昭和二十八年 水底に沈んだ筑後軌道と巨石。
2017年 筑後川大水害で64年ぶりに現れた水底と巨石。
その3ヶ月を逃さす成したパーフェクトライン
「百年の夜明け」
もう生きている間に拝めないと思っていたけれど、昨年末から始まった治水ダム管理棟老朽化工事の影響で再び現れた。
この機を逃すまいと、TAKが取り組みはじめた。
再び沈むまでの期限は3ヶ月。
上部核心であるうえ巨石特有のプレッシャー。
こういうものはホールドを確認してしまっては台無しになる。
迫り来る期限というプレッシャーに打ち勝ち、TAKは下からトライし続けた。
(※初登の私は、横の岩からデッドしホールドを確認している)
2024年2月末
水底に沈む期日まで残り2日のこと、TAKは見事登りきった。
再び沈んだ巨石だけど、
関係者に聞くと今年度中もう一度チャンスがありそうだ。
またその時まで、おやすみ。
ー アウローラにて ー #石と風土 ❾
百年の夜明けに挑む友の敗退を見届けた初日の正午、
車を停めさせてもらった喫茶店で優雅なひとときを。
喫茶店のテラスから見える史跡「筑後軌道」。
実は2017年に64年ぶりに現れたということでひっそりと話題になった