斜面をトコトコと降りて行く枝村さんについていく。
磯まで降りても全容は見えず。
岬を回り込んだところにそいつは存在していた。
湿気と暗さで威圧感が増す。
時折、波しぶきがあたる。
目が馴染んだ頃、一気に不快感が吹っ飛んだ。
これは魅力的な岩だ!
枝村さんも相当久々に来たらしく、来る前は登れるかどうか迷っていたのが嘘のようにバタバタと準備。
割れたサッカーボールのようなフェイスが完全に倒れかかっている、
その一番美味しい面を登った。
緩いところでゴールキーパーばりのダブルダイノ課題を仕留め終了。