、
次のガバもブラインドとなっており見えない。
やばい…
クライムダウン、そう思ったがヒールの解除が出来ない。

飛び降りようと思い、下を見るとかつて体験したことのない高さ…。
下部が簡単すぎ、高度に気付いていなかった。
そして安易に解除できないmoveを選定してしまった。

進むしかない。
〜〜〜

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6月8日、竜体山。
初心者の案内をある程度見届けた後、秋にやろうと思った昇竜の岩へ。
相変わらずでかく傾斜もある。脆いのが難点だが、今日はロープを持ってきた。
この岩をはじめて見上げてもうすぐ10年…。
下から見上げる景色は変わらないが、ようやくイメージができるようになった。

早速整備に取り掛かる。
奥の松をメインに支点をつくる。手前の松は全く信用できないが、奥の松だけではロープが稼働しすぎふられて危ない。スリングの長さを調整しシステムを完成させ下降。

案の定結構な浮き石が存在した。
ひたすら落とし、残ったホールドで辛うじてラインになることは感じた。あとは実際moveを起こしてどうなるのか。
作業終わり頃、ロープがクラックにスタックしたので慌てて降りる。
ついでなのでロープを抜き、マットを敷いて早速トライすることにした。

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move選定のためまずはホールド確認に便を出す。
数便のトライを重ね、核心最後のホールドが確認できた
が、降りれない。

moveはシンプル、
ただ、それはブラインドのガバを狙いにデット。

正直、大怪我は間逃れないと思った。
落ちないという自信、
なかったかと言われたら嘘になる。

ただ、100%の成功が確約されない動きをこの高さでしたことがない。
ガバがどんな状態で効くのかもわからなかった。

結果は、
特に何も問題はなかった。

思ったほど反動もつかず、ロックぎみに捉えることができ、そこからのマントルも非常に単純なもので何の感情も起きなかった。

岩の上で立つことはできなかった。
倒れこむように寝そべり、ただただ振り返る、
生涯で最もやばかった瞬間を不意に迎えこなしたことを……

少し経って冷静に何を成し遂げたのか考える。
このエリアの最初のprojectが終わったのだ。

が、特に何も湧き上がるものはなかった。
狙ってなかったからであろう。

こんな状態での完登ではグレードが全くわからないので、
上に残したシステムをリメイクしトップロープができる状態をつくった。

みんなにしてもらう。

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幸い今回私以外にビレイできるメンバーがいたので私も再度登る。今度は紐付きで。

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非常に快適で素晴らしい課題、
前半はやはり5.10、リップ前の5手とマントルがv7。
ようはあの高度で初段をこなすということ。

結論は
私のしたものはボルダリングではなく、フリーソロであった。

ロープの整備は明らかに必要であった。
それを考えるとスタイルは完璧であったが……。
今やるべきであったのだろうか。
答えが未だ出ていない………。

世去れ龍 v7(5.12) 初登