「その他ナイト含む」カテゴリーアーカイブ

熊本 一ノ峰

Jun.29
梅雨の晴れ間…
この言葉を今年何度使った頃だろうか。
雨が降らない。

projectを攻めるには流石に暑い、
そして開拓もみんな少しめげ気味であろう
と言う事で気分転換。

学生時代通いこんだ岩場熊本 一ノ峰へ。
かなりクラシックなエリア、
表立って出ていないが、国内屈指の能力を誇ったclimber外林一穂氏によりトポが作られた。

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ロケーション最高、
ただ日当たり抜群…。

暑くなる前に登り倒し、ばてたらRanchへという計画。

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みんなは慣れないスラブに苦戦していたが、いつもと違うロケーションを満喫しながらまったり楽しんでした。

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私はかつて登った課題のリピート。
初めの内は良かったが、悪くて有名な2級トラバースでペースが狂う。
打ち込みはしなかったがかなり強引にねじ伏せた。
当時、相当打ち込みはしたがもう少しスマートに登った気がする。

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この手は成長してない。
バリエーションをいくつが登ったが、当時の日記を見返すとすでに登っていた。
その後も谷風に助けられ気づけば2時過ぎまでみんな登っていた。

予定より大幅にずれこんだが、その後昼飯を済ませRanchへ。
相変わらず完成された空間だ。
私は仮眠を織り交ぜながら課題を消化していったが、
みんなバテ気味。
ぽとたーたかは何故か元気であった。

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帰りに温泉に寄り終了。
御二方運転ありがとう。

波打ち際のルーフへ……

斜面をトコトコと降りて行く枝村さんについていく。
磯まで降りても全容は見えず。
岬を回り込んだところにそいつは存在していた。

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湿気と暗さで威圧感が増す。
時折、波しぶきがあたる。
目が馴染んだ頃、一気に不快感が吹っ飛んだ。
これは魅力的な岩だ!

枝村さんも相当久々に来たらしく、来る前は登れるかどうか迷っていたのが嘘のようにバタバタと準備。

割れたサッカーボールのようなフェイスが完全に倒れかかっている、
その一番美味しい面を登った。

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緩いところでゴールキーパーばりのダブルダイノ課題を仕留め終了。

ビレイヤーの記録

May.19
八面中部の岩壁にて…
ビレイの記録をfacebookより転記。

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tak、シェイク完登。

何かを達成した人を見て、初めて何も言葉が出てこなかった。
自分のクライミングで泣いたことも無いのに、他人のクライミングで感動して泣きそうになった。

5年前、私もfainal missionをやり始め、二人とも登れば良い肉を食べに行こうと約束した。

その約束もようやく果たせる。

終了点の横にあるガバに指が掛かった暫く後、沈黙の空間に、もの凄い風が吹き抜けた。

こんな風を感じれるなら、もう少し早く付き合ってやれば良かった。

以上。

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5年前、
fainal missionに取り付き、そのあたりにtakも開始。
ただ私は運良く同年冬に完登、それからは中々訪れなくなっていた。

takはビレイヤを確保することに難航、故障も重なり年に数度のトライしか出来ていない状況であった。
去年は私と行った一回のみ。
今年こそはと意気込んでいたことだろう。

ただ、時すでに達しており、
実力はシェイクの強度を上回るものとなっていた。
現にシェイク以上の岩も登っている。

今年二日目の挑戦で見事に達成。

これは難度の問題ではない、
想い入れの話だ。
岩の上で感じた時間は、とても長く大切なものとなったであろう。
上を見上げる私にとっても貴重な時間であった。

私含む全てのビレイヤに感動を与えた完登。
近日動画もupされると思う、時間のある方は見てやって欲しい。

はじまりも終わりも、
運良くビレイが出来て良かった。

おめでとう。

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日帰り 日之影

以下、完全なる登攀記録です。
May.18
日帰りで日之影。久々開拓ではないクライミング。
気温も高めで狙うクライミングは出来ないと判断し、せっかくの遠出なのでみんな沢山の課題を触ることを目的に。

まずは最上流エリア。
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適当にアップして、まずは恰好良い岩に散らばるポケットを大きい動きで繋げる道筋、スワローテイルv11を。
これは幸先良く一撃。ただ、取り付く前何度かmoveを起こしたのでflashではない。

その後、みんなもう少し遊んでいたので数年前やったドンキーコングv11のルーフのみを試してみる。流石に上達を感じた。

移動、次はエンドゾーン。
まずはmax pain v10。これは直ぐに登れたが、マキシマムペインで即小指の皮が裂け終了。

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その後、対岸に見えるハングが気になり渡渉。
それが綾波の岩であった。

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綺麗に被ったボコボコの岩にポケットが散らばる面白い形状の岩。

ここでミナミv12にはまる…
沢山触る予定が、いつも通り打ち込みモードに入ってしまった。moveも辛うじてばれ、繋げトライに入ったころには一時間が経過していた。
それでもやり続け、疲労累積。最初の数便のリップタッチを境に、到達高度がぐんぐん落ち…最後は三手目が全く届かなくなり終了。

指皮も体力も完全に終了、そしてすでに15時過ぎ…まだまだ行きたい岩があるのに……。

いつも通りやってしまった…。

とりあえず、あと一つまわることにしたのは石棚エリア。傑作と言われるblackswanを見たかった。

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岩は魅力的、ボルダリングというジャンルを象徴される課題であった。
次回のために、20分程度トライをしmoveを粗方つくり終了。

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16:30、本来なら撤収時間であったが途中見た明日吐露に一目惚れ。
全くチェックしていなかったがこれは素晴らしい。

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慌ただしく登り、一日の幕を下ろす。
帰りの四時間の運転は地獄であったが充実した一日であった。

今回みんな登りに夢中で動画データが殆ど残っていない…
とりあえずぽのデータより、
スワローテイルと明日吐露。