絶望岩、濡れたホールド

手帳を見返さねば、もはやいつの事かもわからない11月のある日。
鶴見岳へ。

目的はローカルクライマーの案内、
利用するにあたって気をつけてもらうと良い点などは、やはり口伝した方が想いも伝わると思ってやや遠いが行ってみた。

人の岩登りに関して、私が書くことではないので極力書かないようにしているのが、
個人的には楽しんでもらえたのではないかなと思っているし、気持ちの入った登りも見れたので良かったと思う。


私自身はリピートメイン。

登って見て思ったのが、グレードが多少ずれているということ。
2003年あたり、ようは10代の時に登ったのが特にあてにならない。
実家に長期滞在する時に一旦見直そう。

少しだけ絶望岩のprojectをやった。
相変わらずスタートとしているholdは濡れていた。
ここ5年、乾いているところを見たことがない。

いつ乾くのか、とりあえずその状態でやってみると思いのほか感触が良い。
これは常盤V12やエトピリカよりも登りやすいだろう。

問題はいつ乾くか…、もしくはこのまま登りきるしかないのか。
何にせよ、中央始まり中央突破のこのラインは登りたい。


わざわざこのために来るほどでもないが、帰省して暇が出来た時にでもやろう。


夕暮れに降り行くゴンドラを見て、昔を思い出した。
よくボロボロになりながらも今と同じ光景を見て、充実した1日の終わりを感じた。

あの頃よりも遥かに登攀能力は上がったし、
時間と労力の費やし方は上手くなった。
ただ熱の込め具合は如何なものか…

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